今日ご縁をいただいたYさんは、84歳でお一人で暮らしておられます。
今日はご主人の3年目の祥月命日のご縁でした。
とてもお達者で、おしゃべりが大好き、手芸が大好きでいらっしゃるので、
わたしもついついお話しに熱中してしまいます。(それが楽しみなんですが・・・)
お経を読み始めるまでに50分もおしゃべりしていました。
話題は尽きません。
日課にしているリンパマッサージやゴキブリ体操(仰向けに寝転がって、手足を上げてぶらぶらと振るんだそうです)のこと。
やさしくて親孝行の息子さんとそのご家族のこと。
ご主人との思い出話。
手芸の話。(おりん敷きの作り方を教えてくださいました)
小さい頃にあったご仏縁の話。
「なんでも前向きに考えるようにしてるんです」
その言葉の通り、お話の中から伺えるYさんの日暮しは84歳にしてスーパーポジティブのようです。
でも、やっぱりおひとりでは寂しいこともおありなのでしょう。
「お家にいたら話し相手がいないから、仏さまになんでも話をするんです」と・・・
今朝も目が覚めたことに感謝することから始まって、
今日のお天気、今日のあったこと、プロ野球の試合結果、一日の感謝・・・
「仏さまはいつでもちゃんと聞いてくださるから、いいんです」
穏やかにやさしく微笑まれます。
ご縁の最後に、御文章の「末代無智の章」を拝読させていただくと
Yさんも小さな声で一緒にあげてくださいます。
「おばあさんがいつもこの御文章をあげていたので覚えてるんです」
やさしくやさしく、ずっとずーっと、Yさんをつつんでくださっている仏さまのご縁を感じさせていただいたひとときでした。
「あ~、楽しかった!一週間分おしゃべりできた気がします!よかった、よかった!お父さんのおかげさま、阿弥陀さまのおかげさま~、あ~、よかった、よかった!」
「よかった!」ってたくさん言えることがあるYさん、やっぱり素敵です!
わたしも・・・「Yさんにお遇いできて、よかったです!」
「ゴキブリ体操もやってみます!」