VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
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「想い・・・」に寄せて

2007-06-07 | Weblog
お友達ブログの「マフと歩けば・・・」の「想い・・・」という記事を読んだ。
私にも同じ「想い」がある。

2年前。クリスマスの1ヶ月前の11月25日のことだった。
つんの散歩から帰ると携帯が鳴った。
朝の7時。こんな時間になんだろう?
電話の主はつんのお散歩友達の飼い主さんだった。

泣きながらの声。「今朝、亡くなったの」と聞かされた。
急いでお宅へ駆けつけると、まだお庭の小屋の中で横たわったままだった。
お母様は旅行中で留守。
お姉さん1人でどうしたらよいかと電話をくれたのだった。

前日夜のお散歩はいつも通りで、眠る前にみかんを半分食べたそうだ。
朝になって散歩に連れ出そうと名前を呼んでも出てこない。
小屋を覗いたら動かなくなっていたという。

ゴールデンの男の子。享年12歳。
2人ががりで仏間に運んだ。
本当に安らかで優しい顔をしていた。

どうして・・・突然・・・さよならも言わずに・・・

でも、彼には彼なりのダンディズムがあったのだと思う。
高齢の為、彼の足が弱ってきていることをとても心配していらしたお母様とお姉さん。
「2人の重荷になっては」と・・・。
犬がそんな事まで考えるかと言われるかもしれないが、
そう思わせる程、彼の最期は潔かった。
潔いという言葉が適当かどうかはわからないが、
その見事なまでの去り方には感動すら覚えた。

実はお姉さんは翌3月に結婚される予定だった。
お母様お1人で大型犬の世話をするのは大変と話していらっしゃった矢先のことだった。

その後、お1人で散歩されているお母様にお会いしたことがある。
つんに目をやり、少し寂し気に微笑んでおられた。
一緒に歩く相棒を失った方に散歩中に行き遇うことがある。
相棒なしで散歩に復帰できるまでの必要な時間は個人差があると思うが、
どの人もまるで自分の体の一部を失ったかのような気持ちでいるのだと思う。
激しい悲しみから静かな想いになった時、
そのわんこはその人の心の中で昇華したことになるのだろう。

彼が亡くなった時、
「今はとても悲しいけれど、この子にはたくさんのものをもらった。
 本当に感謝している」と言って、亡骸にキスしていたお姉さんの姿を忘れない。

最初からその日のことは覚悟の上で犬との生活を始めるのだが、
いくら覚悟していてもどうにもならないこともある。
その時がくれば、そんな覚悟なんて吹っ飛んでしまい、
悲しみの大きさ・深さはあまり変わらないだろう。

だから、今。
今を大切に、と思う。
明日ではなくて今日。
後で、ではなくて今。
犬達はその短い生涯を可能な限り飼い主とその家族と一緒に過ごしたいのだ。

つん;なんや、寂しいのか?


つん:うち、ここにおるやん・・・。
   なんなら、うちの大事な黒ブタちゃん、貸したるで。



本日の”つんちゃワン”
 メイン=牛バラ(232g)
サイド=野菜7種(かぼちゃ・人参・大根・かぶ・えのき・セロリ・小松菜)
 その他=おから・ウコン・天然塩・納豆
 スープ=牛スジ
 おやつ=牛スジ
 サプリ=アースリージG・カルシウム・ビール酵母
  




コメント (6)
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つっきーの木