限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

簡易自宅サーバ。

2008-06-29 23:58:13 | work

以前のエントリ時に、「あとは php のソース落としてきてコンパイルして」などと書いたけど、
実は MacOS X(10.4)インストール時に、すでに以下のものがインストールされている。
 ・Apache 1.3.41
 ・php 4.4.8
以前のエントリ時には、「 php5 」を想定して書いたんだけど、よく考えたら php5 じゃないと
困るようなソースは書かないし、仕事で今使ってるのが php4 なので、色々と試してみたりする
にしても敢えて php5 をインストールする必要も無いな、と考えを改める。

というわけで、あっさりと自宅サーバを立ててみる。
「自宅サーバ」なんていうと、結構大変なモノみたいなイメージがあるけど、Mac に関しては
その限りではない。むしろ、あまりのあっけなさに「こんなもん?」と思うくらい。
具体的には、「システム環境設定」の「共有」で「サービス」タブを選び、左側のリストから
「パーソナル Web 共有」にチェックを入れるだけ。
トップの画像がその設定したところ。

冗談抜きで、たったこれだけ。
これでもう、自分の Mac がインターネット上に公開されいる状態になる。
(ルータなどを通していて、設定をしなきゃならない場合を除く)
なお、どのアドレスで接続すれば良いかは、このシステム環境設定画面の右下に、ご丁寧にも
「このコンピュータの Web サイトを表示するには」と表示してくれているので、その通りに
URL を入力すれば良い。
ぶっちゃければ、これにチェックを入れる事で Apache が起動しているだけだと思うんだけど、
所謂 httpd.conf の中身とか、OS をインストールした段階でそれなりに設定されているという
のが助かるというか簡単というか。
DocumentRoot にしても、デフォルトだと自分のホームディレクトリ直下にある「サイト」と
いう名前のディレクトリが公開ディレクトリになっていて、ここに適当なファイルを置くだけで
それがそのまま公開される。
試しに、お約束の php バージョン表示ソース(というほどのものでもない)をサクッと書いて、
自分のホームディレクトリ直下にある「サイト」ディレクトリに置いてみる。
なお、ソースは↓で、保存ファイル名は index.php としてみる。

   <?php phpinfo(); ?>  

で、表示した結果が、↓である。


こんなに簡単にできてしまう上、インターネット上に公開だなんて書くと、あまり詳しくない人
から「自分の Mac が外から勝手に色々といじられるのでは?ファイルを勝手に削除されたり、
ウイルスをインストールされるのでは?」なんて言われそうだが、それは、無い。
外からアクセスされるのは、「サイト」ディレクトリ以下のみである。
ただし。
逆に言えば、ここに置いたファイルは全て、インターネット上の何処からでも見る事ができるし、
実行させる事もできる。
ということで、この「サイト」フォルダに置くファイルだけ、気をつければ良いことになる。

とまあこんなカンジであまりにもあっさりと公開できてしまうのであるが、ちょっと物足りない。
というのも、先日のエントリの通り、現在 PostgreSQL がインストールされているのであるが、
デフォルト状態では MySQL へ接続するモジュールは組み込まれているものの PostgreSQL は
接続できない。
また、GD モジュールもデフォルトでは組み込まれていないため、グラフなどが扱えない。
ここまでやったのだから、せっかくだから組み込んでしまおう、と思ったが、やっぱコンパイル
するとなると気楽にやれないので、躊躇。
とりあえず、httpd.conf を弄ってカスタマイズするにとどめ、後日することにした。弱っ。

とはいえ、うちのプロバイダは IP 固定じゃないので、不定期に IP が変わってしまう。
そのため、自宅サーバを本格的に稼働させるなら、Dynamic DNS の自動登録しなきゃだけど、
常用する Mac をサーバとして公開するのもナニなので、それはまたいずれやることにしよう。



サーバでスクリーンショット。

2008-06-26 02:12:35 | work

先日エントリした、かなり無謀なスケジュールの開発依頼について。
近年になく本気モード全開で、スケジュール上では割とオンスケ。実働時間は聞かないでね。
1点の躓きをのぞいては。

仕様の中に、簡単に言うと、「ログインしたユーザさんが指定した条件に一致するデータを
データベースから取得して、直近6ヶ月分サマリを表とグラフにしてブラウザ表示」という
ものがある。
これ自体は、普通に php でデータベースからデータを取ってくることができるので問題ない。
グラフは単純な棒グラフで、X軸が6項目のグラフが6個表示されれば良い。
したがって php で GD モジュールを使えば割と簡単にできるし、開発サーバとして使用して
いる他システムの本番サーバ(ありえねえ)には、すでに GD2 がインストール済み。
いまだにこの開発しているシステムの本番サーバ環境が決まっていないというのが気になるが、
開発サーバ上で動けば良いらしいので気にしないことにする。

ところが、この「現在表示されている表とグラフを、ボタンクリックすることで画像にして、
その画像を自分宛にメール送信する」という仕様も書かれていて。
仕様を見た時、確かネット上で、 URL を指定すればそのサイトのイメージを作成してくれる
サービスがあったな、と思い出し、機能的には実装可能だろうと判断。
つまり簡単に言うと、ブラウザで開いている画面を、キャプチャして画像保存するような感じ。
それを、サーバ側で実行して画像ファイルを作ってしまおう、ということ。
そんな事くらいはユーザで勝手にやってくれ、とも思ったが、画面キャプチャ( Windows で
いうところの、Alt+Print Screen )すら、やり方のわからない人もいる、ということで。

で、フンフンと色々調べていて気がついたのだが。
すみません。簡単にはできません。後輩くん、ごめんよ、「できるんじゃね?」とか言って。
いやできなくはないんだけどね。実装がかなり重い。しかも、環境次第。
まあ要するに、渡された URL をブラウザで表示するかの如くレンダリングして、それを画像
ファイルとして保存する訳だが。
なんか、ネット上では非常に情報が少ないの。
そういうサービスをやってるサイトはいくつも見つかるんだけど、勿論ソースが公開されて
いる訳でもなく、個人で検証されているようなサイトも殆ど見当たらない。
まして、Linux や Windows Server ならともかく、Solaris は皆無。
Windows なら IE のスクリーンショット作れるから、仕様にも合致。こんな時だけ羨ましい。

結局、たぶん妥当な手順としては、

・Xvbf(仮想フレームバッファ)を使用して、X の仮想環境を作る
・その仮想フレームバッファに、mozilla なり Firefox なり、ブラウザを起動する
・画像にしたいページを表示
・仮想フレームバッファをキャプチャ
・必要であれば、ファイル形式の変換、リサイズ等

なのかな、と。ただし、情報元は Linux。
しかも、Xvbf なんて勿論インストールされていないだろうから、他の本番システムが 24時間
年中無休で稼働している開発サーバ(笑)に載せられるはずも無い。
Xvbf 使わなくても、コンソールで X Window を上げとくというのもアリかなと思ったけど、
セキュリティ的にもメモリ占有的にもマズいだろう。
またスクリーンショットが IE ではないのも、「使用ブラウザは IE6 以上」となっているので、
使うがわからしてみれば違和感アリアリだろう。よく考えたら、IE にしか存在しないタグとか
CSS とか使ってるんだから、どのみちサーバサイドで正しいスクリーンショットは無理か。

結論。
自前でスクリーンショットを作成するのは、サーバ環境的にも工数的にも厳しい。

じゃ、どうするか、だけど、仕方ないので imagecreatetruecolor() で新規画像作成をして、
表の部分とかグラフの部分をちまちまと描いていって、imagejpeg() でファイル出力するしか
ないかな、と。
「できるんじゃね?」と言ってしまった償いの意味も込めて、明日作ってみよう。

ところで。
SimpleAPI の中の人は、これを独りで開発したそうだから、やっぱ凄い人はいるもんだ。
サーバを自分の好きな環境に構築できるなら、もうちょっと何とか…は、負け惜しみ。


#参考リンク

■Jamz - サーバ側でWEBサイトのスクリーンキャプチャ、サムネイルを作成する方法

■papasan's Home - ウェブサイトの自動スクリーンショット

■ImageMagick

■ImageMagick 簡単な説明(ITpro)



目標はマイナス8。

2008-06-24 22:45:01 | misc

久々に乗った体重計が示す数値に目眩が。173cm で 70kg 超えはナシだろ。筋肉ないのに。
大学生の頃は確か 50kg だった。そりゃ貧乏で食ってなかっただけなんだけど。
ということでダイエット再実行中。
どうしても、生活が不規則になると挫折せざるを得ない状況に陥ってる気がするが、まあそれも
どうにかできるわけでもないので「今はこんな状況」と割り切っている。
割り切りというかあまり固執しないというか、「とはいえ現実はこれだし」と、ある意味、諦め
みたいなもんかな。

で、現在2週間で 2.4kg ダウン中。このまま行けば3ヶ月後には約14kg ダウンだ。
いやそこまで落とす必要は無い気もするが。
しばらく、甘味処は控える予定。あくまで、控える予定。

#No.13(7.5 Jul)の non-no の田中美保が相変わらずめちゃめちゃ可愛い件について。
 表紙は違う人。でも中をめくった数枚目の、ギンガムチェックのチュニックとか。
 集英社のサイトでデジタルブックとして読めます。
 http://dpm.s-woman.net/non-no/0813/index.html?page=1

ダビング10と補償金。

2008-06-19 23:59:11 | misc

政治的なものへの批判や、社会への不満をとりとめもなく書くことはできるだけ避けて、
かつ、自己主張や妄想に近い持論展開に終始するブログにはしたくないと思っている。
そもそも、好き勝手言うだけで対策が全く述べられておらず、勿論行動もしない人ほど、
そういった内容のブログを書いている気もする。
自分できちんと調べもせず、ネット上のニュースの見出しを引用して、その部分にのみ
オヤジが居酒屋で言う愚痴レベルの内容を声高に書いている人が多すぎる気もする。

でも、ちょっとこのネタだけは書いておこう。
というのも、たまたま周囲にこのネタを出したとき、あまりにも反応が薄かったから。
「自分には関係ないから」的な反応だったが、果たして本当にそれでよいのか。

■Blu-rayに補償金の「なぜ」 「ダビング10」「iPod課金」はどうなる

まずはその前に「コピーワンス」から。
HDレコーダーやDVDレコーダーは、現在「コピーワンス」である。
名前のとおりで、「コピー1回可能、あとはムーブ(移動)可能」である。
この時点で、「コピー1回できるんだから、いいじゃん」的な答えが返ってくる。
いやいや、放送している番組を録画した時点で、「放送からコピーした」ということに
なるので、その先はコピーできないんだけどね、それすら知らない人が多い。
つまり、HDDに録画したものを、HDD に空き容量を作るために DVD に移すといった場合、
実はすでにコピーされているものなので移動しかできない。勿論、編集もできない。
「DVD に移動させたいんだけど、30分番組を CM カットして4回分を1枚の DVD に
まとめて移したいんだけど」と言われても、それはできない。
番組ごと、HDD から DVD に文字通り「移動」させるしかできない。
「コピー」という言葉が入っているが、実質コピー不能である。
ちなみにこの「コピーワンス」、世界で日本だけしか使われていない。

で、それは不便だということで登場したのが「ダビング10」。
正確には、「コピー9回、ムーブ1回」である。
おお、コピーが9回もか。それだけあれば十分では、というのが一般的な反応だった。
いやちょっと待てよ、と。
まず、この「ダビング 10」を有効にするには、その機能を持った HDD レコーダーを
使用しなければならない。今現在、これに対応した HDD レコーダーは、1つも市場には
出回っていない。最近の HDD レコーダーは、メーカーからのアップデートで対応可能に
なる機種もあるようだが、そうでない場合は「ダビング10」対応機種を買わなければ、
この機能は有効にならない。
また、コピー9回というのは、HDD レコーダーで録画された放送などを、録画を行った
HDD レコーダーに内蔵している DVD やメモリーカードに9回コピーできるだけである。
一応、レコーダーに外部接続できる機器があればそれにもコピー可能だが、その場合は
外部機器もダビング 10 に対応している必要がある。
同一レコーダーで9枚まで DVD にコピーでき、10回目がコピーワンス同様、ムーブだ。
9枚以内で HDD レコーダーが壊れたら、終わり。内蔵の HDD を他の機器へ移して、と
いったパソコン的な考えは不可能。
で、このコピーした9枚の DVD をコピーすることはできない。
他のメモリーカードや外部接続した機器でも同様、コピーされたものを再度コピーする
ことは不可能である。
つまり、今後ブルーレイなどの新しい記録メディアが登場したときに、それにコピーを
することができない。したがって、少なくとも自分が生きている間は、DVD プレーヤー
自体が無くならないようにしてもらうほか無い。
もし、自分の子供や孫にも見てもらおうと録画したなら、その子供や孫が見たいときに
DVD プレーヤーがこの世に存在していなければ、二度と見ることはできない。
DVD プレーヤーが、未来永劫ずっと存在する再生機器だとは考えにくい。
今までだと、VHS などのビデオテープに撮ったものは DVD にすることは可能だったが、
今後はこういったメディアの変換が不可能になるということだ。
コピー9回の根拠は、「家族3人が3枚ずつバックアップを取れば十分だろう」という
ことで決まったらしい。なんてアバウトなんだ。
そんなわけで、本当に「ダビング10がベスト」と言えるのか、もっと考えて欲しい。

で、やっと本題に戻って「ブルーレイディスクに補償金」。
これまた知らない人が多いのに驚いたのだが、市販の MD ディスクや音楽用 CD-R など
「まだ何も録音されていないブランクディスク」には、実は「どうせ著作権のある物を
録音するんだろう?だったら先に著作権料を払ってね」ということで、既に著作権料が
上乗せされた金額で販売されている。
まるで、ユーザーは違法コピーしているんだろうから、先に払わせてしまえ、と言って
いるようなものだ。でなければ、二重取りにもなるようなことに説明がつかない。
ちなみに、レンタル屋では「レンタルする」ために、通常よりも多額の著作権料を、先に
管理団体に支払っているのでレンタルできるのである。
レンタル屋で借りた CD を見ると、著作権管理団体から許可されているということが、
きちんと明記(あるいはシール)されている。
つまり、レンタル屋で借りる代金の中に、著作権料が含まれているということだ。
借りた時点で通常よりも余計に著作権料を支払っているのに、それをブランクディスクに
コピーするときに、さらに著作権料を払っていることになる。
私のような、自分のバンドの曲を MD や CD-R に録音している場合でも、誰に行くとも
ない著作権料を、著作権団体(JASRACなどね)に支払っているのである。
で、今まで「ブルーレイ」というものが存在しなかったので上乗せ対象としてなかった
ので、それも上乗せ対象にしましょう、ということ。

ところが。
これも知らない人が多かったのだが、HDD レコーダーや DVD レコーダーなどの録音が
可能な機器にも、同様に「どうせ著作物をコピーする用途に使うんだろ?だから先に
著作権料を払ってもらうよ」ということで、すでに著作権料(補償金)が上乗せされて
販売されている。
したがって、HDD レコーダーに補償金、それをコピーする DVD ディスクにも補償金と
ここでも二重に補償金を取られている。
これに加えて、著作権者はさらに、iPod からもあらかじめ先に払ってもらおう、という
ことを言っている。
iPod でも、「どうせ著作物をコピーして聴くんだろう?だったら先に払ってもらうよ」
ということだ。
もちろん、この「上乗せ」された金額は、商品の販売価格にそのまま転嫁されるだろう
から、上乗せ分だけ iPod の値段が上がることになるだろう。
まあそもそも、こんな日本にしか存在しない滑稽な仕組みを Apple が納得して、価格に
反映させること(つまり値上げ)を黙認するとも思えないけど。
ちなみに、同様に私の場合、iPod には自分のバンドの曲や、GarageBand Users Club に
投稿されている、クリエイティブコモンズライセンスのものが 99.8%を占めている。
iPod にも補償金が上乗せされたとしたら、その補償金は誰のところに還元されるのか。
著作権団体の懐が暖かくなるだけだ。
また、デジタルビデオカメラで友人の結婚式だとか子供の運動会だとかを録画した後、
HDD レコーダーに転送して DVD にする、といった用途に HDD レコーダーを使用したと
しても、コピーは無限にできるが、なぜか著作権料を取られていることになる。
自分が撮影しているから自分に著作権がある、といっても、著作権管理団体から自分に
著作権料が払われることは無い。
また、市販の CD を購入して iPod にコピーする場合。CD には当然著作権料が含まれて
いる。ちゃんとお金を払って CD を購入していても、iPod で聴こうとしてコピーすると
再度著作権料を取られることになる。自分のもので、個人で楽しむ範囲なのに。
おかしくないか?

でも、MD プレーヤーが普及した時も消費者側から反対意見は上がっていないし、勿論、
音楽用 CD-R に上乗せされたときも反対意見は出ていない。みんな、太っ腹だな。

それでも著作権者たちは、「海賊版が増えすぎて、補償金が減っている」と言っている。
世の中の人全員が海賊版作成を行っていて、みんなそれをコピーしまくっているという
凄い被害妄想だ。
確かに、ファイル共有などで違法コピーされた CD が出回ってるのは事実。
しかし、そういったところから入手する人は、それができなくなったとして、ちゃんと
CD を購入してくれるユーザーなのか。
また、どの程度の人が、そのファイル共有ソフトを使えているのか。
少なくとも、私の知り合いなど 20~30代の 20人くらいは、誰も使っていない。
海賊版を入手している人が、それが無くなれば全員が購入してくれるなどというのは、
到底理解できない妄想ではないだろうか。
「タダで聴ける/見れるのなら見てみようか」レベルであって、無いなら無いで別に
特に困らない人たちではないか。また、それで見たり聴いたりしたところ、内容が大変
良かったので後から CD や DVD を購入したと言う人もかなりいると聞く。
そこで見たり聴いたりしていなければ、購入されなかったかもしれない、ということ。
「買いたい」と思うコンテンツが少ない上に値段が高いから買わないのだと、何故気が
つかないのだろう。いや、気がつかないフリをして、消費者を騙しているのか。
また、実際に作った「著作者」にきちんと還元されているのか怪しい、中間で「管理」
するという名目で搾取しまくっているのではないか、事実、著作者から悲鳴が聞こえる
ので「著作権者」は疑わしい、ということを正しく認識しているのか。
「そんなことはない」と言っているのは見たが、不透明なままなのは変わらない。

「著作者」に、直接著作料が渡せる仕組みができれば、中間搾取の著作権者は不要だ。
レコード会社を通さずに音楽を販売しているアーティストも増えてきているし、今後、
なんとか「実際の著作者」に「ありがとう」と言って著作料を渡せる仕組みがうまく
機能するようになれば、と思う。

随分といろんなところに話が行っているが、あと1点。小寺信良氏のブログから。
最初の「コデラノブログ」から追いかけているけど、記事は的確だし、できれば全部を
書いておきたいところだが、キリが無いのでとりあえず5月以降分で関連するものを。
自分のブックマークの意味もこめて。
6/17の最初の記事なんて、氏の呆れ果てている姿が目に浮かぶ。
そりゃそうだろうな。

■いや、そういう見方じゃないな

■ブルーレイにも補償金

■よろしい、ならば戦争だ?

■今日はダビング10関連が盛りだくさんだ

■知らないなら黙ってればいいのに

■ダビング10と心中するか補償金

そして、今日のニュース。

■「ダビング10」、7月導入=補償金問題切り離しで合意-情通審専門委(yahooニュースより)

■ダビング10解禁、7月5日 著作権団体が譲歩(gooニュースより)

導入するのか。
「北京五輪にハイビジョンテレビとレコーダーの需要があるので、それに間に合わせないと
買い控えが起きて、儲けが減るから」ということらしい。



iPhone はどうだ。

2008-06-13 01:54:37 | misc

iPhone ネタかと思わせて、トップの写真は DoCoMo SH906i。
諸般の事情で、2年ちょっと使っていた SO902i からの機種変更。最新機種。
ドコモはもうかれこれ 10年くらい使っていること、ポイントが結構貯まっていたことと、
バリューコースで分割払いにしたために店頭では1円も払わず購入。
iPhone がソフトバンクからで出るという報道の後だったが、ここにきて今更キャリアを
変更するという気にもならなかったし、どのみち発売日の7月まで待てない事情もあって
購入に踏み切ったんだけど…なんだかなぁといった感じ。

ちなみに iPhone ニュースは引用するまでもないくらい沢山あって、もう今じゃ遅すぎと
いった感もあるけど、なかなか当日にエントリできないんだよな。色々やってると。

 Apple 公式サイト:http://www.apple.com/jp/iphone/
 IT Media:「iPhone 3Gは最良の体験をめざして進化した」
      携帯電話からコンテンツプレーヤーへ脱皮した「iPhone」

で、そんな iPhone のことはとりあえず置いといて、SH906i のほう。
手に持って、いつもの如くマニュアルも見ずに操作して思ったこと。
笑っちゃうくらい、無駄に多機能。たぶん、全く使わないと思われる機能が満載。
それに、メニュー体系や操作が全く一貫していない。メニューを見ても、いったいそれが
どんな機能なのか設定なのか想像もつかない。
似たような設定を行う機能でも、メニューからの呼出し方や名称、設定方法がバラバラ。
「決定」や「完了」も、そのメニューごとにボタンが違っていたりする。
少ないキーに無理矢理機能を割当ててる感じ。

そもそも、まずワンセグが要らない。
映像も音も頻繁に途切れまくるし、カクカクしたぎこちない映像だし、そもそも民放自体
見ないのだから、わざわざ携帯でそんな映像を見ることなんて、ない。
電波の良好なところで固定して受信すればそれなりだということだけど、コンクリートに
囲まれていたら入りにくいらしいし、家ならテレビがあるから必要ないし。

それから、ミュージックプレーヤー。これも要らない。
iPod があるから、わざわざ「いざ電話として使おうとしたら音楽聴きすぎて充電切れ」と
いったような間抜けな状態になりたくないし、そもそも「別売りの」ケーブルを使用して、
Windows Media Player で WMA 形式のみというのは理解不能だ。
それ以外は、有料サイトに登録して、有料の着うたを買ってください、ということか。
や、日本のチャートは滅多に聴かないし、iTunes Store で十分だし。
microSD カードにサクッとコピーして聴けるのかと思ったら出来なかった。
(何か方法があるのかもしれないけど、そこまでしてやることでもないかと)

そしてフルブラウザも、かな。
昔に比べて液晶画面が大きくなったとはいえ、携帯のこの画面でフルブラウザって、ね。
パケット代がシャレにならないのでとパケホーダイを契約すれば、基本料金以外に毎月々
6,000円弱も掛かる。
そこまでするくらいなら、家で(携帯より遥かに大画面で)ネット見るだろう。

さらに、何でもかんでもネットに繋いでパケット代を搾取しようとすること。
iアプリで google マップがあったので、ちょっと地図を見るのに便利だなと思っていたら
何のことは無い、GPSで現在位置を勝手に調べに行く上、地図はネットからダウンロード
して逐一表示しているらしく、恐ろしいくらいのパケット数になっていた。
パケホーダイにしていないので、気軽に使ったりしたら請求が何十万になるかわからない。
辞書や翻訳ソフトも同様で、「便利だな」と思ったら何のとことはない、いちいちネットに
接続しているようなので、これも気軽に使ったりした日には以下略。
アイコンや着うたでも設定してみるか、と思ってメニューを出してみたら、そこには大きく
「 i モードで探す」というアイコンがあって、迂闊にクリックすると即ネットに繋いでしまう。
しかも、公式サイトで月々の料金を払わないとダウンロードできなかったりする。
おいおい。どうなってるんだ。
「メガアプリ」と謳った大容量のアプリが動くというが、例えば 5MB のメガアプリを1つ
ダウンロードしたらどのくらいになるのだろう。
1パケット 128bytes だが、ヘッダは省くので、計算しやすいように 100bytes としよう。
5MB=約5,000,000bytes として、約50,000パケット。
パケットパックに何も加入していないと、1パケット 0.2円なので、なんと 10,000円。
たった1つのアプリをダウンロードするだけで、1万円。
1ヶ月のパケット量が増えるほど単価が下がり、最終的に 0.02円/パケットになるという。
これは 200万パケット以上が条件だが、200万パケットの時点ですでに 195,000円。
これを超えるパケット代が通常の 10分の1になったところで、もう常軌を逸した電話代だ。

にもかかわらず、相変わらずキャリアがイチオシなのは、これらなんだろうな。
メニューの配置にもそれが現れているような気がする。
それに比べて iPhone はどうだろう。
まだ実機に触ったことが無いので正確なことは言えないが、少なくともこんな携帯のように
無駄に多機能、メーカーの自己満足や自画自賛の押しつけ、ではないはず。

あ、カメラだけは、随分とマシになったみたい。500万画素だし。
以前の SO902i が、画質は悪い、フォーカスは合いにくい、JPEG 圧縮が最低、その上に
撮った後の保存に 30秒くらい掛かるといった具合だったので、余計にマシに思うのかも。
以前のソニーは、2日も電源を入れたままにしておくと、何を操作してもワンテンポ以上、
場合によっては押し損ねたかと思う程に遅れて反応するという致命的な欠点があったけど、
メニュー体系や操作は割と一貫していて、パナソニックや富士通のような気違いじみている
使いにくさはなかったから好きだったんだけどな。
P とか SH が売れ筋で人気商品ってのは、とてもじゃないが信じ難い。
また当面はイライラしそうだ。
ただメールしたいだけなのに、ただ電話したいだけなのに、留守電が聞きたいだけなのに、
と思うことなどで。



SIMPLE PLAN、ライブ2つ。

2008-06-02 05:37:10 | Favorites

先週は、SIMPLE PLAN 週間でした。
5/27(火)新木場 STUDIO COAST。
6/ 1(日)渋谷 WOMB。
STUDIO COAST の方は、4月頃に先行発売を申し込んだら取れたので。
WOMB の方は、サードアルバムにあった購入者特典で限定ライブ招待に当たったので。
5/28 の赤坂 BLITZ と、MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN にも行きたかったけど、
休日出勤を連発しているこの時期に、続けて行くのもどうかなと。MTV は抽選外れたし。

で、纏めてレポート。
STUDIO COAST、オールスタンディング、SIMPLE PLAN とくれば、まず間違いなく、
激しいモッシュが予想できたし、以前 YUKI ちゃんのライブで「二度と行かねぇ」とまで
言いたくなるくらい酷い目にあっていたというのに、
 「えー。だって、SIMPLE PLAN だよ?日本じゃまだ全然無名でしょ?」
 「ほらほら。女の子の方が多いみたいだし、大丈夫」
なんて甘い言葉を真に受けてしまい、「ああそうか、OASIS じゃないんだから、まだまだ
世間一般的には知らない方が多いよね、2,000人くらいしか入らないハコだし」なんて風に
安易に考えて行ってきました。

ある意味、予想通りというか、甘かったというか。

そもそも、開場した時に、真ん中ら辺のバー近くに人が集まっていること、首からタオルを
下げている軽装の若者が男女問わず多数前にいることで、薄々は気がついていたのに、何を
思ったか「ラッキー、前の方が空いてるー」って3列目くらいに陣取ったのが間違いだった。
前座のバンド、YOUR FAVORITE ENEMIES がステージに上がった時点で、一斉に後ろから
押され、直後、モッシュ。大モッシュ。押されるとか言うレベルじゃない。
周りの背のちっちゃい女の子が何人も倒れていくので、その都度引っぱり上げて助け出して
いたけど、大きな渦のような流れには逆らえない。もみくちゃにされてた。
SIMPLE PLAN が出てからは、もう言うまでもない。
汗は滝のように流れ、周囲から肘鉄は何発も食らい、足はめちゃめちゃに踏まれた。
さすが3列目って言うくらい、色んな意味で堪能してきた。圧死するかと思った。
まあでも、演奏は凄いし上手いし、MC は楽しいし、ステージ見てて楽しいし。
やっぱり、プロだ。あれだけ動いてあれだけの演奏。
ドラムなんて、1打1打がフルパワー。PV で思いっきり叩いてるのを見て、「1曲入魂だな」
なんて思ってたけど、そうじゃない。全曲、そんなパワー。バンドの系統が違うので、自分が
あんな叩き方をすることは無いと思うけど、20曲弱くらいやったのではないかというくらいに
長丁場のライブで、全然パワーが衰えないってのは凄い。
それを、もうちょっと手を伸ばせば、Pierre の伸ばした手に触れられそうなくらい近い距離で
見ることができたのは、貴重だった。

でもな。また愚痴になっちゃうけど。
ちょうど自分の真後ろくらいにいた5~6人の若い男。
周りにいる人を無差別に思いっきり突き飛ばしたり、変な踊り踊って倒れたりで大迷惑。
そんなにモッシュやりたいんだったら、いつでも見れる他の国内アーティストに行くか、
または一番後ろの誰にも迷惑にならないところで勝手にやっててほしい。
急に背中を思いっきり押され、首が折れるかと思った。迷惑というか、最悪な連中だった。
喋ってる言葉が日本語ではなかったが、アジア顔。五輪開催国というより、「ペ」とかの国
ではないかと思われる。さらにこいつら、よく見たら周りに10人以上いて、それぞれ会話を
交わしているところを見ると、留学生の集団か、日本ツアーのグループか。
モッシュで他人に迷惑かけるだけでなく、あろうことかミネラルウォーターのふたを開けて
周りに水を振りかけたり、グループで大暴れしたり、禁止されている写真撮影、さらには何と
携帯電話でムービー撮影まで。モラルは無いのかよ、こいつらには。
なんだろな。最悪なグループだった。

↓アンコールも終わって、搬出中のステージ。



次。渋谷 WOMB。
こっちは思わぬハプニングがあって、忘れられない日になった。
アルバム購入者限定で、200人(くらい)抽選で招待のアコースティックライブ、ということ
だったんだけど、この WOMB というクラブの場所が全然わからない。
道玄坂を上がって交番を曲がったあたりで迷子になり、「確かこの辺なんだけどなぁ」なんて
思いながら、円山町のホテルや風俗店の並ぶ通りを行ったり来たり。
もうすぐ開場時間の17時になる、というとき、さすがに焦りが出始めて急ぎ足になった頃。
通りが通りだけに人通りが少ないはずなのに、何故か外国人の集団が。
2、3人が通り過ぎた時、なんだか見たことのある顔のような気がして振り返ってみると。
なんと、SIMPLE PLAN のベース、デヴィッドでした。
思わず「おー!」と叫んでしまったら、David は笑顔で戻ってきてくれて、手を出しながら
「 Hi, Nice to meet you!」って。驚いて点目で硬直しながら、なんとか手を出して握手して
いると、今度は後ろからギターのセバスチャンが。同じく笑顔で握手。
やっと我に返って、でもつい日本語で「ライブ行きます!楽しみにしてます!」なんてことを
言いながら一緒に歩いていると、横をピエールと彼女が手を繋いで仲良く通過。
さすがに、声をかけづらかったので目で追ってると、ドラムのチャックが通過。
周りに数人、日本人のスタッフらしき人がいたけど、こうなるとさすがに舞い上がってしまい、
ついついしばらく一緒にデヴィッドの後ろをついて歩いた。
道玄坂交番近くのセブンイレブンで信号待ちになったので、思わず写真を撮ってしまった。
声をかけてツーショットでもと思ったけど、英語喋れないんだよな。簡単な単語すら出ない。
英語が喋れないことを、今までで一番後悔したかもしれない。
スタッフの会話を聞いていると、どうやら開演までの間に買い物に出たようだが、結局そこで
追いかけるのをやめて、スタッフに WOMB の場所を聞いて、戻ることにした。
今思えば、もっと追いかけていれば良かったかな、と。
スタッフは誰も制止しないし、セバスチャンは楽しそうに喋ってるし、すれ違った他の人たちは
SIMPLE PLAN を知らないのだろう、皆スルーしてるし、そのままずっとついて行っても、全然
問題なさそうだったので。ハイチュウでも探しに行ったのかな。
ちなみに、撮った写真は、肖像権とか色々言われるとイヤなので非公開で。

で、ライブ。
いやこれまたオールスタンディングだったんだけどね。アコースティックライブ、なワケで。
みんな大人しく聴くんだろうな、と思ったがこれも間違いだった。
STUDIO COAST みたいなモッシュにはならなかったけど、それなりのモッシュが。
「みんな大人しく聴くだろう」なんて思ってたから、今度は前から2列目くらい。というか、
途中から押されて、ほぼ一番前にいた。当選番号順の入場だったんだけど、結構早い番号だった
から前の方に行けるとは思ってたけど、ここまで前に来られるとは思ってなかった。
クラブだけに、200人くらいのハコだったというのもあって、今度はピエールとがっちり握手。
結局、アコースティックと言っても、ドラムがいなくてギターがアコギというだけで、客のノリ
自体は普通のライブと何ら変わらない状態だった。
レコード会社の人の司会や「メンバへ質問」なんてのが入ると思わなかったので意外だったけど
これはこれで楽しめたので、まあいいか。1時間くらいのイベントだったから物足りなかった。

一応、バンドやってる人間としては、これだけ近いと機材が目につく。
ギターは、ジェフの方しか見えなかったけど、タカミネのエレアコ。すげー音が良い。
ヘッドの形状が現在のラインナップに無い形だった。サウンドホールにピックアップが付けられ
ているのに、エンドピンにケーブルを挿していた。また、エンドピン下にもう1本、ケーブルを
挿していたところを見ると、これがサウンドホールのピックアップ用かも。
プリアンプがあるのは見えたけど、形状までは見えなかった。
エフェクターは、BOSS の EQ かな。白いヤツで、ツマミらしきのが見えなかったので EQ と
思ったんだけど、全然違うかもしれない。あとは DI が置いてあっただけ。
ベースのデヴィッドは、STUDIO COAST と同じというか、いつもの Fender USA のプレベ。
COSAT の時は、ボディが白とサンバーストと黒だったかな、3つを使い分けていたんだけど、
今日は白のヤツのみ。ピック引きなんだけど、コーラスやりながら低いポジションで弾くので、
凄くカッコいい。
エフェクターは、ギターと同じ白いヤツと DI のみだったので、やっぱり EQ なのかな。
ブーンという太い音で、アコースティックライブというのに存在感のある良い音だった。

ということで、見る人が見たら「おまえ他にやらなきゃならないこと、あるだろう」って指摘
されそうな状況の中、久々にプロのアーティストを間近に見て、勉強してきました、と。