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GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

tails ドラム考。

2008-12-01 03:54:44 | Band

cat-o'-nine-tails の武器として(いやゲームではこれ自体が武器だとかの話ではなく)、
購入した ALESIS Performance Pad は、先日のエントリですでに書いたとおり「ノート
ナンバーの変更ができない」という(自分としては)ちょっと信じられないような仕様で
あったため、「外部音源を繋いでしまえば何とでもなる」という期待は脆くも崩れた。

それでも、内蔵音源だって何とか使い道があるかもと思って試してみたが、不幸にも随分
無理があり、どの音を選んでもバンドとして合わなかった。
よく言えば非常にパワフル、リバーブ全開の 80年代ポップスを髣髴とさせるその出音は、
思わず Power Station の Some like it hot なんてのを叩きたくなるくらいだった。
或いは、Phil Collins と Philip Bailey の Easy Lover とか。
以前のエントリにも書いたけど、エフェクト込みのサンプリング音らしく、エフェクトの
掛かり具合などを調整することすらできないため、常に大ホールで演奏している気分。
tails では重要な音となるクローズドリムショットも、なんかとてもパワフル。
スタジオの PA に繋ぐと、普通にスネアを叩いているような音として聴こえた。
これはこれで、そういうジャンルをやっている人には重宝する音源なんだろうけど。
売り決定。

そんなわけで、やはりここは SPD-S とか SPD-20 あたりをどうにかしなきゃダメかな、
それとも kuro さん言ってたようにカホンを自作するか、または何かアコースティックな
パーカッションを探すべきかなどと悩んでいたところ、偶然オークションにて ALESIS の
Control Pad を発見。これは、Performance Pad の音源無しコントローラという製品で、
音源がついていないので単体では楽器として使用することができない。主な用途としては
外部音源の MIDI コントローラとして使ったり、パソコンに繋げてドラムのソフトウェア
音源の入力に使ったりする。事前に、メーカーサイトでマニュアルのダウンロードをして
仕様的には十分なことを確認をしていたので、思い切って入札したところ、運良く落札。
定価の3割程度で入手、前オーナーが丁寧に使っていたのか、非常に綺麗だった。
付属ソフトである、FXpansion の BFD Lite も、ちゃんと Mac 版があるので少し期待。
さすがに、ライブに Mac 本体を持っていくことはできないから、使い道は限られてくる
だろうけど、それでもレコーディングには役に立つかもしれない。

そんな感じで、とりあえず本体の設定開始。
まずは「キット」として登録可能な 21個のメモリに、ノートナンバーを変えたセットを
いくつか登録。パッド8個にそれぞれ通常のドラムセットとして使うノートナンバーを
それなりの配置で設定したものや、ボンゴなどが鳴るようなノートナンバーを割り当てた
パーカッションキット。他にも「もしかしたら効果的かも」と、ピアノなどの鍵盤楽器を
想定した、C4 から1オクターブ分を割り当てたキットも。
これは実際の歌のキーに合わせるべきだけど、まだ使うか決まってないので暫定で。

そして、使う外部音源は、手持ちの Roland SD-80
これは本体にパッチセット等を記憶させることができないのでちょっと不便なんだけど、
ドラムの出音は気に入ってる。なんといっても、tails で使えなきゃ意味が無いわけで、
そうなるとドラムセットよりもパーカッションの類中心で考えなければならないのだが、
SD-80 は結構パーカッションも良音が充実しているので何とかなりそうだ。
ちなみに、この音源でのドラムは今まで MIDI 打ち込みでしか鳴らしたことが無いので、
実際に叩いて音を出すというのは初めてだった。なんかとても不思議な気分。
昔、大学時代に使っていた SPD-8 もそうだけど、この Control Pad もベロシティが少し
大雑把で、さらにパッド自体の感度もあって、細かいフレーズは「それなり」。それでも
数値で入力された「絶対にテンポがずれないドラム」に比べたら、この方がいいカンジ。
いくつか音を変えて確認しながら、最終的に4つのキットにした。

あとは、実際に合わせてみてどうか、かな。




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