tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

ヘッケラー&コック MP5KA4

2005年04月16日 22時53分41秒 | エアーガン/実銃
昼間の1時間ほど、近くの山へエアーガンを撃ちに行ってきた。

写真の銃は当然ではあるが、おもちゃである。対象外(オゾン層を破壊するものではないという意味)フロンガスを使用し、連射機構もついている。勿論、モデルとなった実銃が存在し、なおかつそれが世界中の公用機関に高い評価を得て、購入されていた時期もあった。日本の警察もワールドカップの会場警備のために購入した。

写真のモデルには、大きさや仕様にいくつかのバリエーションがあって、日本の警察が持っているのは、これを少し大きくし、肩当ての部分がついたものである。写真のモデルには肩当ての部分がない。めんどくさいので、肩当てを「ストック」と名付けて説明する。

実銃が世界中の公用機関で受け入れられたのは、並外れた命中精度を持っていることだった。だが、それはストックがあってはじめて得られるという話で、写真のモデルはストックがなかったから、なかなか売れなかった。こんな中途半端なモデルがどうして作られたのかというと、有名人の身辺警護を行う集団がメーカーにリクエストしたとか。それで作ってみたが、どうしても販路が限られる。仕方なく、これに対応するストックを製造して販売したパーツメーカーがあった。アイデア商品ともいえて、使わない時は折り畳んでおける。その結果、本体とあわせて爆発的な売れ行きをみせたという。

はじめてみたとき、私も使用目的がはっきりしなかった。命中精度の高い銃を適当に乱射するという使い方しか思い浮かばなかったからだ。実際、映画のなかでもそんな使い方をしている。ちなみに、日本のおもちゃとして人気がでたのも映画で頻繁に使われるようになったからだ。

日本映画で一番最初に出たのは東映Vシネマの「クライムハンター2」だったと思う。1989年に制作された。バブルの一時期、ビデオで売り出すためだけの映画を作っていた。これは劇場公開しないことを前提としている。当時、エアーガンメーカーが製品として販売する直前の試作品を撮影用に提供してもらい、上記の映画に出したが、あとあと考えてみると、全長30センチくらいの小さなマシンガンで武装しただけで、主役が30人以上いる敵のアジトへ乗り込んでいくのだから無茶も良いところだ。こんな無茶なことをする人間はアメリカにもいるもので、「バットボーイズ」という映画でも使われていた。

このエアーガン、買うつもりはなかったのだけど、実はこれの内部パーツを懸賞応募に出したら、たまたま当たってしまった。その結果、本体を買うことになった。

エアーガンとはいえ、すごい早さで連射ができ、命中精度が高いにも関わらず、狙って撃つことが出来ないから、いまだに自分のなかで評価が定まらない。

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