限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

期待はずれ。

2008-10-26 00:13:50 | Band

残念ながら、色々と使い方を模索していた Performance Pad を手放すかもしれない。
少なくとも、26日の cat-o'-nine-tails 練習後に。
まだ購入後数回しか使ってないので、殆ど新品なんだけど仕方ない。

そりゃ確かに商品の特徴を正確に把握せずに購入したことや、パッドコントローラーと
いう商品への思い込みが原因なのはわかっているんだけど、それにしても残念だ。

つまり、この ALESIS Performance Pad というモノは、「内蔵のドラム音源を鳴らす」
楽器であって、外部 MIDI のコントロールと言えば同期くらいだということ。
8つあるパッドに、内蔵の 233種類あるスネアやタムの音をそれぞれ自由に割り当てる
ことは可能だが、パッドそのものにノートナンバーの指定ができない。

もうちょっと具体的に書くと、まず GM(General MIDI)フォーマットにおけるドラム
は、キックが C1(ド)、スネアが D1(レ)…というように、各ノートナンバー別に
それぞれ名前が割当てられていて、例えば「 Pop Drum Set 」という音色のセットを
選んで「ドレソ」と演奏すると、Pop Drum Set の音で、キック、スネア、タムが順に
鳴るという仕組みだ。
ピアノだと一番下から一番上の鍵盤まで全部ピアノの音だが(当たり前だ)、ドラムは
特別で、一番下から一番上の鍵盤まで全部違う音が鳴るようになっている。
で、今まで知っているパッドコントローラは、そのパッドにこのノートナンバーを各々
好きに割当てられた。1番のパッドは C1、2番のパッドは D1、といった具合に。
もちろん、SPD-S もパッドごとに好きなノートナンバーを割り当てられる。
ところが、Performance Pad にはその機能が無い。
パッド1~8番まで、どういうわけかノートナンバーが固定でセットされている。
ということは、パッドに割当てられているノートナンバー以外の音は出せない。
C4 以上に割当てられているコンガやアゴゴ、C1 以下に割当てられているスクラッチ音
などは勿論のこと、そもそも 127個も設定できる音色があるのに、パッドに設定された
8個の音色しか出せない、ということだ。
MIDI インプリメンテーションチャートには、SEND の項目にノートナンバーが 0~127
とあったので、各々好きに設定できるものだと思い込んでいた。

それだけじゃない。
例えば、叩きにくいから一番右のパッドの上下を入れ替えよう、と思ったとする。
Performance Pad だけ使ってる分には、各パッドの音の割り当てを変えればよいので、
実現できる。が、これを外部 MIDI 音源に繋げたとしても、入れ替え前の音になる。
なぜなら、本体で鳴る音が入れ替わっていても、ノートナンバーは変わらないから。
やるなら、外部音源の方をエディットして、Performance Pad で各パッドに割り当て
られているノートナンバーに、必要な音色をセットしてやる必要がある。
つまり、独自にエクスクルーシブを設定してやらなければならないということになる。

パッドに SFX などを割当てたりして曲の効果音的に使うとか、将来的にサンプラーに
繋いだ時に、曲中ずっと鳴っているような SE をサンプリングして割り当てて使おうと
思っていたので、この仕様は非常にがっかりだ。
音源無しのコントローラーだと、ノートナンバーは自由に割り当てられるのかな。
というか、そういう仕様のパッドじゃないと、とても使いづらい気がする。
サンプラーが手元に無い今、コントローラだけのパッドを買う気にはならない。

そんなわけで、cat-o'-nine-tails にとって、本体内蔵の音源が十分使える音であるとは
言えないため、Performance Pad は売って代替品を探す方向で進めたい。




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