tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

2005 SHOT SHOW JAPAN 春の部

2005年04月02日 23時18分09秒 | エアーガン/実銃
ここ10年ほど、エアーガンや輸入品販売の小売店が複数出店して展示即売会を行う、ショーが東京では盛んに行われている。今知りうる限りでも、「東京激震祭」「ブラックホール」とか。

こちら関西では毎年、年に二回「SHOT SHOW JAPAN」を行っている。東京で行われるものとは少し規模が小さいが、それでも貴重な「お祭り」である。初めて行ったのが95年だったと思うから、10年くらい通っていることになる。その当時は開催が年1回だった。だから極めて重要な位置づけでもあった。その当時は、いろんなエアーガンメーカー(製品を開発し、発売する方の)もブースを出して、盛んに自社製品をアピールしていたものだが、業界を震撼させたブローバック機構(エアーガンの作動方式)のパテント問題に端を発した、裁判などで、各メーカーもすっかり疲弊し、ブースを東京方面のショーに限定し、関西のこちらでは出さなくなった。唯一メーカーが出しているのは東京マルイハートフォードくらいである。ここのブースで気に入った製品はだいたい購入している。消費者にしてみれば、こうしたプレゼンが楽しいのだ。

さて、今回も次期主力電動エアーガンの「M14」が出品されていた。とはいえ、ケースの奥に飾られ、まだ手に取ってみることが出来ない。開発途中の製品らしく、明確な発売時期などはまだ未定の段階だと言うことだ。写真を撮らせていただいた。全部入れるのが大変だった。撮影許可をくれた東京マルイ広報部の諸岡さんにお礼申し上げます。M14はアメリカ軍がベトナム戦争の初期に使用していた軍用ライフルである。連射時、そのすさまじい反動から、とても使い物にならず、10年くらいでM16へ更新された。

その隣では、いよいよ登場! 「SIG SAUER P226」である。

10年前、「タナカ  SIG SAUER P226」を購入した。その性能はすばらしく、癖をつかむまで撃ち込んだピストルである。しかし、何度も修理を行ったことを思い出せば、耐久性が低いエアーガンだった。実銃の持つ操作性と、限界まで練られたエアーガンの作動性(パワーアップという意味ではない)が両立した最高の製品だったが、ここ3、4年使っていない。

そもそも、実銃のP226はその前身であるP220がスイス軍並びに自衛隊で採用されている。

1970年代の終わりから始まった、アメリカ軍の新型採用拳銃テストにともない、軍から出された要求にそって改良した。これがP226である。主な改良点は、マガジンキャッチの改修、弾倉内容量の増加、照準の変更など。同時期、アメリカ国内やヨーロッパ中の名だたるメーカーがこのテスト(トライアルという)に参加していたが、専門家の間では採用がほぼ決定したピストルだったが、政治的な要因から別な製品(イタリア製:ベレッタM92F)を採用した。しかし、プロの間における評判は高く、公的機関の採用も多い。

東京マルイの製品を試射させてもらった。反動は少し弱いが、ブローバックの速度がすごく早い。ハンドリングが良く、タナカの製品に見られたレバー操作時(ハンマーデコッキング)の作動性の渋さが存在しない。外観は、私もいくつもの製品を見てきたが、極めて良好である。価格もこのクラスでは14800円。実際の小売店ではもっと安くなる。欲しくなってきた。

ここ数年、新製品の開発スピードがかなり遅くなってきた。話題で客をつなぐという側面もあるから、小売店にしてみれば、かなり苦しいという話をあるショップの店員さんとしたことがある。私も商売の経験があるから、彼らの話がよくわかる。

今回のショーも、目立った製品がなかった。私も昔はボコボコ買っていたが、ここ数回は購入しないことがある。あってもパーツくらいか。
今回は、実銃メーカーのカタログを購入した。メーカーで二社だが、このデザインコンセプトが少し異なっていて面白い。それはまた紹介しよう。 

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