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まずは先日張り替えたスネアヘッドについて。
結果的には、アンバサダーの方がエンペラーよりもアタックの強い、キレの良い音が出て
いて、こっちの方が好みの音だった。スネアサイドの問題やチューニングの問題もあった
かもだけど、とりあえずはしばらくアンバサダーでいってみることにした。
で、そのスネアと D888 を持って、2回目のスタジオレコーディングへ。
前回に引続き、ドラムだけで5トラックも使ってマルチトラックレコーディングだなんて
嬉々として勢いでスタジオに駆け込んで録音、それだけでもう気分的にはかなり満足して
意気揚々と帰ってきたまでは良かった。
ところが、これを Mac に落として GarageBand に読み込ませて鳴らしてみたところが、
微妙に納得いかないというか上手くミックスダウンできないというか。
いまさらになってあれこれとドラムレコーディングについて調べたり読んだりしてみて
いるんだけど、なんだかもう事前にきちんとやっとかなきゃならないことが結構あった
みたいで、ちょっと反省気味。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/be/a42f8b7fe74ecde15cfecc9ba1c659a7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/20/1fb2689a5be1780d696cef8d6676c36a.jpg)
まず、マイクセッティング。
厳密には、「位相」をもっと考えてやるべきだったかもしれない。
例えば、ハイハットやオーバーヘッドにカブるスネアの音などを意識したセッティング、
あるいはオーバーヘッドそのものの立てる場所など。
録音レベル調整時に各トラック単位で少しはマイク調整はしたけど、「まあ最終的には
GarageBand に持っていって調整するし」という発想から、「きちんとした音量で録音が
されていれば良い」と勝手に思い込み、レベルオーバーだけ気にしていた気がする。
一発録り、というか、5トラックをミキサー通してそのまま 2MIX にするならともかく、
それはガレバン上でやるから大きな問題ではない、と思っていたことも確か。
細かいマイクの位置は、写真からもある程度わかるかもだけど、
・ハイハット
ハイハット自体のセッティングを、通常叩く時よりも少し高めにセッティング。
その上で、一番外側のエッジより5cmくらい内側にマイクをセット。
・スネア
ハイハットスタンド側からスネアのセンターに向けてマイクをセット。できるだけ
ハイハットの音を余分に拾わないように考えてみた。スネア本体から、5cmくらい
外側にマイクの先が来るくらいの位置。
・オーバーヘッド
高さ2m程度の場所から、左はハイタムのセンター、右はロータムとフロアタムの
間くらいを狙って、左よりも若干下げて。シンバルを強調して拾わないように、
シンバルはマイクの狙った場所よりも外側になるようにセッティング。
ただし、ライド多用する場合もあるため、ライドはほぼ通常通りにセッティング。
・キック
たぶん、これは問題ないかと。普通に、フロントの穴から奥に突っ込んでいる。
で、叩く時にも、できるだけシンバル類は弱めに、タムは強弱をつけつつ普段より少し
強めに叩いて、何度か録音→再生を繰り返して聴きながら、調節したつもりだった。
実際、D888 上でフェーダーを調整して再生した音は、それなりにバランスが良い。
そもそも、オーバーヘッド2本とキックだけでも十分に録音できるのは理解しているが、
それは一発録りをそのまま 2MIX にしたい場合であって、「スネアだけ」「タムだけ」
といったカンジでパーツ別にエフェクトや音量を調節したい時には、そのセッティング
では不可能であるため別々にしようと考え、マイク5本使ったのに。
ところが。
なんていうか、カブりまくってるのが原因なのは明白なんだけど、少々トラックの音量を
変えたくらいでは、思ったほど音量が変わらない。
また、位相が関係しているのか、5トラックを同時に鳴らした場合、キックとハイハット
だけは変化がわかるものの、スネアとオーバーヘッド左右の3トラックに関しては、殆ど
実感できないだけでなく、場合によっては中音域がヌケてしまっていて、締まりの無い、
ショボい音になってしまった。音圧感が無い、というか。
録音時に、もっとシビアにマイクの位置決めをしなければならなかったのか。
それとも、ミックスダウン時に、何とかなる/何とかするものなのか。
とりあえず、前者の場合は再度レコーディングに行かなければならないため、今回はまず
後者の方で考えてみた。
カブりまくっているなら、イコライザで何とかなるのではないか。
ガレバンには 31 バンドのグライコも、パラメトリックイコライザも付いている。
とりあえず、2MIX するようなカンジで、各トラックのエフェクトを弄る事に。
といったカンジで、現在ミックスダウン中。
やっぱ、Grand_Portさんにご同行願えば良かったかなぁと。
「とりあえず録音さえすれば後はミックスで」と安易に考えていたので、
随分と苦労してます。グッピーのとき、あっさりとマイクポジションも
決まってサクッと録音した気がするので、奥の深さを感じました(笑)。
オーバーヘッド、確かにちょっと近いかもです。写真だと奥行きが微妙に
わかりにくいですが、左はハイタム、右はライドの上あたりです。
位相の反転が簡単に出来ないので聴き比べてないのですが、波形編集の
ソフトか何かで試してみようと思います。
グッピーズ録音の時に、また色々と教えてください。よろしくです。
音を聴いてないからハッキリとは言えないけど、音ヌケはオーバーヘッドのLとRの位相差じゃないですかね。写真を見るとL/Rの間隔がグッピーズのときよりやや近い気がするんですが、L/Rの間隔が近いとカブリが多いので、そのせいで位相差が目立つのでは。
オーバーヘッドは、「夜間飛行」のオーバーヘッドと比べてどんな感じですか?
私の場合、カブリはしょうがないものとして、オーバーヘッドはEQをあまりいじらず左右シンバルやタムのステレオ感とアンビエンスを加えるみたいな感じでミックスしてます。