月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

K寺様のご法縁~ふだん着法話会~のはなし

2011年07月20日 21時42分02秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

(※記事をアップするのがおそくなりましたが…)

7月14日の夜
K寺様では「ふだん着法話会」が開かれました。

その名の通り、
ふだん着でお気軽にお寺にお参りしてくださ~い
というご住職様の思いがストレートに感じられるご法座でした。

開座の時間よりもずいぶん早くお参りされて本堂でゆっくりされている方。
お仕事を済まされてお参りされた方。
子どもさんを連れてお参りされたお父さん。

どなたも、昼間お疲れでしょうに…こうしてご縁にあわれるとは…ありがたいことです。


さて、ご住職様にお伺いしますと、お取次(ご法話)のスタイルも自由にしてください…とのこと。

悩んだ末に《可愛い菩薩さま》と題して、
幼い子どもたちの純粋で、愉快で、可愛くて、ありがたい…折々に話してくれたことばを紹介させていただいて、
その中から、《いのち》のこと、《阿弥陀さま》のこと、《やさしさ》のこと等々…
みなさんとご一緒にお味わいさせていただきました。


その中からひとつだけ…

「ママ~、ことりさんがないてるよ」
「そう、ことりさんがチュンチュンってないてるの?」
「ちがうの、ことりさんがあ~んあ~んってないてるの」

ベランダで死んでいる小鳥をみつけて、幼い娘は「あ~んあ~んって泣いている」と話してくれました。
まるで小鳥の痛みがわかるかのように…

子どものころは皆こんな感性を持っていたのでしょうに…
自分自身を振り返ってみても
いつの間にかいのちの痛みがわからなくなっているようでなりません。

子どもたちはピュアな《ことば》でいろいろなことを話してくれるものです。

《ことば》を大事にしたいものですね。
と…


和やかな中でのK寺様の《ふだん着法話会》のご縁でした。
ありがとうございました。


満身創痍

2011年07月20日 19時26分53秒 | 仏々相念(住職日記)

引退か~・・・

 

今朝の朝刊で大関魁皇が引退されたことを知りました。

大きな記録を次々と塗り替えられ、奢ることなくひたむきに歩まれた大関という印象です。

 

一般の人や相撲取りでも彼の身体の痛さは分からないでしょう・・・

そのくらいに彼の身体はボロボロになっていたとか・・・掛かり付けの整骨院の医師がおっしゃっていました。

そのようになってもやはり土俵に上がると結果を求められ、負けてしまうとボロカスに言われ・・・

偶~にサウナとか入っていますと評論家ばかりで、親方や監督ヨロシクとばかりに酷評している。

「じゃぁ、どんなに上手くできるのか、オマエやってみろよ!」って言いたくなります。

 

引退会見の模様がニュースで報道されていました。

「お相撲さんって、気は優しくて力持ちって印象でしょう。ちょっとはそのようになれたかな・・・」

爽やかな笑顔でした。

本当にそういう印象でしたよ!

 

38歳・・・まだそんな歳なのですね!

15歳で初土俵だったとか・・・親元離れて本当に厳しい世界でがんばられました。

親元でヌクヌク育った私には考えもつかないしんどさの連続だったことでしょう・・・

そのしんどさが気は優しくて力持ちに育てられたのでしょうか・・・

 

それから比べれば私のしんどさなんて・・・