つん速

今日は午後から出かけるので、
帰宅のタイムリミットは決まっていた。

昨日は雨で”犬毛海岸公園”には行っていないし、
今日は出かける用があるから、
つんちゃが不満に思わないようになるべく長く、
そして家に帰ったらゆっくり寝ていようという気になるようにと、
時間ギリギリまで公園にいたのが敗因だった。

時間がない、巻きの状態でつんちゃを急き立てても動かない。
ルフィーが一緒に歩いてくれて、
途中、後ろから来たリズにも協力してもらい、
なんとか動き出したが、
急げや急げとこちらが焦るのを見透かしたように、
いやじゃ～、帰らない～と駄々っ子になる。

ああ、サイボーグ009の加速装置をつんちゃに取り付けたい。。。
そもそも、つんちゃの速度を見誤ったワタシがいけない。
ワタシが要望するような速度では動いてくれるはずないのだ。
歳を取れば取るほど、頭も体も硬くなる。
頑固になり、大儀そうに動作が鈍くなる。

「まだ、つっきーは”動かない”って自分の意志で動こうとしていないけれど、
　だんだん、”動かない”ではなく”動けない”というようになってくるのよ。
　生活の質向上のために必要な薬を年齢に合わせて使っていくといいわよ。」
リズままの言葉は何れの時という漠然としたことが”近いうち”に来ているような現実だった。
リズ家の先代わんこは４５kgあった大きなゴールデン。
歩行補助の体験者なのだ。
野田内閣の「近いうち解散」が突然、来月の総選挙になったようなものか？
つんちゃはもう少し、「近いうち」があいまいでズルズルと伸び伸びになってほしいのだが・・・。

ゆっくり時間をとって散歩してあげられるようにしてやりたいが、
普段の生活の中では朝の散歩にはそれほど時間をかけられない。
どうしても制限時間枠に抑えなくてはならない。
ウィークデーの朝以外は、せめて「つん速」でお散歩してやりたいと思う。

つん：紅葉きれいやな～。ここで休憩っと。


”犬毛海岸公園”で唯一、紅葉が見事な木なので目立つ。


ルー：でも、つん、紅葉なんて見ちゃいないじゃん。


つん：でへっ。バレてた？


つん：うちを置いて、出かけるつもりらしいから、帰ったれへんねん！


リズぱぱ＆まま：つっきー、大丈夫～？がんばれ～。
ルー＆リズ：ありゃあ、ただのわがままだ。