「愛は揺らがない」 詩編 17編1~5節
詩編は、礼拝において「主よ、正しい訴えを聞き わたしの叫びに耳を傾け 祈りに耳を傾けてください。わたしの唇に欺きはありません。御前からわたしのために裁きを送り出し あなたご自身の目をもって公平にご覧ください。」と朗読されていたことを伝えています。礼拝において、神さまにありのままを見せて、神さまがどう判断されるかを含めて全て委ねていたのです。
また詩編は、「わたしの口は人の習いに従うことなく あなたの唇の言葉を守ります。暴力の道を避けて あなたの道をたどり 一歩一歩、揺らぐことなく進みます。」と朗読されていたことを伝えています。礼拝において、神さまの唇から出る言葉を守ることが一番大切であり、その結果として争いや戦争にならないように歩むべきことを確かめ合っていたのです。
神さまの唇から出る言葉とは、イエスさんの教える愛です。それは、時代が変わっても、人々の状況が変わっても揺らぐことがない教えです。私たちの守る礼拝においても、人が食べ物を口にし、水を飲んで命が養われているのと同じように、イエスさんの教える揺らがない愛こそが、私たちが互いに人間らしく生きるための命の糧であると確かめ合うことが求められています。