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Pretenderの備忘録

東京シティフィル 第349回定期

2022-02-19 19:41:07 | 音楽 Classic
藤岡氏のプレトーク、長い。しゃべり過ぎ、(笑)。
ディーリアス、美しい短い二楽章の小品。
吉松のチェロ協奏曲、変化に富みドラマチックで、チェロの力も相当必要で、さすが宮田大という感じ。オケにチェロが負けそうになるが、しっかり存在感を示す。素晴らしかった。吉松氏も来ていた。
ボーンウイリアムズ、美しい旋律。本来の半田美和子が体調不良で、昨晩交代が決まったらしいが、小林はしっかりと歌い上げた。二階の左右を使い分けての歌声だった。オケは金管も安定しており、良かったと思う。


オペラシティコンサートホール

指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
チェロ:宮田 大
ソプラノ:小林沙羅

ディーリアス(フェンビー編):2つの水彩画
吉松隆:チェロ協奏曲 作品91「ケンタウルス・ユニット」
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第3番「田園交響曲」 

ソリストアンコール
宮沢賢治 宮田大編曲 星めぐりの歌


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タイム・スリップ芥川賞

2022-02-18 23:33:06 | 読書
文学ってなんのため?と思う人のための日本文学入門 菊池良著 2022

バックトゥザフューチャーばりに、タイムマシンに乗って博士と少年が芥川賞の歴史を旅をする。石原慎太郎、大江健三郎、中上健次、村上龍、池田満寿夫、赤瀬川原平、平野啓一郎、金原ひとみ、綿矢りさ、又吉直樹と、社会的にも非常に話題になった面々を取り上げている。軽いタッチで、時代と結びつけて語っている。そして、菊池寛や芥川という賞の創設についての一章も。

文学の勧めと言う軽いノリで書いているのだろうが、これはきちんと論文として芥川賞受賞作、選考委員会のやり取り、そして社会動向という分析を行ったら素晴らしいのではないか。
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シラノ・ド・ベルジュラック

2022-02-18 22:11:29 | 芝居・ミュージカル・バレエ
刺激的な舞台であった。脚色と演出がどちらがどの程度なのかは不明。
時代等の置き換えはない。衣装は現代風。セットはシンプルで縦に舞台を使う。また、映像を映し出し、自撮りカメラも(これは玉三郎も使っていた)。
音楽は、ラップ的、途中で普通のミュージカルっぽい曲も。主演の古川はミュージカル俳優らしく歌は素晴らしい。ただ、出演者の中で一番のイケメンの古川が醜悪な男というのがリアリティに欠けるかな。


東京芸術劇場 プレイハウス
作 エドモン・ろスタン
脚色 マーティン・クリンプ
翻訳・演出 谷賢一

出演 古川雄大 馬場ふみか 浜中文一 大鶴佐助 章平 堀部圭亮 銀粉蝶
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二番街の囚人

2022-02-17 22:02:24 | 芝居・ミュージカル・バレエ
この劇場は初めて。こじんまり小ぎれいな劇場。
芸達者な役者が安定した演技。
村田は見事に感情のブレ、病を演じ分ける。保坂も安定感がリアリティを持つ。仕事、家族、プライド、メンタル問題等々、ニールサイモンにしては、洒脱さよりも重さを感じる演出。
時代やNYの香りも感じるので、オフブロードウェーで観たい作品。


 赤坂レッドシアター
  作 :ニール・サイモン
  訳 :木村光一
  演出:シライケイタ
  出演:村田雄浩・保坂知寿
     広岡由里子・山口智恵・谷川清美
     篠田三郎
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世界史は化学でできている

2022-02-17 09:54:38 | 読書
左巻健男著 2021 ダイヤモンド社

様々な化学の発見が歴史にどう影響を与えたかを科学者のエピソードも交えて分かりやすく説明されていて、良書だと思う。「重力と磁力の発見」を20年以上前にわくわくして読んだ記憶があるが、それよりも分かりやすい入門。
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