古本を集めるのが生きがいさ!

毎日古本屋に出向き棚をチェックするのが至極の幸せ。今日の棚はこんな本があった!

市長選投票日。

2005年07月31日 21時16分24秒 | Weblog
午前中早々に仙台市長選の投票へ行ってきました。選挙権を得て以来、投票は欠かしたことはありません。
自分では当たり前のことだと思っているのですが、人に話すと(えっ、すごーい!)といった反応が返ってきて逆に驚いてしまいます。
中には「オレ、一回も行ったことないんだよね」なんて自慢げに言う人がいますが、こういう人は大人として認めたくありませんね。
毎回、選挙の度に不満に思うことは、あまりにも低い投票率です。
仮に投票率が40%だったとすると、10人いる中の4人の意見しか反映されていないことになります。
そう考えると、実におそろしいことです。半分以下のたった4人で決められているのですから。
ぜひ、投票には行くようにしましょう。結局、最終的には自分にはねかえってくるのですから。

さて、今日も追加で入れた中から選びます。地元、仙台を舞台に女性同士の友情を描いた「愛言葉」という文庫です。
作品の詳しい内容については、この本の紹介ページで確かめてください。文庫の棚のその5に入っています。
この著者の方とはこの本が出る以前に、仕事関連のパーティーで一度会ったことがあり、名刺を交換した記憶があります。
この1冊しか出ていないようですが、その後どうしているのでしょう。

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40冊追加完了。

2005年07月30日 21時27分47秒 | Weblog
さきほど文庫本40冊を追加しました。5つの棚に各8冊ずつ加えてあります。ぜひ覗いてみてください。
そのデータ作りをしながら、ベガルタ仙台のアウェー戦(対甲府)をテレビで観て、というよりほとんど聞いていました。
予想した通り、会場である甲府特有の暑さのためか、全体的に体のキレも悪く、1×2で惜敗。
どうも、夏場と南国での開催とかに弱いベガルタです。今後、一番の課題はこれでしょう。

さて、今日取り上げるのは、追加で入れた文庫の中から「石川節子」という一冊を。
この石川節子さん、あの石川啄木の妻だった人です。
啄木という人については、教科書で習った程度で、
(すごい貧乏で苦労し、借金ばかりだった)とか、(才能あったのに若死にしてしまった)などぐらい。
この夫人についてはほとんど知りませんでした。
たまたま、カバーの写真に引き付けられて読んだのですが、ただただ(ウーン、不憫すぎる…)と呻いてしまうばかりです。
夫の才能を信じて、ひたすら尽くすのですが、生活は苦しくなるばかり。
啄木と同じく、この妻・節子さんもやはり二十代で後を追うようにして亡くなってしまうのですが、
彼女は最後の最後まで、残された夫の作品や遺品を整理するのですね。
そんな陰の力があったからこそ、石川啄木という人の作品が今も残っているわけです。
読み終わった後、もう一度じっとカバーの写真を見ては涙ぐむだけの私でしたよ。

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明日また文庫を追加。

2005年07月29日 14時23分50秒 | Weblog
週末に、また何冊か追加できるようにと、文庫本のデータ作りにいそしんでおります。うまく行けば60冊ぐらい、最低でも30冊は増やすつもりですのでご期待ください。

こうして古本屋をやるに際して、とても刺激を受けた本を今日は紹介したいと思います。普通の古本屋さんに関する本ならたくさんありますが、これは文庫にしぼっている所が違います。その本は「ふるほん文庫やさんの奇跡」という単行本です。
ぜひ下記へアクセスし、単行本棚の下の段へどうぞ。この本の詳しい説明は、紹介ページの解説文を読んでみてください。とにかく、その信念と情熱には圧倒されるばかりですから。
私はこの本で古本に対する熱が一層上がり、それから文庫本集めに加速がかかったのはもちろんであります。

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古本市開催。

2005年07月28日 17時47分30秒 | Weblog
仙台市内の某デパートにおいて、恒例の「古本市」が今日からスタート。さっそくお昼休みに行ってきました。あまり時間がなかったので、ひとまずは文庫台をチェックし2冊ほど。あとは日曜にでもゆっくりと見回ることにしましょう。

本日は、やはり古本にちなんだものをまた取り上げたいと思います。「関西赤貧古本道」という新書です。あまりお金は持っていないけど、古本好きの中年男が、安くて面白い本をいかにして掘り出してゆくのか。その苦労話を楽しそうに語っています。
同類ともいえる私にとっては、やたら賛同できることばかりで、ますます古本買いに力が入ってしまった嬉しい一冊でした。
新書の棚に入っております。

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台風一過!

2005年07月27日 17時05分01秒 | Weblog
台風一過ってよく言いますけど、間違いだとは分かっていても、つい「台風一家」って思い浮かべてしまいます。そんな言葉いっぱいありますよね。例えば、「任期満了につき○○選が…」というのも、「人気」満了とつい勘違いして(人気があるのにどうして辞めるんだ)なんて文句を言いたくなってしまいます。
小さい頃に習った童謡なんか、けっこう正しい意味を知らないで歌っていました。「ふるさと」という曲なんかそう。「うさぎおーいし かのやま…」の部分はてっきり「うさぎは美味しい」と思い込んでいたし。卒業式に歌う「仰げば尊し」も最後の盛り上がる部分「今こそわかれめー」だって、涙でウルウルになってしまうのが「別れ目」なのかと思っていたし。探せばきっと他にもあるはず、こうした意味の取り違いがたくさん。

今年になって、植草甚一さんの全集ともいえる「スクラップブック」が再刊されました。このシリーズ、私にとっては感慨深いもので、出る度には買って読み全部揃えたものです。
おおげさかも知れませんが、植草さんは私にとって本を通していろんな事を伝授してくれた恩師と言えます。本を読むだけではなく、買ったり集めたりする楽しみや、映画やジャズについてもずいぶん教えてもらいましたし。読めないくせにマネをして、ペーパーバックもずいぶん買ったりもしました。

今日はそんな植草さんの本「鬼平対甚一」を取り上げます。
(あの植草さんが、実は池波正太郎のファンで「鬼平犯科帳」を愛読していた。)この組み合わせ、最初聞いた時は(えっ、意外!)と思ったものですが、これを読んで(なんだ、そうだったのか。やっぱり植草さんはスルドイ)と頷いてしまいました。もちろん、池波さんのもだいぶ読みました。

単行本の棚にそっと埋もれているはずです。どうぞ引き出して見てください。

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