tyokutaka

タイトルは、私の名前の音読みで、小さい頃、ある方が見事に間違って発音したところからいただきました。

真の軍人の生還を願う

2005年05月11日 23時21分36秒 | ニュース
拘束の斎藤さん「銃撃戦で被弾」 同僚が目撃、証言 (朝日新聞) - goo ニュース

私が斉藤さんを知ったのは、「アームズマガジン」で狙撃の特集記事が組まれたときに、出られていた。当時、フランスの外人部隊に所属されていたときである。
外人部隊といっても、その多くが紛争地に送られることは少なく、ボスニア紛争時でもパラシュート部隊が出されたくらいだった。斉藤さんは、その多くの部隊のなかの狙撃部隊の一員だったように記憶している。実際、今回のニュースの写真を見ても、フランス軍用狙撃ライフルである「FR-2」をかまえている写真を見かけた。

その特集記事の内容も私自身はっきりと覚えているのだが、そこから感じたのは本物の軍人だという印象だった。

通常、ゲリラ戦の戦闘では、襲撃された方は出会い頭に殺される。彼が重症を負ったにもかかわらず、生きているならば(そう願いたい)彼が非常に錬度の高い兵士であったことを意味している。

無事生還を願いたい。

追記:アームズマガジンの記述の誤読で、斉藤さんではない別の方が書かれた内容であると、再調査でわかりました。お詫びと再検証を5月16日のブログで書いています。あわせてお読みください。

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2 コメント

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おはようございます。 (harunoogawa2001)
2005-05-16 08:55:37
この記事についてのお話をもっとお聞きしたいです。こんな事を書くと不謹慎だと思われるかもしれませんが、こんな事がほんとにあるのだと、ただただ驚いています。
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大変申し訳ありません (tyokutaka)
2005-05-16 22:21:56
アームズ誌で見たのが、斉藤さんだと文中で書きましたが、本書が手元に無い状態の記憶だけで書いたので、改めて再確認を行った結果、斉藤さんではなく、ホンダさんという方の書かれた記事だと判明しました。関係各位にご迷惑おかけしたことをお詫びいたします。



しかし、報道で斉藤さんが狙撃銃を伏せ打ちされている写真が公開されていますから、狙撃任務につかれていたことも事実のようです。体験的に狙撃銃(FR-F2)を使うことが出来るというほど、ゆるい選抜システムでもないようです。ちなみに外人部隊の狙撃手になるには、非常に厳しい試験をパスしなければなりません。



個人的な誤読の元となったアームズ誌を詳しく読むと、月に一度、仏軍用のFA-MAS自動小銃で射撃試験が行われ、200メートルの距離では伏せ打ち、25メートルでは緊急展開用の射撃スタイルであるへそのあたりにストックを付けて連射する姿勢を取らされます。FA-MASは全長の短いライフルですが、200メートルでも射手の腕がしっかりしていれば、よく当たるとのことです。ですから、200メートルで全弾、もしくは90%の命中をおこない、その集弾もかなり小さなものでなければ、狙撃訓練は行わせてもらえません。



そもそも、狙撃手は人気の高いポジションであるため、希望者は多いが、視力と射撃成績が第一関門となり、次に小隊隊内で狙撃手に向くかどうかの判断がされます。一発の狙撃の正否が状況を左右する訳ですから、当然ですし、それ以上に狙撃手が他の隊員にとって命を託せるかどうかの判断のもとで可否が出る訳ですから、技能と同じくらいの人間としての信頼が判断されるともいえます。人間としての信頼は、我々日本に住む人間に取って、人間としての理性から狙撃をためらうような心理のことではないのはもうわかると思います。つまり、生身の人間を乱射で撃つのではなく、確実な意思と腕で倒す訳ですから、それは鉄の意思が必要になります。しかし、彼らを人間性を失った殺人集団と見るのは、私でもためらいがあります。



ホンダさんの場合、200メートルの距離で拳大の大きさに全弾を集めることが出来たそうです。確実な腕と言わざるをえません。



あらためて、間違いに対しお詫びいたしますが、ホンダさんの記事から得た情報をもとに、斉藤さんの横顔を想像した時、軍人としての確かな知識と経験、実力を持っていた人と改めて認識しました。

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