限りなくmoonshine...

GarageBandなどDTMネタとバンドネタと甘いもの中心に。たぶん。

PSE法(たぶん最後)。

2006-03-31 23:59:59 | DTM

経産省、ついに「やってもーた」みたいですね。
「ビンテージ」のリスト作成。国家認定のビンテージ楽器ということだ。

小寺氏のブログで先日、「世紀の大誤報」として大手マスコミの誤った理解や認識を、
コラムの方ではその詳細ないきさつ、マスコミ内部からの視点で厳しくコメントされて
いたのだが。
結果的には、この「実質容認」の形になったようだ。

しかし。

経産省のあまりにヒドい対応や認識不足には、正直怒りを通り過ぎて呆れに近くなって
きていたのだが、今回慌ただしく記者会見した内容でさらに我々を小馬鹿にしたような
わかりにくい発表をしたばかりでなく、ビンテージのリストを作ってしまうとは。

ビンテージは対象外というなら、おまえらちゃんとリストくらい作れるのか?なんて、
各所で冗談半分に言われていた事が現実になった。

PDF なのだが、興味のある人は見て欲しい。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/vintage/list.pdf

著名人や業界の方々に意見を求めたとあるが、ツッコミどころ満載である。
なんで「ビンテージ」の中に、2004年に新発売されて現在も販売されているものが
含まれているのか。
なんで PSE 法には何の関係もない、電源を持たない機種まで含まれているのか。
メーカー名、間違ってるよ。
同じ型番が何度か出てくるのですが。
「 EDIROL 」のようなブランド名が、会社名として扱われてますよ。

などなど。挙げればキリがない。

今後ブラッシュアップして行くらしい。
しかし、リストに無いものを売りたい場合は申請して承認をもらいさえすれば、以降は
申請しなくても良いなど、実質承認されたも同然ということになり(誰がその承認済み
であることの判断を行うかは皆目見当もつかないが)、結局この法律って何だったのか?
という疑問だけが残る。
この法律を真に受けて、破格値で在庫を売り払って店をたたむしかなかった全国各地の
中古楽器専門店の主人の事を思うと、損害賠償責任を問うても良いような気がする。
人生狂わせておいて、施行前日になって「特別承認リスト」ですか。笑止。

役人の勝手な都合や売名のためにアレコレ打つ手は、たいがいは悪法である、という
見本のような気がしてきた。


成分分析してみた。

2006-03-29 23:38:22 | misc

すでに一部では話題になっているようですが。

成分分析ソフトです。
といっても、難しいものではないです。

Clock さんの「カドルコア世代」というサイトの、「無駄道具」にあります。

「バファリンの半分は、やさしさでできている」というのをご存知でしょうか。
でも、実際にバファリンの成分一覧を見ても、「やさしさ」は書いてないですよね。
そんな楽しい分析をしてくれるツールです。
なお、同じ単語で分析すると必ず同じ結果が出るので、ランダムではないようです。

あいにく Windows で動作するツールなのですが、仕事の合間にやってみました。
まずはこのサイト「限りなくmoonshine」から。

   限りなくmoonshineの成分解析結果 :

   限りなくmoonshineの99%は優雅さで出来ています。
   限りなくmoonshineの1%は真空で出来ています。

ああ、そうですか。優雅ですか。真空ってのは気になりますね。
じゃ、tsuka315 では?

   tsuka315の成分解析結果 :

   tsuka315の86%は果物で出来ています。
   tsuka315の6%は保存料で出来ています。
   tsuka315の6%は陰謀で出来ています。
   tsuka315の1%はやましさで出来ています。
   tsuka315の1%は回路で出来ています。

微妙ですね。8割は果物ですか。ビタミン多そうですね。
次に、GBUC 関係のお友達を勝手に分析させてもらいました。
まず、先日ついに姿を見ることができた kuroneko さん。

   kuronekoの成分解析結果 :

   kuronekoの73%は不思議で出来ています。
   kuronekoの27%は知恵で出来ています。

なかなか鋭い成分分析をしてくれますね。良いんじゃないでしょうか。
次に、GBUC写真部@mixi 部長しんたんこと Shinichi さん。

   shinichiの成分解析結果 :

   shinichiの79%は呪詛で出来ています。
   shinichiの6%は夢で出来ています。
   shinichiの5%はミスリルで出来ています。
   shinichiの4%は言葉で出来ています。
   shinichiの4%は歌で出来ています。
   shinichiの1%は電波で出来ています。
   shinichiの1%は宇宙の意思で出来ています。

さすが Funk 番長。約8割が「呪詛」だそうです。歌はもう少し多いのでは。
そして、このブログにコメントもくださっている井草見さんはというと。

   井草見の成分解析結果 :

   井草見の39%は根性で出来ています。
   井草見の24%は大阪のおいしい水で出来ています。
   井草見の20%は罠で出来ています。
   井草見の13%は愛で出来ています。
   井草見の3%は優雅さで出来ています。
   井草見の1%は濃硫酸で出来ています。

2割が「罠」ですか。1%の濃硫酸も危険度高いですね。
そして最後は、この人なくして私の GarageBand 熱はなかっただろうとも言える、
尊敬すべき&大好きな曲をたくさん生み出してくださる、のりぞうさん。
NJ というユニットで GBUC のみならず多方面で大活躍されています。
大変失礼ながら、のりぞうさんだけは本名で成分分析させていただきました。
本名出す許可をいただいてないので、(本名)とさせていただいてます。

   のりぞうさんの成分解析結果 :

   (本名)の37%は元気玉で出来ています。
   (本名)の25%は成功の鍵で出来ています。
   (本名)の21%は乙女心で出来ています。
   (本名)の9%は果物で出来ています。
   (本名)の2%は大阪のおいしい水で出来ています。
   (本名)の2%は柳の樹皮で出来ています。
   (本名)の2%は毒電波で出来ています。
   (本名)の1%は海水で出来ています。
   (本名)の1%は血で出来ています。

のりさん、「成功の鍵」や「乙女心」でできていたのですね。初めて知りました。

というわけで、たまにはこんな、ゆるいネタでも。


なんちゃってジャズピアノ。

2006-03-26 04:11:44 | DTM

てなわけで、12日ぶりのエントリ。
年度末でシステム変更禁止期間に入るので、仕事も落ち着くだろうという予測は大ハズレ。
何の事はない、いつものとおり(それ以上)で修正依頼/不具合対応がバンバン。
それも、前任者がシステム移行時に大量に残してくれたバグが原因。
年度明け早々の集計業務等で問題になりそうな部分も大量に発覚し、先週はいつにも増して
忙しかった気がする。

で。
そんな中、こんな本を買ってしまいました。
「なんちゃってジャズ・ピアノ(リットーミュージック)」。
ピアノが上手でも下手でも、マジメでも不真面目でも、みんながジャズを体験できるという
”敷居の超低い”CD付きジャズ教則本、とありますが、結構難しいです。
この本で分類されているタイプ的には、「とにかくジャジーなピアノが弾いてみたい」に
なるのですが、これがなかなか…。
大きく3つのチャプターに分かれているうち、1つ目のイントロダクションは読んで弾いて
「ふむふむ」というカンジだったのですが、2つ目の最初「左手をスウィートに弾く」では
すでにアタマは大混乱。
ああ、こんなにも弾けなかったっけな、なんて、結構ショックが。

そりゃ、エレクトーンでグレード5級取ったのは中学2年でしたが。
ピアノは全く弾けません。鍵盤が重すぎです。
そこからかれこれ 20年以上、鍵盤楽器は殆ど弾いてないし、今の5級は絶対無理です。
この本を買う時に、一緒に売っていたグレード別の楽譜見て点目になりました。
エレクトーン自体が進化しているのも関係しているのでしょうが、意味不明な記号やら
「ここでフロッピーの○番目をロード」やら、どうするものなのかさっぱりで。

というわけで、現実逃避するかのごとく MIDI コントローラでジャズピアノ練習中。
そのうち、自分の曲中で使えるといいな、なんてね。


毒吐き中。

2006-03-25 23:59:59 | misc

もううんざりである。昨今のニュース。

ニュースネタへのコメントは、結局それは一個人の意見であって押し付けるものでもなく、
またその情報の真偽や内容のクオリティは、見る側で判断するものだと思っている。
そして、そのコメントを書いた人間を評価する基準になっている場合もある。

が、敢えていくつかコメントする。ネタ的に、一度扱ってしまったので。

●PSE法その後

 なにやら、おかしな動きになってしまっているようで。
 「ビンテージ楽器は対象外」らしい。
 あのなあ。ビンテージって定義は、誰が決めるんだよ。しかも、楽器だけですか?
 「ビンテージ」なんて、人によって対象が違うと思うが如何に。
 「売買禁止」にも閉口したが、この法を真に受けてすでに対応してしまった人たちは
 どうなるのか。秋葉原ラジオ館の清進商会は、店を畳んでしまったそうではないか。
 「ミュージシャンの声などに押されて土壇場で」ということらしいが、確かアレには、
 ビンテージのみならず中古楽器全て、とあったはずである。
 そもそも、旧法と内容が変わらないのに、旧法でOKだった商品を、売買禁止にする
 意味が見えない法だと言われているのが理解できていないらしい。
 旧法の立場は?シールを貼っているか貼ってないかの違いだけでは?
 旧法でOKにしたものを、再検査なしで売ってはいけない理由は?
 聞けば聞くほど、疑問がわいてくるニュースである。

●Winnyその後

 どこかのお馬鹿な政治家が、国民に対して「パソコンでウィニーを使わないで」と
 呼びかけたらしい。
 政府機関で情報流出が起きたからって、官房長官ともあろう方が特定のソフトの使用を
 禁止する発言するなんて。しかも、フリーウェアに。
 おかしいんではないかい?
 いや、おかしすぎる。

 以前にも言ったが、Winny 自体はまったく違法性はない。
 作者を擁護しているわけではなく、単純にソフトウェアを扱う業界にいる立場から見て
 この技術は非常にすばらしいものなのである。世界でもトップレベルなのである。

 悪いのは、著作物を許可なくネットにバラまいていたり、それらの著作物を無料で入手
 しようとしている人、また「お宝」「エロ」とかの類のファイルに異常なくらい過剰に
 反応して、基本的なことも守らずにファイルをクリックしてしまっている人、である。
 「衝撃映像!○○のシーン」ってファイル名だったとして、普通、即クリックするか?
 もちろん、そのウイルス類を作った人も、人間的に問題はあると思うが。
 「(メールに添付されている)怪しいファイルはクリックしない」というのは、数年前
 から常識ではないのか。なぜ、それができないのか。

 映画にしても音楽にしても、素晴らしい人々が生み出した作品を、こともあろうか
 「タダ」で手に入れようとする行為が、どれほど酷いことか。
 対価を払って当然のものに対して払わず入手しようとするとは何事か。
 たった数千円程度をケチったばっかりに、計り知れない情報流出を起こしている。
 そんな奴に同情の余地はない。どれだけ重要な情報が漏れても、自業自得である。
 自宅で仕事をしなければならない環境の人もいるだろう。
 それは仕方ないが、仕事と遊びを同じパソコンでやるのはマズいのでは?
 複数台持ってないなら、やらなければいい。それだけのことだ。公私混同も甚だしい。
 これだけ注目されている状態で、まさか知らないなんてことはないだろう。
 「自分は食らわない」という、変な自身でも持っているのだろうか。
 何度も言うが、Winny は「持っているだけではウイルスに感染しない」のである。
 著作物を違法にダウンロードしたり、エロいタイトルのファイルをダウンロードして、
 それを「見よう」としたときに、初めて感染するのである。

 話が戻るが、官房長官の話。
 パソコンの情報流出ウイルスという意味では、Microsoft のブラウザやメールソフト、
 Internet Explorer や Outlook Express だって同じではないか。
 ましてや、これらのソフトはバグやセキュリティホールだらけで、いまだに修正パッチ
 などが随時リリースされているような状態の欠陥商品である。
 Winny を「使わないで」と言うなら、なぜこれらのソフトも「使わないで」といわない
 のか、不思議で仕方ない。
 これらの場合、ヘタするとユーザが何もしていなくても、ただサイトを見ていたり、
 メールをプレビューしただけで感染するので、もっとタチが悪いと思う。
 誤った情報を吹き込まれているのか、ただの何も知らないおっさんなのか不明だが、
 このニュースを見たときは気でもふれたのかと思った。
 世の中、みんな Windows で Winny を使っている、くらいな認識ではないか?
 それとも、世の中みんな著作物を不正に入手したり、エロ動画を見ているとでも?
 幸か不幸か、うちは Winny が動かないし、使いたいとも思わない。

 夜には、首相が「危険性があるの使わないほうがいい」と言ったそうだ。
 だったら、Microsoft 製の各種製品も、「使わないほうがいい」と言うべきだ。
 あれらのソフトは危険極まりない。

 「国民一人ひとりに注意してもらい、対策を取ってもらわないと」って…。
 単に個人のモラルの問題だろ。
 「 Winny を使わないで」ではなく、「一人ひとりのモラル向上を」だろ。
 または「ウイルスに対する意識の向上」「欲望を掻き立てられたからといって即行動を
 しないこと」「著作物にはきちんと対価を支払うこと」とか。
 いずれにせよ、特別言うことでもなく、人間として当たり前のことである。
 ズレてるよ。まったく。

※このエントリは、3/16 頃にメモ書きしていたものです


遠ざかるテール。

2006-03-13 00:22:39 | photo

デジカメで、一度は撮ってみたい写真。
星、月、海中(イルカとクジラ含む)、オーロラ、そして流れる車のテールランプ。

デジカメに用意されている「夜景モード」では物足りなかったのだが、最近、長時間露光
ってのをやっと設定できるようになり、「車のテールランプ」の写真については割と簡単に
手の届くものになった。

しかし、「可能である」のと「写真が撮れる」のは別モノで。

まずは、シャッタースピードをどのくらいにすれば良いか皆目見当もつかなかったので、
とりあえず先日と同じ5秒にしてみる。
絞りは、そもそもこの数字を大きくするものなのか小さくするものなのかすらも見当が
つかない状況なので、とりあえず「マニュアルモード」というのに合わせてみる。
一応、オリンパスのサイトにある説明では、

  「絞り(F値):レンズの明るさを表す。小さいほど明るい。レンズが明るいほど、
   暗い場所での撮影が有利。被写界深度を活かした撮影が可能」

とあった。とりあえず、やってみなきゃ良くわからない。
シャッタースピードも絞りも手動で設定可能だが、それが設定可能範囲外の値になると、
赤字で表示されるらしい。

カメラをミニ三脚にセットして、テールランプが写りそうな道路に向ける。
距離があったので、ズームを6倍くらいに。
そこでシャッタースピードを5秒にしたところ、とりあえず絞りは F3.2 + 0.3。
F3.2 と、補正が +0.3。そのまま足し算して「 F3.5 」とは表示しないのね。
まず、これで撮ってみたのが↓これ。


ちょっと明るすぎ?
テールランプを撮るつもりが、何故か反対車線から来る車のヘッドライトが。
テールを狙った車は何処へ?

というわけで、今度はシャッタースピードを2秒に。
すると、絞りが F3.2 -1.7 となった。
シャッタースピードが短くなった分、暗い場所ということになるので、小さくした、
ということかな。
今度は、ちゃんと2秒で目標の場所に車が入るよう、シャッターを切る。
これが、トップの写真となった。
明るすぎず暗すぎず、かつテールランプが奇麗に写った。
ただ、車も写ると思っていたのに、どこにもいない。いったい、車はどこへ?
テールの先に、うすらぼんやりと車の姿が残るイメージだったんだけど。

で、今度は「ノイズリダクション」というのを ON にしてみる。
なんでも、望遠時や暗い場所での撮影時に発生するノイズを押さえるらしい。
同じ場所でもう一枚撮ってみる。↓こんなカンジ


このサイズだと少しわかりにくいが、写真の元のサイズ( 2048 × 1536 )で見ると
明らかに違いがわかる。
OFF の時は少しザラついていた暗い部分や木などの細かい部分が、ON にした時には
滑らかになっている。悪く言えば、のっぺりとしたカンジではある。
どちらが良いかは、その時々によるかな、というカンジ。
ただ、メモリへの保存時間が OFF の時の倍近く掛かるので、続けて撮るには向いて
いない気がする。
ちなみに、こっちはテールランプのカタチが気に入らないので、イマイチ。
もうちょっとちゃんと走れよ、運転手。

ところで、大学時代の自分のバンドの曲に

  「彼女の嘘を許さない」

という曲がある。その中の歌詞に、

  「遠ざかる/テールを見つめてる/さよなら告げる視線で」

ってのがある。若いなぁ。
作詞はボーカルのヤツなのだが、これを初めて聴いたときも、流れるテールランプが
闇に残像を残して去って行くようなイメージが浮かんでた気がする。
だからかもしれないが、この写真は何故かちょっと寂しいカンジに見えてしまう。

ちなみにこの曲で一番好きな部分は、上の歌詞の次の部分で、

  「流れ落ちる/涙を掬い取る/グラスも無くて」

だったのだが、今見ると結構恥ずかしいな。さすが 16年前。


ソフト音源リアル音源。

2006-03-12 04:06:31 | GarageBand

先日ループ切り貼りで行き詰まって…という話の続き。
元がソフト音源だったので、エディットしてからループにすれば、コードも自由自在、と
思って編集していたのだが…。

同じようにエフェクトの設定をしているのに、音の響きが全然違うのである。
GarageBand の特性?とか、意味不明な発想までアタマを過ったくらいである。

具体的には、こんな感じ。

 ・当初の作り方(2005/11/26 のエントリ参照)
  ソフト音源のループを、リアル音源のトラックに張り付け。
  2小節目で分割して、前のリージョンピッチを+4、後ろを-3。
  エフェクトを調整。

 ・今回の作り方
  ソフト音源のループを、ソフト音源のトラックに張り付け。
  ピアノロールで音程を上げ下げして、上記の+4や-3と同等になるように編集。
  編集したものを一旦ループブラウザに登録。
  新規にリアル音源トラックを作成して、そこにループブラウザから張り付け。
  エフェクトを調整。

理屈では、ほとんど同じだと思っていた。
だがこれを繰り返して貼付けした方は、当初の作り方で貼付けしたものとは全く別物かと
思うくらい、全然音の響きが違うのである。
敢えて表現するならば、今回の方が高音域が多いような、ちょっとキラキラしたカンジの
音で、ディレイで音が重なって偶然良い響きになっていたところが無くなっている。
当初の作り方の方が、少しローファイっぽくて、雰囲気としてはこっちの方がイメージ
している響きなのである。

当初の作り方だと、2小節目で分割した関係で、1~2小節目に掛かっているリバーブや
ディレイの音が3~4小節目の音とともに下がったピッチで鳴るのに対し、今回の方では
1~2小節目のリバーブやディレイはそのままの音程で3~4小節目に重なるために、
これだけ響きの違う音になるのだろう。
まあ、考えてみれば当然の事である。

というわけで、作り方を変更。
既に作っている部分の音の響きは好きなので、おかしな響きになる部分のみピックアップ。
以下の要領で作成してみる。

  最終的に、当初の作り方のように2小節ごとにリージョンピッチを変えることで
  望みの音になるように、「リージョンピッチを変える前の音程」でソフト音源の
  エディットをする。
  それをループブラウザに登録。
  リアル音源トラックに、ループブラウザから張り付け。
  2小節ごとにリージョンピッチを変える。

いくつか作りながら、あまりにも不毛な事に気がつく。
なんだかなあ。
難しいコードや理論は良くわからないが、とにかく6th とか M7 とかの音の構成になって
いるアルペジオのループなのに、それをトニックや 11th や dim にしたいというコト自体
無謀なのだろう、ということだ。

一体どうしたものか。
悩んでいても仕方ないので、明日はカラオケに行ってウイスパーボイスの練習。
一応、ボーカル曲、ということで。ネタバレ?


デジカメは楽し。

2006-03-11 03:06:58 | photo

先日のガレフェスでもう一つ触発されたこと。カメラ。
今まで、写真は撮るのも撮られるのも実はあまり好きではなくて、子供の頃に親が撮った
写真以外では、殆どと言っていいほど写真は無い。
アルバムを作るまでもなかったため、数少ない写真は今でも剥き出しのハダカのままで、
引越するたびに保管場所が変わってはいるがそのままである。
今、枚数を数えてみたら、高校~大学までで 30 枚にも足りない。そのくらいである。

3年前にデジカメを買ってから少しは撮るようになったが、それでも iPhoto に保存して
ある写真の数は、先日のガレフェスを除けば 150 枚程度だった。年平均 50 枚。
このブログを始めてからは、夕焼け羽田空港など、それなりに気に入った写真が簡単に
撮れていて、さすがデジカメ、お気楽極楽だな、なんて思っていた。

ある時、mixi でお友達になってもらってる「しんたん」が撮った星の写真を見て、これは
一眼でないと撮れないのかな、と聞いたら、「シャッタースピード遅くしてみたら」と、
助言を貰った。

自分のデジカメのマニュアルを良く見てみたら、シャッタースピードも絞りも、AF だけで
なくマニュアル設定が出来る、とあった。
今更、である。
マニュアルを見ずに使うクセは、どうしても直らない。
とにかく、詳しい事は良くわからないが、結構細かな設定が出来るようだ。
シャッタースピードは、最大で 16秒。開放F値は、W側で F2.8 とあるが、マニュアルで
操作すれば、F8.0 まで設定可能らしい。

↓こんな感じ


で、長時間シャッターを開けるとどうなるのか、試してみたのがトップの写真。
正直、すげーびっくりした。こんなに撮れるなんて。
このときの設定は、

  ズーム 6倍くらい
  撮影感度 ISO 400
  シャッタースピード 5秒
  絞り F3.5 + 0.3

で、ミニ三脚使ってブレないようにカメラを固定。
自宅ベランダから富士山の方にレンズを向ける。
遥か遠くの闇の中で点滅する、煙突かなにかの赤い警告灯までくっきりと。

この設定が正しいのかどうかわからないが、とにかく暗闇でもくっきりと撮れる事は、
十分に判明した。
ノイズリダクションで望遠時のザラつきを押さえるとか、フラッシュの後幕効果とか、
マニュアルを読めば読むほど、試してみたい機能がある事が判明。

このカメラ、まだまだ色々設定ができるみたいだ。
購入して3年目、やっと日の目を見た、という感じ。
まだまだ買い替えなくていいや。これで楽しもう。


スティック買った。

2006-03-10 02:51:28 | Band

先日の GarageBand Users Club フェスティバル 2006 にて触発された tsuka315。
まずはカタチから、ということで、修正プログラム 160 本の深夜一気リリース仕事を
終えた今日、昼休みにのこのこと近くの楽器店へ。

で、買ってきました。スティック。

Pearl の 158H、yukihiro モデルである。
カタチに3割、名前に7割くらいで選んでます。理由は推して知るべし。
径も細めで長さも短く、ただでさえヒッコリーなので超軽量。

14年も前になる最後のライブの時に使っていたのは、確か 105H
径は太いが、ちょうど握ったあたりから末端に向かって少し細くなっていて、とても
握りやすかった記憶がある。
ヒッコリーにしてはそれなりに重量もあり、振り下ろすのが楽だった。
今日買ったものよりも、径で 2mm、長さで 20mm も大きい。

ということで、久々にスティックを握って振ってみたが…。
もー、有り得ないくらい手首が固くなってる。
10分も雑誌を叩いているうちに手首がジンジンしてきて、すぐにやめた。
体力の低下も激しく、その 10分間で心拍数が倍くらい上がったのではないだろうか。
これはまず何より先に、基礎体力作りと基礎練習から開始か?


タブーなネタ?

2006-03-09 23:59:59 | misc

あまりにもニュースで触れられないので、実はタブーなネタなのかもしれないが、敢えて
書いてみる事にした。
今日、著作権法違反幇助罪に問われた、あるソフトの作者の第20回公判が行われた

Winny である。
自衛隊も警察も学校の先生もあちこちで流出させてくれているために、ニュースネタが
尽きない、あのソフトである。

一応先に断っておくが、作者を擁護するワケではない。
また、このソフトについて詳しい方は、ツッコミ入れないでいただきたい。
飽くまで、「なんだか良くわからないけど Winny ってソフトが悪いんだろ」っていう
ニュースによって誤った情報を植え付けられている人向け、である。
ちなみに、私は Mac しか持ってないので、このソフトを使った事はない。

ニュースを流し読みする限り、このソフトをインストールしていたせいで、パソコンが
ウイルスにやられて、保存していた重要な情報がネットに流出した、と取れなくもない。
モラルのない人が多いせいで、このソフトは「著作権侵害したファイルをやりとりする」
ためのもの、と解釈している人も多いだろう。
確かに、Winny でファイル共有されているものには、販売されている映画の DVD や、
CD 丸ごとというものも多数ある。また、テレビドラマなどの番組をムービーにして
共有されているものも多数ある。

しかしこのソフト自体は、P2P 技術の集大成と言うか、暗号化や匿名性など、世界でも
トップレベルのソフトウェアであり、これ自体に違法性はない。
簡単な説明はこちら
それどころか、巨大なファイルを高速にダウンロードできる非常に便利なツールとして、
P2P 技術を使用したあるソフトは、メーカのアップデータ配信用として正式に採用されて
いるくらいである。
問題なのは、匿名性を悪用して著作物を共有し、高速にダウンロードできる点である。
作者が著作権法違反幇助罪に問われているのも、最初からこのソフトを「映画や音楽など
著作物を共有させ、タダで手に入れたい」という目的があった(かもしれない)からで、
そうでなければ、メーカがアップデータ配信用として採用しているソフトのように、別の
生きる道があったはずである。(とは言えこのソフトも Winny と同じ状況になっている)

で、話は戻って。
何故、パソコンに保存しているファイルがネットに流出してしまうのか。
「 Winny 経由でウイルスに感染」とは、どういうことなのか。
何度も言うが、このソフトを「普通に使っている」だけではウイルスに感染しない。
一応、このウイルスについての説明はe-Words にも出ている。

簡単に書くと、こんな感じかな。
まず、Winny で共有されている、あるファイルをダウンロードする。
この時点では、ウイルスに感染しない。
次に、ダウンロードが終了した時点で、そのファイルが圧縮されていれば解凍する。
されていなければ、ダブルクリックで映像なり音楽が聴けるので、ダブルクリックする。
この時点で、ウイルスに感染する。
昔からある、「知らない人から来たメールに添付されていたファイルをクリックしたら、
ウイルスだったために感染した」と同じである。
つまり、ダウンロードするファイルに、ウイルスが仕込まれているのである。
例えば、ダウンロードしたファイルが「ハウルの城.avi 」などとなっていて、通常なら
ダブルクリックすれば映画が始まる。ところが実はこれは映画ではなくウイルス本体で、
ファイル名を「人がダブルクリックしそうな」名前に変えているだけである。
(多少違うが、まあこんなもんだと思っていただきたい)

では、何故そのファイルが何なのか公開されないのだろうか。
あれだけ流出流出とニュースになっているにもかかわらず、一体それがどんなファイルで
あったのか、どこを見ても全然書かれていない。
少なくともファイル名が分かれば、「このファイルをダブルクリックすると、ウイルスに
感染するのでダブルクリックしないように」と呼びかける事が出来るはずである。
ランダムだとしたら、全てのファイルにウイルスの危険があるのか?

まあ、「ハウルの城という名前のファイルはウイルスなのでクリックしないように」と
書いてしまうと、著作権を侵害したファイルがありますよと言っているようなものなので
著作物制作者も情報公開側も微妙な立場になるため、分からなくもない。
一部、impress のサイトに説明があるくらいである。

しかし、私の得た情報では、このウイルスのファイルは有名な映画などではなく、ここに
書く事を憚られるような、非道徳で有り得ないファイル名である、とも聞いた。
まあ、ぶっちゃけ、古くは宮崎勤 、ちょっと前の小林薫などの犯罪者が好んで見たがる
ような、そんなファイル名だという。

真っ当な成人男性なら、それを見たいとすら思わないようなファイル名である。
あにはからんや。
立て続けに自衛隊や警察や学校の先生という職に就く人が感染している。
まあ、職がどうとかそういう以前に、こんなものが見たいと思う輩がこれだけ多くいる
という事なのか?
自らの意思で、自らそのファイルを開いて見ようとしない限り、このウイルスには感染
しないのである。
もしウイルスが仕込まれていると分かっていながら(それが見たくて)ダウンロードを
しているなら、異常であるとしか言えない。
知らなかったとしても、何故そんな名前のファイルをダウンロードしたいと思うのか?

と、まあ、こんなワケである。
私の知っている情報は少し古いので、最近では多少事情が変わっているかもしれないが、
その点はご容赦いただくとして。

このようなファイルをダウンロードしているから、ウイルスに感染する。
このようなファイルを見たいと思うようなレベルのモラルだから、重要なファイルが保存
されていたり、持ち出し禁止の会社の情報を持ち帰って保存してあるパソコン(あるいは
会社で使っているパソコン)で、平気で Winny を起動してしまう。
そんなところかもしれない。

今日はちょっとダークなネタの tsuka315。


ガレフェス06。

2006-03-05 23:59:59 | Band

昨日のエントリで紹介した GarageBand Users Club 2周年イベント「ガレフェス」。
とにかく、色んな意味で凄かった。
今まで、GBUC で名前だけしか見た事なかった方、コメントを通してしか会話をした
コトのなかった方々にたくさん会う事ができた。
皆さんとても良い方ばかりで、本当に音楽が好きで、2周年記念のイベントを心から
楽しんでいて。
リハから2次会まで、何人かの方とはお話をさせて頂く事ができたが、舞い上がって
大はしゃぎしてしまって、何をどう話したのか、あまり覚えていない。
冷静に「失敗したな」と思ってたりする。

ライブも凄くて、特に出ずっぱりだったドラマーの「つかピー」さんの神業的ドラム
には、つい見入ってしまって溜息が出てしまう程だった。
神業的、といえばキーボードの kcsaito さんとか、ギターは弾く人弾く人みんな凄く
上手くて、テクニックだけじゃなく、バンドとしての纏まりや音の出し方が秀逸で、
これが即席セッションバンドか?と疑ってしまうくらい息の合ったプレイだった。

なんかこう、ヘタなりにも、この中に混じって是非一緒にやってみたい!と思える、
凄いライブだった。
社会人になって、さらに転職して、どんどんバンドとか音楽とかから離れていって
いた気がする。打ち込みだとかガレバンだとかやってても、現役バリバリかと言うと
絶対にそれはなくて、確実に離れていっていたと思う。

未だ興奮が覚めやらぬ状態ではあるが、バンド魂にちょっとだけ火が点いた気がする。