限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

スタジオ練習終わって。

2006-06-27 23:59:59 | Band

先日、Garageband Users Club で知り合ってバンドをすることになったメンバと、初めて
スタジオで練習した。
その前日にスネアのチューニングでスタジオ個人練習に入った以外は、本当に 12年ぶりに、
ドラムを叩いた。
ちなみに、バンド名は「 Guppy and The Droppings 」、略して「 GN'D 」。

正直なところ、「思ったよりも早く感覚を取り戻せた」というのと「昔はもっと叩けてた」
という思いが半々。
さすがに、月に何本もライブをやっていた頃に比べたら全然ダメダメではあるが、それでも
初合わせにしては上々ではないかと思っちゃうくらいには何とかできたと思う。
スタジオは、オールナイト6時間パックという(社会人にしては)ちょっと無謀か?とも
思えるプランで借りたのだが、レコーディングも行う予定だったために機材のセッティング
に時間が掛かったし、それなりに休憩してメンバと色んな話をしながらだったので、結構
あっという間に過ぎていった気がする。とにかく、楽しくて楽しくて。
毎日とか毎週とか練習できる訳じゃないから、このくらいの時間掛けてゆっくりとやるのも
悪くないと思った。月1回、いや3ヶ月で2回くらい出来ればいいかな。

今回はバンドでの練習以外に、先に書いた通りレコーディングも行った。
これは、GBUC で先に「ドラマーが失踪中」としてドラムのみ打ち込みにしてあった曲の
生ドラムを録ることと、私のドラムを(無謀にも?)ループ化して使いたいと言うメンバの
要望に応えるため。
スネアやキックをそれぞれパラでワンショット録りしたり、いくつかフィルを叩いたりして
それを録音してもらったのだが、果たしてどう仕上がるのだろう。
いくら経験者とは言え 12年ぶりのドラム。こんなんで良いのだろうかと、少し恐縮中。
もう少し練習してからの方が良かったかなとも思いつつ、実はそのループやワンショットを
一番使いたいのは自分だったりする。
今回録音を担当してくださったのは、GNDのキーボード兼ミックス兼プロデューサ。
そのミックスには「マジック」の異名を取るほど定評のある、凄腕プロデューサである。
どんな音に仕上がってくるのか、恐いもの見たさ+ワクワクたっぷり、というカンジ。

バンドでの生ドラムバージョンも、近々凄腕プロデューサにミックスされて GBUC にアップ
されると思うので、その時にまた紹介できると思う。乞うご期待。


スネアチューニング。

2006-06-24 23:59:59 | Band

買ったまま放置していたスネアのチューニングをするため、近くの貸しスタジオへ。
深夜だというのに、若者(笑)が結構練習しにきていた。熱心だね。
で、1時間もあれば大丈夫だろうと思い、個人練習で予約。

さすが工場直送スネア、ヘッドを「ただ留めてます」状態。
もうユルユルというかバラバラというか、もうちょっとチューニングしてくれてても
良かったんじゃない?っていうくらい。
スネアサイドはそれなりに張っていたので、まだ救いか。

最初の15分くらいは、本当にもう手探りと言うか何と言うか。
ドラムセットに座るのが 12年くらいぶりというのは伊達じゃない。
なんだかんだと30分以上費やして、とりあえず「まあ最低ラインかな」ってとこまで
持っていった。
思ったほどキンキンと耳障りな音が鳴らないところを見ると、まだ締めが足りないのか、
それともそういう特性なのか。にしても、全然好みの音ではなかったりする。
昔このスネアの音を聴いた時には、一目惚れというか一聴惚れというか、もう自分には
これしかない、って言うくらいツボだったはずなんだけどな。

結局、色々と弄ったものの、「これ」という音にならないまま 45分が過ぎ。
1回も叩かずに出るのも勿体ないと思って、本当に久々に軽く8ビートから叩いてみた。

…うぐっ。
だめだ。
ぜんぜんダメ。
もー、イライラするくらいリズムが狂う。サイアクに。
自分的に「お約束」だったフィルも、リズムがというよりも叩けない。叩けなかった。
ブランクって、痛いな。

本当に、シャレになってないくらい、叩けなくなっていた。
何がショックかって、5分も叩いてたら息切れしてくること(笑)。
こんな状態で今度の練習に行かなければならないのか。

なんて思いつつ、せっかくだから復活記念に録音してみた。
MD のポータブルレコーダを持っていたので、とりあえずドラムの前5m くらいの
位置に置いて、流し録り。レコーダ用の小さなステレオマイク1コで録音してるので
音は良くないが、まあ聴けないという程でもないので。

本当は、自分ドラムのループ作ろうと思って、仮録音のつもりだったんだけど。
それ以前に練習しなきゃならないことを思い知らされたカンジ。



↓こっそりと置いてみた。
 ■blog ちょいネタのところ。
http://www.geocities.jp/tsuka315/dtm_top.html


行為と結果と頑固一徹。

2006-06-21 23:59:59 | work

先月のエントリで、「バカヤローなんて、書くくらいなら先に後先考えず言う」的な
ことを書いたが。ここ2ヶ月くらい、ちょっとバカヤローなエントリが続いている。
勿論、本人を目の前にしてケンカした結果、ほとぼり冷めたから書いているのだが…。
あまり毒づかないようにしよう。どちらかと言うとこれは呆れた出来事ネタってカンジ。


最近またリーダと意見が対立することが多いのだが、リーダが一歩も引いてくれない。
それはそれでリーダの意見も理解できるし、そこまで強く言われると、こちらとしても
「てこでも動かない」というほどのポリシーも何もないため、受け入れることも多い。

さて、unix のコマンドで「 rm 」というのがある。ファイルを削除するコマンドだ。
ある日、作成から1週間以上過ぎた古い特定のファイルを削除してくれ、と依頼が来た。
仮に、そのファイルを「ファイル名がAで始まるプレーンファイル全て」としよう。
OS は solaris 8 なのだが、大抵はこんなカンジで削除するだろう。

  % find . -name "A*" -type f -mtime +7 -exec rm -f {} ¥;

これで、"AAAA" も "ABCD" も "ABBB" も "AZZZ" も削除できる。
間違っても、"BAAA" や "DCBA" や "BABB" や "ZZZA" を削除することは、ない。
勿論、保守運用の鉄則である作業前後のエビデンスを取得するため、このコマンドを実行
する前に ls コマンドで対象ディレクトリのファイル確認、および該当ファイルリストを
ログ出力して保存することは当然行う。

当チームでは、実行する予定のコマンドを一度テキストファイルに書き出し、リーダの
チェックをしてもらった上で、その書き出した通りに実行する。
しかしこのコマンドをリーダにチェックしてもらったところ、「こんな一括削除のような
コマンドでは、きちんと削除できたかどうか判断できないので却下」とのことだった。
実行前後でファイルの確認を行うので問題ない、と反論したのだが、

  「このコマンドで削除したとして、例えばユーザから "AABB" というファイルを
   削除したかどうか確認されたとき、"削除したはずです" としか答えられない。
   確実に "削除しました" と言えない。」

とのことだった。実行前後でファイル確認をしたとしても、「実行前にあったファイルが
実行後に無くなっているから、たぶん削除されているはず」でしかない、と言うことだ。
rm コマンドで削除されたのか、サーバに不具合が起きてたまたま消えたのか、それとも
実はユーザがタイミングよく勝手に削除したのか、わからないではないか、と。
曰く、

  「 rm コマンドが、間違って対象ではないファイルを消してしまったり、対象の
   ファイルをきちんと削除できないかもしれないじゃないか。実行した時に
   エラーが出なかったからといって、確実に削除されているという保障はない。
   そういった確認ができないようなコマンドではダメだ。信頼性がない。」

と。
unix のコマンドが、「時々間違って動作しちゃう」ってことらしい。
これを真顔で言うのだから、冗談ではないのだろう。

ではどうするのか?というと、その回答は「1つずつファイル削除コマンドを書く」。
つまり、

  % rm AAAA
  % rm ABCD
  % rm ABBB
   : :

とまあ、こんなカンジで、1つずつ削除対象を書け、ということだ。
こうすれば、「 "AABB" というファイルは確かに削除しました」と言える、とのことだ。

そりゃ、削除対象が5件や 10件なら書くかもしれないが。
この日削除対象となったファイルは、100件近くある。
日によっては、削除対象が 1,000件とか 5,000件になる。
だが、リーダによると「それでも1つずつ書かなければ、確実に削除したという保障が
できない」ので、全部書きなさい、とのことであった。

何のためのコマンド、何のための shellscript だ。

そもそも、「 rm コマンドが時々間違って動作しちゃうから」ダメだってことならば、
たとえ1行ずつ削除対象を書いたとしても、削除時にエラーが出なかったとしても、
やっぱり「時々間違って動作しちゃう」ことだってあるということにはならないか?

  「おまえのコマンドは、実行した結果、望む形になっているように見えるから
   正しく処理した、と独断で決め付けているだけで、結果オーライの処理だ。
   そうではなくて、確実に削除するという行為を経た結果、望む形になるのだ。
   順番が逆だろ。結果よければ全て良し、だなんて何を考えているんだ。
   結果的にそうなったというだけだから、"削除されたはず" としか言えない。
   それに比べ、1行ずつ削除を実行すれば、"削除した" と言える。」

と言い始めた時には、私はどう説明すれば良いのかわからず、途方に暮れてしまった。
実行前後にきちんとファイルの存在有無を確認する、と言っているのに、コマンド自体に
問題があるのだから、実行前後の確認以前の問題だと言って、取り合ってくれない。
「確実に削除するという行為」って何だろう。
だって、rm コマンドが本当に削除してるか信用できないって言ってるワケでしょ。
だから、私が実行しようとしたコマンドでは危険だと言ってるワケでしょ。
何が違うのよ。
1行ずつ「なんまんだぶ」とか言いながら実行すれば、気まぐれな rm コマンドも
気分を良くしてくれて、間違って動作することは無くなる、とでも?

このおかげで、数分もあれば実行可能であった処理は、半日以上掛かることとなった。
事前の実行コマンドチェックで、100行弱の削除コマンドが並んだテキストファイルを
リーダと2人で眺めながら、そのファイルが実際にサーバに存在するか、ファイル名は
正しいか、1文字ずつ画面を指差して確認していたのだから。
これ、来月以降に削除対象が 10,000件になったとしても、同じ事を言うのだろうか?

実は、このコマンドを実際に実行するときにまたひと悶着あったのだが、それはまた
次の機会があったらにしようと思う。


#ちなみにこのリーダ、2つのファイルの内容を比較して、その差分を出力してくれる
「 diff 」というコマンドに対しても、「 diff コマンドの出力結果が正しいかどうか、
2つのファイルをパソコンにダウンロードして、windows のコマンドプロンプトで
FC コマンドを使用して再度確認すること」と言った人である。
unix のコマンドは信頼できないが、windows のコマンドなら信頼できる、と。


ワンタイムパスワード。

2006-06-19 22:54:24 | misc

ジャパンネット銀行が、ワンタイムパスワードを導入
メインバンクとして使用しているわけではないが、何かと便利なので、それなりに使って
いるジャパンネット銀行。
インターネット銀行の先駆けとして色々と新しい試みを打ち出してきているが、今回の
ワンタイムパスワードについては、個人的には非常に素晴らしい試みだと思う。

RSA のセキュア ID は、会社のノート PC 使用時などに使ったことがあるので、馴染みは
あった。小型の USB メモリ大の大きさで、液晶に6桁の数字が表示されている。
これが1分おきに別の数字に変わる。
ログインしようとしたときに表示されていた数字でしかログインできないため、仮にその
番号を見られたり盗まれたりしても、1分過ぎればその番号はもう使えない。
ジャパンネット銀行も、このセキュア ID を使うことになったとのことだ。

そして先日、「ハードウェアトークン」と呼ばれるこのワンタイムパスワード生成装置が
届いた。JNB のロゴやマークは入っているが、形から見て RSA の SecurID 700 だ。
パスワードを忘れてログインできないということも無ければ、メモした紙が行方不明で
ログインできないということも無いし、仮にハードウェアトークンを落としたとしても、
(トークンに口座番号を書いておくというような愚行さえしなければ)、そう簡単には
不正使用されることは無い。
トークンを紛失したときに口座を不正使用されたら、それはそのトークンを使用している
人の口座番号を知っている人の可能性が高い気がする。道端に落ちていたトークンから、
口座番号を知ることはできないからである。

ただ、これは個人ユースでの話であって、法人の場合はどうなんだろう。
経理担当などが所持することになると思うのだが、1つだけと言うのは不便ではないか。
口座にアクセスする権限のある人が沢山いるわけではないだろうから問題ないのか。
法人の場合は、個人よりもハードウェアトークンを失ったときのダメージが大きいのでは
ないか。などと、色んなことを思いついてしまう。

あちこちでパスワードが必要になり、覚えておくだけでも大変だし、メモしようものなら
それの管理に気を使わなきゃならないし、パソコンに保存しておくのも情報漏洩が怖い、
という時代である。トークンや生体認証がもっと普及すれば良いと思う。
まあ、生体認証については、怪我したり病気になったらどうするのかという問題が、今も
少なからずあるとは思うが。万人が健康なわけではないのだ。

しかし、トークンを沢山持つのは問題だな。
ジャラジャラと持ち歩く訳にも行かないし、置いてきた日に限って必要になったりして。
結局どれがどのトークンか分からなくなってしまう可能性もあるし、カードの入った財布
と一緒に落としてしまったりしたら、元も子もない。
とりあえず、銀行などの特にセキュリティに対して敏感でなければならないところは、
いち早く「4桁の数字」から脱却し、何らかの強固な仕組みを作ってもらいたいものだ。
高齢化で、無意味な羅列を大量に記憶することが難しくなる世の中前提で。


休日出勤中。

2006-06-18 21:18:29 | work

休日出勤中。
他システムの作業が完了するまで、待ち。
その間に、鈍った手首をほぐすべく、軽くストレッチ中。
グゥ、パーの繰り返し 70 回くらいで腕がつってきた。
どういうことだ。鈍り過ぎ。


スネア到着。

2006-06-16 23:59:59 | Band

先日ネットで注文したスネア、到着。

こうやって並べてみると、如何に今まで使っていたスネアがボロボロか、良くわかる。
長年のおつとめ、ご苦労様でした。もう、ゆっくり休んでいいんだよ。

いの一番に音を出したかったが、ここはマンション。時は 23時。
ぐっとこらえて、指でヘッドをはじくだけでガマンする。
ノーミュートなので、たぶんカンカンと耳に痛い音が鳴るだろう。
ガムテ買わなきゃ。

ところで、意外だったのがソフトケース。
楽天に出店している殆どの楽器屋で「ソフトケースとスペアのヘッドを1枚サービス」
となっていたので、何かのキャンペーンかな?と思っていたが、箱を開けて驚いた。
Pearl 純正のスネア用ソフトケース( PSC1435 )が入っていた。
定価 6,300円のシロモノである。
スペアのヘッドは予想通り REMO のコーテッド、アンバサダー。
以前使っていた YAMAHA のピッコロにはコーテッドのエンペラーを使っていたが、
Pearl はどっちが良いかな。次はエンペラーを買ってみよう。
ちなみにアンバサダーって定価だと 2,205円もするのね。店頭実売は 1,600円くらい?

なんて具合で、小学校入学前に新しいランドセル背負って舞い上がってる幼稚園児の如く、
音の出せないスネア抱えてニヤニヤしてる tsuka315 でした。

Pearl のサイトみたら、長谷部徹のドラム教室があるらしい。ちょっと行ってみたい。
 が、場所が習志野。んー、行けない距離ではないが。。。


アルバム制作開始。

2006-06-14 23:05:34 | Favorites

と言っても、私ではありません。
MISSWONDA こと mika さんのブログで、アルバム制作開始したとの事。

先日のエントリのとおり、前作は発売から 10 ヶ月も遅れて初めて知る事となったが、
キュートでポップで「参りましたごめんなさい」状態で見事にハマってしまい、連日
ヘビーローテーションの今日この頃。
欲は尽きないもので、「新作っていつなのかな」と思っていたトコロでした。

まだ「制作し始めました」って事なので、発売までは暫く掛かると思いますが。
じっと待ちます。忘れずに待ちます。

楽しみが1こ増えた。


スネア購入。

2006-06-12 21:32:51 | Band

スネアを買った。

昨日、愛用のスネアが壊れたことで随分と落ち込んでしまいましたが。
所詮一晩寝たら忘れる性格、話は早い。
新バンドのメンバに教えてもらった楽器のレンタルが出来るサイトに、壊れたスネアと同じ
型番のものがあったことには少し惹かれてしまいましたが、飽くまで他人のもの。
借りてきた猫状態で、きっと思い切り鳴ってくれないに違いない。
借り物ということで躊躇して、いつものようなラフな扱いが出来ず、過保護な扱いで叩いて
いたのでは気分も乗ってこないというものだ。

大学のバンド時代であれば、買うのも借りるのも、泣く泣く諦めていたかもしれない。
毎日食パン1枚で凌いでいたような貧乏だったし、近くに楽器屋もなかった。
楽器買うなら、音楽雑誌の広告にあったイケベとかイシバシの通販が一般的だった。
「男の 120 回!」なんて謳い文句に、危うく人生狂わせてしまいそうになった事も。
( Fairlight CMI 1,000万円の 120 回払いとか。勿論買いませんでしたが)

しかし今は、腐っても社会人。
ネットのおかげで、全国のお店からクリック数回で何でも購入可、である。
三十路を越えて早何年。
ばんばん大人買い、とは行かないまでも、せめてスネアくらいは。
うまい棒も袋買い、あのポーションだって箱買いが出来てしまうのである。
最近では、ハーゲンダッツの箱買いとか、ショートケーキのホール買いとか。
ガシャポン連続 10 回だって、怖くないぞ。

で、早速ネットで検索。
やはりブラスのピッコロは外せない。
そうなると、現時点でもっとも候補となるのは「 Pearl FB1435/C 」である。
フリーフローティングのヤツで、地元のドラム友達が(そいつのはスチール胴だが)とても
扱いやすく、音もヌケも良いとしきりに褒めていた型である。
DW のメタル胴や、少し方向は違うが SONOR のメイプルなどにも多少惹かれたが、高い!
さすが高級ドラム。やっぱ、ここは非常にコストパフォーマンスの高いブラス、これだろう。
昔から、将来ドラムセット買うなら Pearl かなって思っていたくらい好きなメーカだし、
好きなアーティストもたくさん使ってるし、ということで迷い無し。
ホントは試打したいのだが、お店が開いてる時間に新宿の某店まで行く余裕もないのと、
もともとブラスのピッコロは叩いていたからということで自ら納得し、通販にした。
(本職みたいな人が沢山いるお店で試打する勇気もないが)

yahoo や楽天など一通りショップを検索し、オークションも探してみた。
ちょうど昨日は楽天イーグルスとヴィッセル神戸が勝ったため、楽天ではポイントが3倍。
もうすぐボーナス時期なのでポイント10倍もあるかと期待したが、思い立ったが吉日、
3倍でも儲けモンてことで、楽天内のショップをいくつか比較。
スネア+ソフトケース+ヘッド1枚付きで 35,000円(税込)のお店を見つけ、即クリック。
ちなみに、スネアの定価は 52,500円(税込)である。
確か、10数年前に一度欲しいと思ったときは(型番が違っていたと思うが)48,000円くらい
していたはずである。安くなったもんだ。10数年経ってもスタンダードで販売していると
いうことには驚いたが、それだけ人気があるということなのだろう。

到着は2~7日後との事だ。
練習日までには、ちゃんとチューニングしとかなきゃ。

…ああ、やっちゃった。久々に大きな買い物。
副業、がんばんなきゃ。

スネアが壊れた。

2006-06-11 23:41:39 | Band

新しいバンドでの練習日も決まり、先日実家から送り返してもらったスネアのメンテでも
しておこうと思った今日。
スネアをケースから出して暫く触っているうちに、フープを留めている部分がポロッと。
そう、本当に、ポロッと。
取れちゃいました。写真のように。

かなりショックです。

確かに位置でいうとセッティングしたとき手前側に当たる場所で、パワーリムショットを
多用する私の叩き方ではストレス=金属疲労が高い場所ではありますが。
こう、ネジの根元からポッキリと逝ってしまうなんて、思ってもなかった。
内側で、取れたネジ頭とワッシャーが物悲しく転がってる様を、暫く見つめてた。

最初は、単にネジが外れただけだと思った。
が、ネジ頭だけが転がってる様を見てすぐにそうではないことに気がつき、フープの留め
部分を見たら写真の通り、ネジが埋まったままで。
こうなると、もう直す事は不可能に近い。いや、不可能である。
とうに生産終了となっているため、オークションでも1年くらい前に1度見たきりである。
ググッて見ても、全くヒットしない。

18年くらい前に手に入れてからは、どんなジャンルをやる時もこれを持って行ってた。
何十ものライブを共にした相棒である。
雨の野外でずぶ濡れにしたり、真夏の海のイベントで潮風に当てた事もあった。
他に、スタンドもペダルもシンバルも自分のものを持ってなかったが、こいつだけあれば、
とりあえず安心して叩ける、そんなスネアだった。
社会人になり、実家に送り返してからは、確かに保管状態が良かったとは言えないだろう。
しかし、こうもあっけなく壊れてしまうとは。
まだ、復活後1度しか叩いてないのに。

こだわり、という程ではないが、やっぱり「自分の音」というか、好みの音がある。
どんなに「音が良い」と言われても、やっぱり自分の好きな音の出るスネアで叩くのと
そうでないのとでは、気分的に大きな違いがあり、それがリズムにも出てしまう。

練習日まで、約2週間。どうしよう。


落花生。

2006-06-10 17:07:10 | misc

落花生。ピーナッツですね。
花が落ちたところに実がなるため、そう名がついたらしい。

落花生について、非常に鮮明に記憶が残っている出来事がある。

前の会社にいた頃の話である。
地方の地場中心の、社員20数人の小さな同族系会社で OA 機器の営業の仕事をしていた。
社長以下管理職および経理が全員、社長の兄弟、娘、娘婿といった典型的な同族企業である。
部長(当時36歳)、次長(当時33歳)、私(当時27歳)の他は、同年代の営業マンが1人、
パッケージアプリの軽微な修正を委託で行っていた開発部隊が3人の小さな部署だった。
他に、現場で電話や電気の工事を行う部署があった。
開発部隊が使用していた専用端末以外ではパソコンと呼べるものは部署で1台のみ、しかも
ネット環境はまだダイヤルアップだった。通信速度は 14.4kbps か。
インターネットで調べたいことがあると、

  「ぶちょー!調べたいモノがあるのでネット繋ぐ許可をお願いします!」
  「おお。カネが掛かるから、手短に済ませろよ」

という会話のあと、FAX の電話線を抜いてパソコンに挿していたものだ。
会社のメールアドレスはドメインが大手プロバイダ名だし、勿論、社内 LAN なんて無縁の
世界だった。会社にあるパソコンは、この1台と経理用の計2台だけだったから。
と、そんな会社だった。つい最近まで、自社サイトすら無かったようだ。

ある時、部長の知り合いから千葉の落花生が送られてきたということで、定時後に営業の
報告書を纏めながら、皆でその落花生をつまんでいたときだった。

新鮮だったからか、封を開けたときから土の匂いが仄かにしたような気がして、

  「なんかまだ土の匂いがしません?掘りたてでパックですかね」

と切り出したところ、そこにいた全員の顔が硬直していることに気がついた。
次の瞬間、私を除いて全員が大爆笑。

  「掘る?おまえ、大丈夫か?イモじゃあるまいし、土に埋まってるとでも?」

すかさず私が

  「ええ。埋まってるじゃないですか。」

と答えたところ、また全員で大爆笑。
そこまで言うなら、どんな風に埋まってるのか絵を描いてみろ、って言われて。
スプーを描いた NHK のしょうこお姉さんと同等レベルの絵心しか持ち合わせていないが、
それなりに分かりやすく描いたつもりである。
プレゼンよろしく、花が咲いたところから子房柄が伸びていき、さやが大きくなるまでを。
しかし、この絵を見てまた大爆笑されたのである。

  「こんな植物、見たこと無い」
  「おまえ、これは根か?茎か?枝か?常識的におかしいだろ」
  「フツー、花が枯れた所に実がなるんだろ。これだと花は土の中に咲くのか?」
  「根が枝から生えてるな。おれたちゃこの奇妙な根を食ってんのかよ」

などと絵をネタに次々とツッコミを入れられ、その度に事務所は爆笑の渦に巻き込まれた。
では、どんな風に実がなるのか?と逆に問うてみたところ、返ってきたのは

  「そら豆とかと一緒だよ。同じ豆類なんだから。茎からぶら下がってんだよ」

と。
そのあまりにも平然とした回答に、自分の方が何かと勘違いして、非常に恥ずかしい発言を
してしまったのではないかと思いながら、赤面するのを笑いで誤魔化すのが精一杯だった。

…おかしい。
私には、幼稚園の頃だったかに落花生の収穫を手伝った記憶がある。
その不思議な実のなり方に非常に興味を持った記憶があるが、あれは夢だったのか。
多勢に無勢、多数決、まさに孤軍奮闘。
このときは何を言っても信じてもらえず、ただ笑いのネタになるしかなかった。

それから数年(5年以上10年未満)。
ネット環境も整備され、調べたいことは何でも簡単に調べられるようになった昨今。
たまたまこの出来事を思い出し、「そういえば」と調べてみた。
その結果は…言わずもがな。こことかこことかにも非常に詳しく載っている。
自分が間違っていなかった事を確認できたが、あのとき何故もっと強く、物証をもってこの
事実を認めさせる事が出来なかったのか、なんであっさりと自分が間違いだと認めたのか、
この芯の無さが自分なんだな、などと少しネガティブな感覚を覚えた。

もしあの時、すぐにネットで調べられる環境があったら。
あんなに笑いものにされずにすんでいたかもしれない。
それにしても、真実を言っても信じてもらえず、ただ笑われるだけということがどれだけ
辛いことかを身をもって知る事が出来たという、実に貴重な体験だった。

論より証拠、だな。