弟から、大学時代に買った Mac をどうにか使えないかと相談があって。
久々に色々と揃えてチューンナップ計画中。
マシンは、PowerMac 7300/180。マザーボードは TNT だったかな。
とにかく、拡張しやすいマシンであることは確かだ。
カネに糸目をつけなければ、G4 1GB のプロセッサカードが乗ってしまい、OSX だって
普通に動いてしまうマシンである。
メモリスロットが8つ、最大 512MB まで拡張可能。
PCI ボードだって3つも挿せる。
10BASE-T だが LAN カードは標準装備だし、SCSI だって標準装備。
16 ビットサウンド入出力も有る。
ああ、なんて素敵なマシン(笑)。
これで発売は 1997 年だったかな、すでに9年も前のことである。
9年前ってえと、Windows は何だっけ?98SE くらいかな。
Windows は全くわからないのだが、プロセッサボードとか挿せば XP 動くのかな。
閑話休題。
最新の OSX までは使う気は無いとのことだったので、なるべく低予算で「そこそこ」の
スペックになるように、ジャンク屋や中古屋を色々と見て回った。
ことの発端は、弟の「インターネットがしたい」という要望と、もう何年も実家に帰って
いない私の近況を手っ取り早く知りたいからという親の要望である。
内蔵電池切れを「マシンが死んだ」と勘違いして、「捨てようかな」なんて言ってたのを
聞いたので、即「ちょい待て」とストップ掛けて復活話を持ち出したのだった。
いい歳こいた独身男がいるのに、インターネットどころかパソコンすらないのである。
いや、インターネットは「できない」というのが正しいだろうか。
弟は実家に居るのだが、激しく田舎のため、プロバイダは yahoo しか選択肢が無い。
NTT でさえ、光はおろか、ADSL も「サービス提供外」なのである。
RBB Today などで検索を掛けてみても、ISDN くらいしかヒットしない僻地である。
しかも、局からの線路長が 4.5km と、ADSL ギリギリっぽいトコロである。
「じゃ、ちょっとネットで調べて改造を」など、異世界の出来事なのである。
それが、何年か越しに重たい腰をあげ、「インターネットでも」と言っているのである。
これは是非、兄キとしてサポートしてやるもんだろう、といういきさつである。
ちなみに親はと言うと、つい最近「あんた、プラチナラインっていう、電話代が安くて
全国どこでも同じ料金で掛けられるヤツを契約したから、長電話できるで。そういえば、
同時にマイラインプラスってのも NTT に買えた方が良いって言われたから変えたよ」
なんていう、全く素っ頓狂なことを平然と言う状況である。それ以上は推して知るべし。
いつか振り込め詐欺に引っ掛かるんじゃないかと、気が気ではない。田舎は純朴だ。
というわけで、
「できる限り低予算」
「 Mac OS 9.2 が動けばいい」
「インターネットは、yahoo BB 12M で」
という方針で進めることにした。
以下、次回へ。動作確認が取れるまで、不定期連載予定。