「姥ざかり花の旅笠」田辺 聖子（集英社文庫）

昔の旅の記録と言えば、
すぐに芭蕉の「おくのほそ道」を思い浮かべてしまいますが、
他にもけっこうたくさんあるんですね。
そういった旅の道中記など、ゆっくり読んでみたいと思っていました。
そんな要求にぴったりなのが、本書、「姥ざかり花の旅笠」です。
江戸時代、中年女性四人が九州から伊勢詣りに出かけた際の記録を、
作家・田辺聖子さんが案内解説してくれるものです。
伊勢から善光寺、そして日光、江戸はもちろん、
東海道を下って京都や大坂へも巡って歩くんですね。
これはぜひとも、日本地図を手元に置いて読み進めたい一冊です。

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「誇り」木村 元彦（集英社文庫）

現在は名古屋グランパスの監督である、
「ピクシー」ことストイコビッチ。
そんな彼の苦難のサッカー人生を辿ったものが、本書、「誇り」です。
彼の祖国であるユーゴスラビアをはじめとする東欧諸国では、
スポーツまでもが政治に左右されてしまうんですね。
そういった意味では日本は幸せです。
本書を読んでしまうと、自然と名古屋を応援したくなってしまいますよ。

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3位はキープしているものの、ブツブツ……。

ベガルタ仙台は昨日、訳があって福島での開催でした。
相手は現在最下位の横浜FCとはいえ、気が抜けません。
テレビ中継があったので、しっかり観戦しましたが、
ノムさんじゃありませんが、画面に向ってボヤキ続けていましたよ。
前半なんかロングボールを放り込むだけで、ひどいものでした。
後半、リャンの技ありゴールで先制、
中原の相手のミスをついての追加点で一応は勝ったのですが、
それ以外はあまり見どころのないゲームでした。
何とか3位につけてはいるものの、
上位2チームみたいな本当の強さはあまり感じられません。
攻撃パターンがあまりにも少なすぎる気がするんですけどね。
ディフェンス陣は頑張っているだけにね。

初めて見かけたので手に取ってみたのが、
「意志表示」岸上 大作（角川文庫）です。
著者は、昭和14年生まれですが、若くして自死したとのことで、
本書には、短歌、評論、日記、そして絶筆ノートなどが収められています。
こういう本をパラパラしてみると、
昔の学生さんはずいぶん頭良かったんだと感じるばかりです。
頭の構造が最初から違っているのでしょうかね。

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5点出品しました。

「意志表示」　岸上 大作（角川文庫）
「壁」　安部 公房（新潮文庫）
「女の男性論」　大庭 みな子（中公文庫）
「旅は俗悪がいい」　宮脇　檀（中公文庫）

「天に響く歌」　（ワニブックス）

以上、文庫が4点、単行本1点です。
皆さんが興味を引くような本がありますでしょうか。
画像は「天に響く歌」、
サブタイトルが「歌姫・本田美奈子の人生」です。

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「お天気博士の晴雨手帖」倉嶋 厚（河出文庫）

毎日、必ず天気予報で最高気温だけはチェックします。
何しろ、日ごとに天気も気温もコロコロ変わりますからね。
前日と10度差なんてこともよくありますし。
仕事の行き帰り、歩きながら空を見上げたりもよくします。
雲なんかもどんなのが出ているのか観察したりして。
かといって、気象などに関してはあまり知りませんけど。
こういう本、「お天気博士の晴雨手帖」でも読んで、
少し勉強してみましょうか。

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