今度、どこ登ろうかな?

山と山登りについての独り言

・品塩山、又尾山

2013年12月20日 | 山登りの記録 2013

平成25年12月15日(日)
トヤノツムジ976.2m、品塩山1,282m、又尾山1,444.0m

 先週マムシ岳と船坂山に登り、もう一山と思いながら登れなかった品塩山にあらためて登ろうと思ったが、どうせこの山を目的に登るのなら品塩山の往復だけでは面白くない。そこで、日帰り温泉『しおじの湯』の前から立ち上がっているトヤノツムジというピークに登ってそのまま品塩山まで稜線を辿り、品塩山の先にある又尾山まで縦走してみることにした。ネットの情報では品塩山稜線の先にある高圧鉄塔への巡視路が、下の中ノ沢林道に下っているというということなので、帰りはこれを利用することも可能と思われた。日の短い時期に結構長いこのルートを往復するのは厳しいから、巡視路を下りに利用できれば時短も図れそうだ。品塩山を登る人のほとんどは品塩山単独で、ぶどう峠道(県道)からの巡視路を利用している。先週は、ぼくもこれを利用しようと思っていた。このコースの場合、川を渡る橋が流失したままになっており、現在は渡渉しなければならない(今回この橋が流されたままなのを確認した)。

 土曜の夜に家を出て先週に続いての上野入り。ぶどう峠も十石峠も冬期閉鎖で、1週間違っただけで上野村は冬眠にでも入ったような感じだ(日帰り温泉も冬期露天風呂休業中だった)。登山口になる三岐(みつまた)のしおじの湯駐車場に夜11時に着いた。週末から冬型が強くなって寒さが増している。明日も寒くなりそうだ。直ぐにシュラフに潜った。

 6時半に起きてパンを食べ、支度を始める。車はしおじの湯の外、路側帯の駐車余地に停めなおして、7時5分に出発する。長野県側から雪雲が広がってきて風花が舞い、冷たい風も吹いている。真冬の厳しい寒さの登山になりそうだ。しおじの湯の向かい、一段登り上げた所に『三岐学生の家』という村の施設があり、そこの庭先奥から尾根に取付く。この建物は昔の学校の木造校舎を利用している様だが、今は休業中であるらしかった。ここから先に続く踏み跡には黄色いプラ標が立ち、この先にある高圧鉄塔の巡視路にもなっている。杉林の急斜面を登ると痩せた岩混じりの尾根になって、間もなく急傾斜地に建つ安曇幹線2号線212号鉄塔(先週登ったマムシ岳下の鉄塔と繋がっている)に出る。この尾根の向かいの稜線はごつごつした岩峰が目に付くが、県境のぶどう岳まで繋がっており、その中間辺りにマムシ岳がある。マムシ岳付近から先の方は雪雲に埋まっていた。風と雪がそちらの方から飛んできて寒い。

 鉄塔から先は巡視路ではなくなったが、同じ様に踏み跡が付いている。木々越しに特徴ある角を並べた様な諏訪山がシルエットになって、その背後から朝日が昇ってくる。諏訪山の下には上野ダムも見えている。風に小雪が舞う寒い日になったが、諏訪山の向こうには青空が見えている。痩せた岩混じりの急登は間もなく低木薮の尾根になり、木々に囲まれた小さなピークに8時5分に登り上げた。三等三角点標石が真ん中にぽつんとある他には何も無い。木の枝に『トヤノツムジ』とマジックで書かれた小さな木札がぶら下がっていた。このピークはトヤノツムジという変わった名前だ。トヤは「鳥屋」で、ツムジはこの地方で「小さな突起」を指す言葉らしい。名前からすると、かつてこの山で霞み網を張って冬鳥(主にツグミ)を捕まえたのだろうか?諏訪山のヤツウチグラが木の間越しながら正面に大きい。北はぶどう岳に繋がる尾根の向こうに三つのピークを持つどっしりとした山がここからだと目に付くが、地図で見るとカイト山の手前1,255mの無名峰らしかった。そのカイト山は、ずっと上まで登らないと見えなかった。白いコンクリートの上野ダムだけでなく、ダム湖の碧色の湛水も俯瞰できるようになった。トヤノツムジからは、痩せた岩混じりの緩い上り下りの尾根が品塩山稜線まで繋がっている。この辺りはあちこちにクマの糞がある。クマがねぐらにして身を伏せていたのでは、と思われる様な窪の周りに新鮮なクマの糞が山盛りの所もあった。かなりクマの生息密度が高い様で、ザックに付けたベルが良く鳴るように、できるだけ左右に振りながら歩いている(気休めですが…)。

 南に見えるダム湖から真っ直ぐ品塩稜線に繋がる尾根の中間に、形の良いピーク(ヤナクボ)がシルエットになっている。その尾根が品塩稜線に繋がっている辺りに高圧鉄塔が見えた。北西の雪雲に霞んだ辺りにはマムシ岳付近が見え、北側の直ぐ下にはトヤノツムジ下の鉄塔と繋がっている白い鉄塔(烏帽子型鉄塔またはバンザイ鉄塔)が見えていた。下の方から連続して発砲する音が響いている。ハンターが直ぐ近くに居る様なので気をつけなくてはならない。今日は、赤やオレンジの服やザックで思い切り目立つようにしていた。大きな岩を巻いたり岩稜をそのまま上下したりするうち、大分品塩稜線に近づいてくる。品塩山前衛の1,204m峰と、品塩北峰との間がキレット状になっているのがここからでも窺える。ヤナクボの尾根が繋がる辺りの送電鉄塔も随分大きく見えてきた。少しずつ急になってきて登り上げたピークが品塩稜線のジャンクション峰だった。9時17分にジャンクション峰着。真ん中に公共と刻まれた図根点標石がある。ここからは品塩稜線上になるが、今までの尾根より大分踏み跡もしっかりとして道の様になっている。品塩山に登る人のほとんどは、ぶどう峠道から巡視路を経て来るらしいので、ここはもう大通りといった感じだ。

 品塩稜線に出た頃になると、朝からの冷たい風や小雪も漸く収まってきた。ぶどう岳辺りの県境稜線も次第に見えてきて、雪雲はその向こうに後退している。ネットの情報や地図で見る感じでは、品塩前衛の1,204m峰は南側が岩場になっている様だ。その巻き道は地図にも破線で記載されており、1,204m峰の西側に付いているという情報もあったが、結局その巻き道への入口は分からないまま登り上げてしまった。1,204m峰山頂も樹林の中で眺めは無い。ここにも図根点があった。品塩山に向かって下っていく雑木の稜線を少し進むと目の前が開けた。トヤノツムジからの登りでキレット状になって見えたピークが目の前に大きく見える。全体が木々に覆われているが、天丸山や諏訪山のヤツウチグラの様に山体は釣鐘形に盛り上がっている。木々の下に岩が隠れているのは、西側に見えている岩稜を見ても明らかだ。これが品塩山北峰らしかった。その先で1,204m峰南側の下りは岩場になっていて詰まってしまった。この付近、稜線の東側は大きな組石を重ねた様な岩場だ。斜度はきついが足場はしっかりしていて高度感もないので、そのままクライムダウンした。稜線の西側は大きな岩もない岩混じりの斜面だったが、どちらを下っても大した違いは無いだろう。北峰基部まで行くと、北峰への登りは稜線一直線のみ、右も左も大きく切れて岩場になっており、巻き道らしい踏み跡も見当たらない。直登は岩場ではないものの、木の根に岩が絡んだ急斜面で左右は切れている。北面でもあり、雪があったり凍結していたらかなり厳しい登りだろう。おそらくほとんど日が差さないこの斜面は、湿ってコケが生え滑りやすい。微かな踏み跡を追って、木の根や細木を掴みながら、上部はほとんど這いつくばる様に登った。掴んだ木がぽっきり折れたりするので嫌らしい登りだった。

 北峰頂上も雑木に囲まれて眺めは無かった。9時53分に北峰に登り上げたが、ここにはプレートなど何も無い、木々の隙間から群馬・長野の県境稜線が望め、赤火岳や石仏の頭がスカイラインを作っていた。もう全体に青空が広がってきて雪雲も完全に後退した様だった。ゆるく下って登り返した先が、樹林に包まれてやはり展望のない1,282mの品塩山最高地点だった。品塩山頂に10時9分に着いた(北峰は高度計で計測したところ1,280mなので、高度計の精度も考えれば南峰もほぼ同じ高さ、どっちが山頂とも言えないようだ)。すかいさんのプレートが木の枝に一つ下がっていたが、他にプレート類は見当たらなかった。すかいさんのものは、他と違ってベージュにペンキ塗りされている。ここまでのところ、1,204m峰の下りと北峰の登りを除けば特に注意を要するトコロも無かった。木々越しに青空が広がってきて、西側正面には赤火岳が近く望まれた。眺めも良くなく、今日はこの先の又尾山まで行こうと思っているので、小休止した後、品塩山を下る。

 品塩山南峰から下ると、目の前に『神流川幹線7号に至る』と書かれた東電の黄色いプラ標が現れた。この先、又尾山方向にある送電鉄塔への巡視路に出た訳で、南峰の先にあるコブを巻いて又尾山方面に向かっている。一方、鞍部から下に向かう巡視路も延びていた。先人の記録から、帰りはこれを利用して下の中ノ沢林道まで下ろうと思っていた。南峰先の小さなコブを、巡視路に従って東側を巻いてから稜線を少し辿って鞍部状の所に下りきると視界が開ける。岩場があちこちに見られる狭小な急斜面に神流川幹線6号鉄塔が立っていた。周辺は鉄塔建設時?に木々が伐られ、その後植林して植生回復を図っているように見えるが、残念ながら植えられた木々や被覆植物は未だに成果を見せていない。裸地に植えられ厳しい環境に負けたもの、シカに食害されたもの、両方あるとは思うが、被覆土が無くなった斜面はそのまま殺風景な景観を呈していた。

 向かう稜線は、ゴジラの背中の様に幅の狭い岩稜のナイフリッジになっている。稜線の東側に立っている鉄塔の南(これから向かう方向)には下の方まで長い岩稜が下っているし、稜線の西側は薄暗い岩混じりの急斜面が落ちている。この先どこを行けば良いのやら?行く手はどこも非常に厳しい様に見える。とはいえ、お腹も空いたことだし、取りあえずここで一休みとした。東西に張り巡らされた送電線は無粋で邪魔だが、眺めは非常に良い。東の正面にはゴツゴツしたヤツウチグラが目に付く諏訪山が大きく、西側は送電線が気になるものの、先週登った船坂山が正面で、北にぶどう岳やマムシ岳、船坂山の南には赤火岳から会社平、石仏に続く群馬・長野県境稜線が高く見えていた。赤火岳の奥には御座山の頭も覗いている。やきそばの入ったコッペパンを食べ、ピーセンを摘んだ。

 10時48分に又尾山に向けて先に進む。岩稜のナイフリッジは、多少は木が生えているとはいえ、高い左右は切れていて危険だ。東側はずっと下まで岩稜が城壁の様に行く手を塞いで、これを巻くことも厳しい。結局西側を巻くしかない様だ。良く見ると、薄い踏み跡が西側に付いていた。大きな岩の下を下り気味に巻いてから、薄暗い沢の源頭状の岩混じりの急斜面を、木の根や頼りない細木にすがってトラバースする。急角度で落ち込んでいるので、滑ったら下まで落ちてしまいそう。細木は腐ったり枯れたりしているものも多いので気が抜けない。ナイフリッジ状の岩場を西から巻き終わると、岩と岩の隙間から上に上がり稜線に戻る。そこからも岩稜を縫って一下りすると、右下に林道が見えた。地図では又尾山の辺りまでしか記載されていないが、ここから稜線の西側下を林道が平行して走っている。間もなくその林道が稜線を横断して東の上野ダム側のヤナクボ峰手前の送電鉄塔まで付けられているため、切通しになり稜線が分断されていた。切通し断面はコンクリート被覆されていて高距5m程だが、ここは東西どちらにでも少し回ると容易に林道に降りられる。西側を降りたが、東側の方がより容易だった様だ。

 向かいの切通し断面は東側から簡単に登れる。稜線に平行する林道を先まで進んで、適当な所から稜線に登り上げて又尾山の山頂に立つ事もできそうだが、ここは稜線を忠実に進む。切通しから見えた、東西に横長で2つのピークを持つ山が又尾山の様だ。切通しからは、約1,350mと1,380mの2つのピークを越え、3つ目のピークが又尾山だったが、手前のピークの上り下りは、痩せた岩場や嫌らしい木掴みで上り下りする急斜面が続き、これも神経を遣った(ここは下の林道を歩いた方がずっと楽)。特に1,380m峰の登りは、品塩北峰と同じ様な木の根と岩の混じる嫌らしい登りで、これを下る気にはなれない様な所だ。最後の急な斜面を登ると、スズタケの枯れ残りの周囲に疎らに木々が立っている又尾山山頂にようやく12時6分に着いた。途中大して休まなかったが、出発してから5時間も経っている。又尾山山頂は、角の欠けた三等三角点標石がぽつんとあるだけで、山名板類はどこにも見当たらない。三角櫓の残骸やドリンク剤の空き瓶等が散乱しているのは下の林道建設時の置き土産なのだろうか?やっとのことで到着した山頂としては随分俗な雰囲気だった。東側にあるピークにも行ってみたが、こちらはアセビやスズタケが茂り黒木に囲まれた静かなる山、寂峰の雰囲気がある山頂だった。

 午後になると、この時期はあっという間に夕方の雰囲気になる。事実、4時には暗くなるので行動時間も限られる。とてもこの時間から来たルートを引き返すのは無理だ。今日は予定どおり巡視路を利用して中ノ沢林道に降りようと思った。荷を置いてリンゴや残りのパン等を忙しく食べ、12時35分に又尾山山頂を後にする。このまま南に向かって適当な所から下の林道に降りようと思ったが、なかなか降りられる所も見当たらないまま、次のピークの上り下りも気を遣う様な所だった。そこを下って50m位下に林道が見えたので、岩混じりの足場の悪い急斜面だったが滑る様に下って林道に降りた。

 降りた林道を品塩方面に戻る。路面の状態は悪くないが、車はしばらく走っていない様子で、所々で県境の山並みが良く見える所があった。崩落して道幅が1m程に削られ歩くのがやっとの所もあったりしたが、稜線を歩くのとは違って切通しまでは直ぐだった。どこまで林道が行っているのか?運良くば、巡視路とぶつかる辺りまで…と思ったがそれは甘かった。切通しの100mくらい先で林道は終点になっていた。終点には『平成十六年竣工群馬森林管理署』と書かれていたので、上野ダム建設と、それに伴う送電鉄塔建設のために、東の大神楽沢と西の中ノ沢を繋ぐ東電専用林道から延伸されて作られた林道の様だ。ただし、この林道は群馬森林管理署と書かれている通り東電の管理ではないが、かと言って周辺で木を伐採した様な形跡も余りなかった。崩落箇所を見るまでも無く、今は利用されていない様子だ。しかし、この林道を使えば大神楽沢・中ノ沢のどちら側からでも、品塩山と又尾山は容易に登れるだろう。何時間も林道歩きをする必要はあるけれど…。

 林道終点からは、またもや木掴みで急斜面を登り上げ、鉄塔手前の岩稜近くの稜線に戻る。ここは一番の難所だ。岩稜を稜線沿いに進むと5m位の断崖になって進めなくなる。行きに巻いた箇所が、反対側からだと良く分からず右往左往する。ようやく行きに登った岩と岩の隙間を見つけどうにか6号鉄塔に戻れたが、期せずしてここが今日のハイライトで一番疲れた。もろい岩と木の根の薮岩稜を行ったり来たりでトレーニングでもした気分だった。鉄塔に無事戻って、またここで眺めを楽しみながら少し休んだ。

 2時23分に巡視路の下りにかかる。下の鉄塔まで、恐ろしく急な道だが、その分あっけなく降りていく。トラロープが張ってあるから何の問題も無いものの、一枚岩の上を刃渡り(登山道でこういうのがあったら人気のコースになるだろう)するような箇所や、間違っても転べないような急なルートで、こんな道を利用して鉄塔を保守する東電の作業員も大変だなと思った。7号鉄塔まで降りると周囲の展望が広がり、辿ってきた上に並んでいる品塩山はもう既知の稜線なので感慨深く眺める。早くも夕方の雰囲気になり、県境稜線ぎりぎりまで太陽が下がってきていた。間もなく中ノ沢の谷間は夕暮れに沈んでゆくだろう。最後の展望を楽しんで、そこからも転げ落ちる程急な巡視路を下り、カマガ沢の林道支線終点に3時23分に降り立った。そこからコンクリート舗装された林道支線を歩いて中ノ沢二代淵の流れを越え、しばらくして中ノ沢林道に上り上げた。もう、夕暮が迫ってきている。見上げると、遥かに高く並んだ品塩山の稜線には夕日が最後の残照を浴びせていた。

 中ノ沢林道をぶどう峠道に向かって歩く。船坂山の真下は急峻な被る程の岩崖になっているので、上から落石でもありそうで気味が悪い。品塩山本峰から中ノ沢に落ちている尾根の末端も岩峰状になり、凄まじい崖を見せている。こうして見ると、木々に覆われてはいるが、この付近の山はあちこちに断崖や岩峰を隠しているのが明らかだった。4時9分にゲートで封鎖された中ノ沢林道入口に着く。ここでぶどう峠道と合流するが、ぶどう峠道も冬期通行止めの看板が付けられゲートで塞がれていた。

 ぶどう峠道(県道上野小海線)を三岐に向けて歩く。中ノ沢集落まで降りると、日も沈んで夕闇が迫ってくる。鈴を鳴らして歩いていたら、民家から山側に離れている小屋の中から何匹もの犬が一斉に吠えたて、その声が山間にこだました。猟犬を飼う小屋なのだろう。中ノ沢集落から三岐集落までは結構長かった。品塩山へ登る多くの人が利用している、県道から取り付く巡視路の丸太橋が流されて下流に引っかかっているのを確認した。なので、ここから品塩山に登ろうとする場合は、現在のところ神流川本流を渡渉する必要がある。水量はそれ程多くはないので、降雨直後でなければ飛び石をうまく使って渡れそうだ。巡視路だから、そのうちには復旧して橋が架けられるのだろう。大分道路歩きも長くて飽きてくる頃、すっかり暗くなって家々の明かりが灯る三岐集落に戻ってきた。道端の家に何台も車が停まって、明るい部屋の中でオレンジベストを着た人たちが見えた。今日の獲物を分配しているのだろうか?

 山間の小集落は真っ暗闇の中に点々と暖かそうな明かりを灯していた。5時丁度にしおじの湯まで戻ってきた。今日はもうこんな時間でもあるし、温泉は空いている様だ。車に戻り、支度をすると温泉に直行した。人は少なかったが、先週はやっていた露天風呂が冬期休止中とのことで、内湯だけだった。施設が全て使えないのに、料金がそのままなのは納得がいかない。どこだか忘れたが、同じ様な理由で露天風呂休業中の場合、料金を割引していた施設もあった。今日も湯船にはゆずがぷかぷか浮いていた。温泉なのだから、ゆずは要らないと思うのだが…。それでも、一日寒くて冷え切った身体は芯まで温まったので、気分良く上野村を後に帰路についた。


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