グリッドマンのファンタジー作品・アノシラス編

 BS‐11でOAされている電光超人グリッドマン6話・恐怖のメロ
ディでは、初めてコンピューターワールドに住むキャラが登場する。

 電子楽器のコンピューターワールドに前回登場した再生バギラが
侵入し破壊工作を行っていたところに登場すると、バギラを倒して
しまう強さを見せたものの武史の悪意に満ちたメロディを注入され
凶悪化してしまうというもの。

 6話目にして初の複数怪獣が登場するというEPだけでなくユニ
ゾンという音の精霊がコンピューターワールドに住んでいて、凶悪
化したアノシラスを元に戻そうと奮闘するシーンまであるわけだか
らファンタジーもの系になるだろう。

 精霊と怪獣という組み合わせは61年のモスラから続く怪獣ファン
タジー系の定番でウルトラマンではヒドラ編やウー編などが、これ
にあたるのではないかと思われる。
 
 ヒドラの場合は交通事故死したムトウ・アキラ少年の霊を乗せて
いた事からウルトラマンはヒドラを倒さずに逃がしたのに対して、
ウー編では雪ん子と呼ばれる少女が村人から迫害されて怒って街に
出現すると最終的に雪ん子が追い回されて最終的に命を落とすとウ
ルトラマンと対峙したまま消滅するという悲劇的な結末。

 これらは共に第1期ウルトラのメインライター・金城哲夫の作品
だが、第2期になると帰ってきたウルトラマンのムルチ編でメイツ
星人が封印した怪獣ムルチが暴徒と化した街の住人達から殺害され
ると封印が解けて暴れまわるというもの。

 とりあえずユニゾンはコンピューターワールドの住人だから一般
人とは絡まないのでウー編やムルチ編のように迫害される事はなく、
グリッドマンもユニゾンの言う事を信じやすかっただろうし ゆかの
フォローによりアノシラスが正常に戻った形で最終的にお礼として
アシストウエポンであるプラズマブレードとバリアシールドをグリ
ッドマンソードとしてパワーアップしてもらう事になるのだった。

 ただティガ以降の平成ウルトラならユニゾンがどこかで再登場し
てもおかしくなかったのだろうが、当時の技術では合成などの経費
や手間がかかり過ぎるため今回限りになったのは残念だ。

 もっとも昨年のアニメ版では怪獣少女・アノシラス2代目として
響裕太の前に現れ、物語の舞台であるつつじ台についてアドバイス
するのだが。

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