この20日に
「高齢者障害者移動円滑化促進法」が施行されました。
ようは
建設省と運輸省がくっついて
病院や福祉施設などの利便性や安全性を高める「ハートビル法」という建設省所管のと
利用者の多い駅のバリアフリーを進める「交通バリアフリー法」という運輸省所管のが一緒になっただけ。
ひどい縦割りが正常化に向かっただけとはいえ画期的と思う。
駅や病院の整備とか点だったものが面的なものになっていくとこが大事。
対象が駅や建築物中心から、道路、都市公園、駐車場などにも広がった。
さて
ユニバーサルデザインというのは、バリアフリーのような物理的な障害から、年齢による携帯電話やパソコンへのなじみのような物理外の障害も含めて、どこでも誰でも使いやすくというものと理解している。
ここで、道路と信号番号システムに話を持っていくと
電話やCMで場所を説明されて、道や現地を知ってないとわからないというのはユニバーサルデザインの考え方から軽減・解消に向かうべきことでないでしょうか?
地名や現地の様子や道を知らないとか
漢字が読めないというのは
物理外のハンディだと思います。
外国での運転なんか、現地の言葉が達者でなくてもできないと、EU圏やアメリカのようなどこからでも人が来て経済活動をしないといけない地域では困りませんか?
外国人は日本語しゃべれるようになっても地図の漢字はなかなか読めるようになりません。
日本人でさえ地名の漢字は難儀するのに。
地名や目印で説明する案内も今は当たり前のように思えるかもしれないけど、構造的に眺めるとけっこう無意味にガマンさせられているハンディでは?
幹線道路への信号番号の設置は、地域のユニバーサルデザインを推進し、ヒューマンウェア・ソフトウェア重視の地域として、内外に広く宣言する重要な意味を持つといえないでしょうか?
ご存知のとおり、メートル法はフランス革命によってもたらされました。
メートル法とフランス革命に直接的な因果関係を感じない方もいらっしゃるかもしれませんが、これは必然性の高い流れ。
幹線道路への信号番号の設置が、ユニバーサルデザインの推進になることは当然として、ヒューマンウェア、ソフトウェア重視、知財・付加価値重視の地域であることを力強く宣言するものであるというのも同様に必然的な流れ。
地方都市圏が製造業中心から脱却し、地域循環性の高いビジネスに強い産業ビジョンを持つことと密接な関係があるというのは感覚的にどうでしょうか?
詳しくはもっと書けると思うのですが追い追いと。
さて、12月19日付けの四国新聞で、香川大学大学院の地域マネジメント研究科の 高塚 創 助教授が、「知的創造サービスで高松の拠点性を強化しよう。」とおっしゃってます。
この中には、コンサルティングや広告業が入ってます。
そもそも、コンサルティングというのは、共通のシステム・ノウハウによってもろもろの無駄を一括的に軽減していくという発想ととてもなじみがいい。
「全体最適化」という概念ともすごくなじみがいい。
さて、うどんジムはわが店のラジオCMを来年の早いうちに始めようと思ってます。
うちのような街中の駐車場の無い店はラジオCMしても効果について疑問がありますが、目的は大きなものだけでも5つ6つあります。
①単に楽しみとして、一回つくってみたかった。
②なじみのお客さんが局の関係者。
③お店に来れない知り合いに広く、「そんなにひどい経営状況でもなくやってます。」と挨拶がわりに。
ほかにもっと大きなもので、ちょっと書きにくいものもあります。
言えるもので他には、信号番号設置システムの実利的で即効的な重要性や優秀性を当事者として確認したかったというのもあります。
モチベーションとしてはこれが一番かも。
うちの店の場所を地名や目印でラジオで説明しても、丸亀や引田の人にわかると思えません。
それが「国道11号○○番信号、東へ100m」で一発でわかる。
丸亀からゆめタウンにしか行ったことがなくても、「あと10個ほど信号を進めばいいのね。」で感覚的にピンと来ます。
「1たす1は2」をタイやエジプトの人に日本語で説明してたのを普通に数式になおしてわかりやすくするようなものです。
もちろん、今、信号設置箇所に番号パネルはないので、その説明は使えませんが、熟度の高い当事者として、今後、主張していく足がかりになると思っています。
はじめて来た人どころか来たことの無い人にもわかりやすい地域空間の構築。
これぞユニバーサルデザイン!
それに、視覚に頼れずに1スポット20秒のラジオ広告の従来の限界を一つ越えてるでしょう。
広告業の発展に寄与するという意味でも、一例ですが、知財重視の産業ビジョンづくりに貢献してます。
場所の説明ができないからラジオCMを敬遠していたお店なんかも、やってみようというところが増えれば、ラジオCMの単価も上げられる可能性があります。
付加価値が上がったといえると思います。
この信号番号システムは熟度が低いと某行政の政策担当者からいわれたことがありますが、この方には、自分が直接説明してないし、きちんと現場感覚で考える時間もない状況で聞いたと思うので、理解が不足していたのだと思います。
今日、明日にすぐに実利が出るもので、香川の地域づくりの根幹に広く深く関わるものではないでしょうか?
なんせ、交通量の多いほとんどの道路にあまねくつくので、知財重視やユニバーサルデザイン推進の象徴として目立つことは間違いありませんし、全国のメディアが取り上げることも間違いないでしょう。