2018夏の甲子園 第7日

愛工大名電、報徳学園が3回戦へ=龍谷大平安は甲子園100勝―全国高校野球第7日

 早いもので大会が始まって今日で1週間になるのだが、7日目の第3
試合から2回戦となる。

 注目カードは第3試合の報徳学園-聖光学院戦で小園を中心とした攻
撃力を誇る報徳に対し、福島から12年連続出場している聖光学院は予選
全試合で2失点以内に抑えているわけで報徳の攻撃力と聖光の守備力の
戦いになるのか。

 第1試合は甲子園通算100勝を目指す龍谷大平安に鳥取城北の難波が
立ちはだかるわけだが、予選で70得点を挙げた平安打線をどこまで抑え
られるか。

 第2試合は青森予選5試合でチーム打率410で9HRと爆発した八戸学
院光星打線に対し、福谷と加田を軸とした明石商投手陣が挑む形だろうが
打線が光星投手陣から1点でも多く得点し負担を減らしたい。

 第4試合は話題のチーム・白山が強豪・名電に挑む形だが、正直言って
どこまで食い下がれるかだろう。

 第1試合:龍谷大平安 3-2 鳥取城北

 1回に平安はヒットで出塁した1番をバントで送り3番の3ベース
で先制すると、4回にも先頭打者がヒットで出塁し併殺で2アウトに
なるのだが7番がヒットで出塁し暴投で2塁に進むと8番のタイムリ
ーで追加点を挙げて2-0とする。

 6回に7番&9番の連打から1アウト1・3塁のチャンスを潰した城
北は8回にヒットで出塁した7番が内野ゴロで2塁に進み、9番&1
番の短長打で追い付く。

 追い付かれた平安は9回に2アウトから1番が歩き2盗&3盗を
決めた後、2番がレフト線にタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。

 序盤の平安は1回に先制した後なおも1アウト1・3塁でWスチ
ールを仕掛けながらホームでアウトになるなど毎回ランナーを出し
ながら8回まで2点しか取れない展開で、城北も8回に追い付いた
後に1アウト1・3塁で勝ち越せず最終的にこれが響いた形だった。

 第2試合:明石商 8⑩9 八戸学院光星

 1回に光星がヒットで出塁した1番を3塁に置き4番の2ランで
先制すると、その裏に明石も1番&3番のヒットで1・3塁からWス
チールを決めて1点を返す。

 2回に光星が1アウトから8番の2ベースと四球で1・2塁から1
番&2番の連続タイムリーとエラーに4番のタイムリーで一挙4点
を追加すると4回にも1番&2番の長短打で更に1点を挙げ7-1
と突き放すが、その裏に明石も1アウトからエラーと2ベースで
2・3塁から8番の内野ゴロと9番のタイムリーで2点を返し四球
と連打で一挙4点を返し7-5とする。

 光星も直後の5回に4番のHRで8-5とするが明石は7回裏に
四球とヒットにバントを絡め、1アウト2・3塁から6番のポテンヒ
ットで1点返すと7番のタイムリーと8番のスクイズで遂に追い付
く。

 それでも何とか踏ん張った光星は延長10回に1アウトから四死
球で1・2塁とし 、2アウト後9番がレフト前に打ち返しレフトが
弾く間に2塁ランナーが返り決勝点になった。

 2枚看板の2人目を投入しても4回表終了で7-1だったのでワン
サイドもと思われたが、ここから明石も粘って4点を返したところ
から一気に熱戦になり終わってみたら光星の12安打に対して明石は
13安打を放っているのだから健闘どころか十分勝機はあった。

 7回に追い付いた後や8回もチャンスがあったところで勝ち越し
ていれば一気にペースを握れたのだが、そこを踏ん張った光星・
中村が見事だったというべきだろうか。


 第3試合:報徳学園 3-2 聖光学院

 1回に報徳は1番が2ベースで出塁するとバントで3塁に進み3
番の内野ゴロで先制すると、その裏に聖光もヒットで出た1番をバ
ントで送り2アウトから4番のタイムリーで返し同点。

 追い付かれた報徳は3回に再び1番が2ベースで出塁しバントで
3塁に進むと3番の犠牲フライで勝ち越したのだが、聖光は6回に
4番以下の3連打で追い付くものの2番手の木村から後続を絶たれ
逆転ならず。

 迎えた8回に三たび1番が2ベースを放ちバントで3塁に進み3
番のタイムリーで勝ち越すと、そのまま逃げ切った。

 3-2で競り勝った報徳の全得点は1番の小園が2ベースで出て
2番の村田がバントで送り3番の長尾で返すというパターンで、こ
ういうのも珍しいだろう。

 聖光にとって悔やまれるのは6回に追い付いてなおノーアウト
1・2塁、7回も1番が内野安打で出塁し2番が歩いてノーアウト
1・2塁を2度にわたって得点できなかった事で、いずれかで勝ち
越していれば流れがどうなったか分からなかっただろう。

 第4試合:白山 0-10 愛工大名電

 1回に名電は1番が内野安打で出塁すると牽制悪送球で3塁に進
み2番のタイムリーで先制し、更に4番のヒットで1・3塁から5番
の併殺崩れで2点目を挙げ盗塁と6番のタイムリーで3点目を挙げ
優位に試合を進める。

 以後は立ち直った白山・岩田が踏ん張っていたが5回に1番から
の3連打で1点を追加すると、4番の1ゴロで2・3塁とし5番の2点
タイムリーに7番もタイムリーを放ち7-0として勝負あり。

 8回にも2本のHRで2点を追加するなど10-0で快勝。

 白山は8回に1アウトから連打が出たのが唯一のチャンすらしい
チャンスだった。

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