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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

こんな暗算はどうでしょう?

2007-11-18 17:23:21 | Weblog
前から数えることが大事で、単価や数をたくさん知っていることで、いろんな暗算ができると書いてました。

たとえば、番町1丁目で、1000㎡の更地を買った会社があるとします。

はい、これで、何店の飲食店が増えるだけの需要ができるでしょうか?

これだけで、だいたいわかります。
もちろん、正確にわかるわけがないのですが、原則がわかれば、応用が利きますし、何か始めようとするときに、とっかかりをつくる嗅覚につながります。

1000×4×0.7÷7÷100=4

だいたい4店分の飲食店の需要ができるというのが、高松の中心部でのスタンダードな考え方になると思います。

これはほかの人が言ってるかどうか知りません。
自分では、オリジナルだと思ってます。
似たことは、いろんな人が言ってると思いますが、これ自体はオリジナルだと思うし、うどんジムが普段考えていることの中から自然に導かれたものです。

土地の取引事例や立地の属性を知っていれば、何億円の土地を買ったかがわかるだけで、需要がわかるかもしれません。

まず、1000㎡の土地を番町一丁目でわざわざ買うからにはビルを建てるに決まってます。もともとのオーナーが廃業して、駐車場にすることはあっても、わざわざ買った人はまずビルを建てるはず。

すると、容積率は、300%か、400か、600か
まあ、後で調べればわかりますし、場所にもよりますが、400で置いときましょう。

そして、だいたいオフィスビルの執務室比率は、70~80%だし、一人当たりの執務室面積はだいたい、7㎡とか8とかそんなもんです。

高い土地を買うからには、公開空地をつくって特例を狙うとこさえあるんだし、容積率いっぱいまで普通は建てるし、合理的に設計して、合理的に効率よく、配置しようとする限り、執務室比率や一人当たり面積もそう大違いはどこでもしません。

そして、高松市の中心部での飲食店の数は、だいたい昼間人口100人で、1店あります。
まあ、働いてる人の6、7割が、食べに出て、昼の単価が5、600円と置いたら、個人店が、まあ、やってけるか、晩もちょっと稼ぐかというところで、土地の事情と個人店の損益計算の数値のつじつまがちゃんと合います。

街中のほとんど何を見ても、これぐらいの暗算を自由自在に操れるようになると、ビジネスチャンスへのアンテナの感度はかなり良くなると思います。

もちろん、正確ではないんですよ。
ただ、普通の人は、何億の土地を買ったら、何人の人が働くかは、直感では、正解の両側に一桁ずつずれて、言う人によって数十倍の差が出て、参考にもとっかかりにもなりません。

上の暗算のようにスタンダードがあれば、多いとこと少ないとこで、倍も離れればいいとこで、具体的なアイディアに結びつきやすくなります。

番町一丁目の、平均空室率は、14%ぐらいなので、これで補正するかどうか?
新しいビルの空室率ってのは、そんなにないでしょう。
古い、インテリジェント対応してないビルこそ空室率を上げるでしょうが?
まあ、自分がやるなら、保守的に、9がけとかしてもいいかもしれません。

将棋じゃないけど
お金や組織のような駒がないと将棋にならないので、嗅覚だけで商売がうまくいくわけではないので、うどんジムも、駒をたくさん持ってる人にあっさりやっつけられるかもしれませんが、これは一つの戦術の種のようなものでしょう。

ちなみに、うちで1番か2番にお客さんが多いビルは、だいたい300人働いてるそうです。
機会をつくって、総務の人に聞いてみました。

じゃあ、これぐらいのビルがいくつならんでるかで、中央通りのうちの近くの両側300mで何人執務してるかは正確ではないけど一つの見当はつくでしょう。
ちなみに、うちのまわりになると空室率は20%強ぐらいはあるのではないかと思ってます。

逢い見ての後の心に比ぶれば

2007-11-18 17:03:07 | Weblog
百人一首大会をうちの主催でやる予定ですが、自分で企画せずに、日時や開催規模など主な自分の意向を伝えて、3万円とか運営予算をお渡しして、ときどき報告を求めて、協会にほぼ一任してしまおうかなあ。
その方が長続きするし、企画もうまくいくかもと思わんでもない。

県内の競技人口は、高松高校の生徒さんが多いので、協会の役員だけじゃなく、生徒さんに企画をしてもらうのも、社会勉強の機会に参加してもらうことになっていいかも。

さて
逢い見ての後の心に比ぶれば昔はものを思わざりけり

という権中納言敦忠
の歌があります

現代風に露骨な言葉でいうと

一緒に寝て、朝、別れ別れになろうとするときの切なさに比べたら
逢う前の「逢いたい」と思った恋しさなんて、何も思わなかったようなものだよ。

ってとこでしょうか。

これは、コンサルティングとかコーチングの様々な面で応用できる、根本原理のような気がしませんか?

人肌のぬくもりや心の底からの心地良さの後に隣にいる愛しい人
というリアリティーの強烈さ

逢う前というのは、いかに思いが強くても、時間が経っていて、思いが若干抽象的になります。
目の前にいる恋しい人と別れようとするのとはまた違うと思う。

最近の事件でも、別れ話で、刺したとかいう事件がちょいちょいあります。
客観的には、フリー状況に戻るだけだと思うけど、もてないときがあって辛かったとしてもその人はたぶん人を刺したり襲ったりはしなかっただろうと思う。
また、子供ができなくて悩む夫婦の辛さも切実でしょうが、不幸な事故でお子さんを失う辛さに比べたら、客観的に、どっちもいない状態で同じじゃないかってことにはならないはずです。

抽象的に飢えるよりも、リアルを失う方が、痛切というのは、根本原理だと思う。

裏返しとして、成功したことのない人で成功欲求が強い人よりも、成功体験のある人の方が強いと思うことが多々あります。
ないものを求めるよりも、リアルなとこから出発する気持ちの方が強く、モチベーションを確実に高めるのかもしれません。

ポジティブな欲求にリアリティーを与えることができる。
このことが多くの場合に、強さを生む原点のように思う。

今日のできごと

2007-11-18 16:10:25 | Weblog
朝から某うどん店にカレーうどんを食べにいった。
香川町まで自転車で行った。
ついでに、某有名店や、定食屋さんにも寄った。

飲食店じゃないけど、某所で、長崎のあじのじゃこ天を食べた。
宇和島のじゃこ天が有名だけど、正直、今まで、ここのほどうまいと思ったのはない。
これは、無理してでも、店に置いてみたい。
これで、お客さんの反応が悪かったら、うどんジム、自分のセンスを疑うようになるなあ。
「おいしくなかったら○腹します。」と亀○大○なら、口が滑ってしまうかも。
さて、どう仕入れるか。
ここは、宅配はしないらしいし、瀬戸内町の方の市場にあるのかもよくわからない。
ここに買いに行くのは、普通にはちょっと無理があるけど、試し置きして評判が良かったら、無理してもいいかも。

はじめて、コトデンの空港通り駅(正確な名前忘れました。たぶん合ってる?)を見た。
自転車だと、ここを通るのが自然。

インターネットカフェに入って、久々に更新。
野口みずきさんが、やっぱり優勝ですか、渋井さんはどうしても、調子が落ちだすともろいですね。
東京国際でこのタイムなら、間違いなく、野口さんは世界最強でしょうね。
高橋さんの全盛時でも、東京でこのタイムはちょっと難しいと思う。


中央通りの上天神以南は、開業以来、はじめて通りました。
2年前にあった飲食店のうちかなりがなくなってますね。

正直、うどん屋をやってみて、飲食店で流行ってないお店かどうかとか、流行ってないお店のどこが良くないかは手に取るようにわかります。
あまりにも簡単で、言うのは簡単だけど、やるのは難しいとかそういうもんではありません。
言うのもやるのも簡単なことです。
ただ、何らかの事情で売れなくなってくるとモチベーションが下がって、店の客席のど真ん中に大きなくもの巣が張ってても、従業員目線で気づかないのかも。
ここはほんとに美味かった。

それに、駐車場に入れる砂利は、舗装しないんだったらケチったらいかんと思う。
ここは、流行ってるんだけど、これから北より、西よりの風が強くなると、砂利が寄るし、砂利が寄ると、砂ぼこりが強烈に、ちょっとドアを開けると店内に入ったりするだろう。
革靴とか、女の子がブーツとかはいてたら、そこにほこりがついたのが一目瞭然になるでしょう。

今日は、強風でした。
のぼりが飛んでいって、畑に散乱してるお店があった。
中に電気がついて人がいるのに、1つでなく、3つも4つも。
やっぱり、流行ってなさそうに見えるんですよね。
こういうの見ると。

よく、「言うのは簡単で、やるのは難しいと」言う人がいて、それは真実だと思う。
ただ、難しいことで苦しんだときに、やるのも簡単なことまでできなくなって崩れていくか、やるのが簡単な範囲ではきちんと踏みとどまるかが大事だと思う。

みんなが難しい範囲はほかもできないから、許容が入ると思う。
物事は他店との比較論の部分が大きいから。
ただ、やるのが簡単なとこまでできなくなってくると、やばいと思う。
そのお店は、その店の真ん中のくもの巣さえなかったら、「美味いとこがあったよ」とみんなに宣伝したくなるほどのお店だった。
それだけに残念。
聞いてみたら、今まで3店ぐらい「やってはつぶし」を繰り返しているみたいだけど、全部行ったことがあって、どこも、まあまあ美味かったように思った。
でも、若い店員どうしが大声でおしゃべりにハメを外して、カウンターのお客のすぐ前で、身内話で大爆笑とかしてるのが聞こえたことがある。
スタッフ同士には、お客さんに内容が聞こえるような大声の世間話は絶対に許してはいけない。
もっとも、手作業ができるスタッフでも、直らないなら絶対に辞めさせるべきでしょう。
店作りの根幹を損なうのだから、作業能率うんぬんの問題ではない。
大声で世間話をスタッフ同士でするパートはお店の芯からつぶすと思って間違いないと思う。

こうやって、自分がお客目線になって、痛烈に感じると、自分のことも痛烈に気をつけたくなるので、他店のダメ出しもときには、いいと思った。