残業やら風邪やらで、結局思うように動く事が出来なかった今週一週間。その間にあのライブドアに強制捜査が入った。合法ぎりぎりの線での株の取得と、企業の買収。しかし私自身はその事に対してそれほど興味が無かった。もともと金の亡者とも言えるくらいの堀江氏だ。しかし、彼の「どれだけ持っていても損にはならないでしょう」という発言は私個人、反発よりも同意を示す。というのも、これだけあれば充分というのは、往々にして足りない状況が生み出される。だから私は財布には少し多めに金を入れている。使わなければただの見せ金だ。そう、使わなければいいのだ。しかし、多めに持たないのと持つのとでは大違いである。これは親から教えられた。うちの実家だけの特殊な事情でもないみたいだ。遥洋子も親から教えられた事を著書の中で書いている(『東大で上野千鶴子にケンカを習う』筑摩書房)
ところで、堀江氏はあれだけ金に固執する理由がある事は、何となく気づいていたし、その理由もわかってはいた。企業買収と言う手法でお遊びとしてとしてのマネーゲームを行っている事ではない事は確かである。私はおそらくWebに関連する事だろうと思った。あれだけ稼いだ金を使うとしたら彼の事だ、後にも先にもWebだろうとは思っていた。
インターネットの草創期に、その魅力に取り付かれた人間の、情熱はつい最近この世界に入ってきた私たちの比ではない。おそらくこの情熱はそっくりそのままモチベーションという言葉にも置き換えることができるであろう。
となると、ライブドアの本業たるインターネット関連の収益はどうなのだろうか?
実は今回の騒動が始まった当初から、そこへ話が落とし込まれるだろうと感じていた。そしてまた予想こそついていたが、正直なところその言葉はあまり聞きたくないというのが、本音でもあった。インターネットの業界にほんの少し脚を浸している人間にとっては、あまり良い言葉が帰ってくるようには思えなかったからだ。
望むと望まないに関わらず、ライブドアの内部事情が明らかになる。あれだけの大企業にありながら、インターネット部門の収益は相当な赤字を計上しているのだ。
これは他社の事情だと言えるほど、垣根の違いを認識できる世界ではないのである。ライブドアがあのくらいの状況だから、他のインターネット産業も同様と考えるのが普通だろう。
そのように見ると、次のような結論が見えてくる。すなわち未曾有の社会経済への影響を及ぼした今回の騒動の背景には、インターネットの凋落が大きく関係していることだ。
しかし、本当の作り手とは非常に小さな存在である。安定したその小さなつくり手を目指し、彼はタブロイドの餌食(今では一流誌もそうだが)になるような道を選択したのではないかと。
最後に堀江氏に聞きたい。
「最近自分で作ったホームページはどんなホームページですか?。それはかつてのように、インターネットに将来性と魅力を感じた時のように、楽しんで作れましたか?」と。
ところで、堀江氏はあれだけ金に固執する理由がある事は、何となく気づいていたし、その理由もわかってはいた。企業買収と言う手法でお遊びとしてとしてのマネーゲームを行っている事ではない事は確かである。私はおそらくWebに関連する事だろうと思った。あれだけ稼いだ金を使うとしたら彼の事だ、後にも先にもWebだろうとは思っていた。
インターネットの草創期に、その魅力に取り付かれた人間の、情熱はつい最近この世界に入ってきた私たちの比ではない。おそらくこの情熱はそっくりそのままモチベーションという言葉にも置き換えることができるであろう。
となると、ライブドアの本業たるインターネット関連の収益はどうなのだろうか?
実は今回の騒動が始まった当初から、そこへ話が落とし込まれるだろうと感じていた。そしてまた予想こそついていたが、正直なところその言葉はあまり聞きたくないというのが、本音でもあった。インターネットの業界にほんの少し脚を浸している人間にとっては、あまり良い言葉が帰ってくるようには思えなかったからだ。
望むと望まないに関わらず、ライブドアの内部事情が明らかになる。あれだけの大企業にありながら、インターネット部門の収益は相当な赤字を計上しているのだ。
これは他社の事情だと言えるほど、垣根の違いを認識できる世界ではないのである。ライブドアがあのくらいの状況だから、他のインターネット産業も同様と考えるのが普通だろう。
そのように見ると、次のような結論が見えてくる。すなわち未曾有の社会経済への影響を及ぼした今回の騒動の背景には、インターネットの凋落が大きく関係していることだ。
しかし、本当の作り手とは非常に小さな存在である。安定したその小さなつくり手を目指し、彼はタブロイドの餌食(今では一流誌もそうだが)になるような道を選択したのではないかと。
最後に堀江氏に聞きたい。
「最近自分で作ったホームページはどんなホームページですか?。それはかつてのように、インターネットに将来性と魅力を感じた時のように、楽しんで作れましたか?」と。