「海外で見かけた注目の車」シリーズ、久々の掲載ですが、これが何と100回目。
よって、今回は、従来までの流れ(オランダ・ベルギー編)から離れて、別の車をご紹介します。
それが、この「トラバント」。
ドイツが、まだ、東西に分断されていた頃、東ドイツで生産されていた車で「段ボールで出来た車」として有名でした。
実際のところは、紙で出来ている訳ではなく、綿や紙パルプを混ぜ込んだ繊維強化プラスチック製です。
車体は軽いでしょうが、衝突安全性が心配ですね。
エンジンは直列2気筒の2ストローク。
594cc で 23ps です。
この写真を撮ったのは1996年。
ベルリンの壁・崩壊から少し経ったドイツです。 ※壁の崩壊は1989年。
先の「段ボールで出来た車」という説明を添乗員さんがされるものですから、街で見つけた「トラバント」を指でペコペコと押している人も多かったです。
私は、そこまでやりませんでしたが、どの車もボディ表面が劣化しており、相当、古い車に見えました。
また、この車が最新の「ベンツ・Sクラス」なんかと並走しているのを見ると、歴史や時代の流れを感じずにはいられませんでしたね。
あと、この旅行、「ドイツ・オーストリア・チェコ・ハンガリー」と周るツアーだったのですが、まだ、ユーロもない頃で、国境を越える度に両替をしていました。
これも、今となっては懐かしい話です。
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