Running On Empty

Pretenderの備忘録

古川展生×藤原道山 チェロと尺八のコラボレーション

2008-06-18 23:12:22 | 音楽 Classic
浜離宮朝日ホール 18列12番

ソッリマ:アローン 古川
黛敏郎:無伴奏チェロによる『文楽』 古川
ドビュッシー:シランクス 藤原
諸井誠:竹籟五章 藤原
間宮芳生:KIO 尺八とチェロのための デュオ
ヴォラ=ロボス:ジェット・ホイッスル フルートとチェロのための デュオ
ヘンデル~ハルヴォルセン:パッサカリア デュオ

非常にマニアックな曲が並んでビックリだった。
尺八はやはりフルートではないので、フルートと違った趣を楽しむという感じ。
間で二人の掛け合いのおしゃべりも挟んで、楽しいひと時だった。
アンコールは二人の即興のかけあい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥瞰図

2008-06-17 22:18:21 | 芝居・ミュージカル・バレエ
新国立劇場 小劇場 C5列5番

佐和子 渡辺美佐子
茂雄 浅野和之
ミオ 野村佑香
杉田 八十田勇一
朝子 弘中麻紀
照之 浅野雅博
勇太 佐藤銀平
峰島 品川徹

初めての小劇場。ロビーは綺麗で、中劇場や大劇場と変わらないのだけど、中はあえて小屋というようなむき出しの作り。
スーツにネクタイの自分の姿が浮きまくり。年齢層はそこそこ幅広いが、30代が多いか。私服が圧倒的。

若手を抜擢するシリーズ同時代の一回目。この三回シリーズを通しで買ってみたのだが、うかつなことに、ダブルブッキングをしてしまい、買いなおした、苦笑

2時間。舞台セットは変わらず。今のちゃぶ台と、釣宿のスペースのみ。そこに登場人物が出て、だんだんに、それぞれが抱える問題が浮かび上がる。背景には、浦安の埋め立ての歴史。個人が抱える問題は、みんな家族と男女の問題に収斂されるのだけど。台詞のテンポはいい。笑いも非常に素直。皮肉でもないし、馬鹿馬鹿しくもなく、普通に笑える。暗くなりそうなテーマを明るく締めくくり、社会的な問題も背景に写す。ちょっと、盛りだくさんに描きかけが多いかなという気がしないでもないけど、ある意味、非常にオーソドックスという気がする。驚きみたいなものはない芝居。渡辺美佐子は70台も後半というのに若々しい。

80年代、本多劇場で野田秀樹が輝いていた頃の、小劇場の熱気みたいなものとは別の空間。新しい演出家を見出すのは面白いけど、それを税金を使ってやることについては正直疑問。かえって、マイナスになることはないのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿鳴館

2008-06-15 23:45:13 | 芝居・ミュージカル・バレエ
新橋演舞場 二階右11番

三島 由紀夫/作
戌井 市郎/演出
八重子十種の内『鹿鳴館(ろくめいかん)』
悲劇四幕
新派百二十年記念ご挨拶申し上げます
影山 朝子 水谷 八重子
清原 永之輔 西郷 輝彦
大徳寺 季子 英 太郎
草乃 波乃 久里子
影山 悠敏 市川 團十郎

結局、三島はこの戯曲で何を言いたかったのだろうという想いがいつも残る。
威厳とか気品とか、そういうものが、力のある役者によってきっちりと描かれていると思う。ただ、日曜日でも空席が目立ち、こういうのがいつまで残るか。。。

終演後、一同の挨拶。日替わりゲストは小川 眞由美 。あまりにもラフな格好でちょっとビックリ。文学座時代の杉村春子と新派の楽屋をたずねた思い出話だった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六月大歌舞伎 昼の部

2008-06-15 23:33:33 | 歌舞伎
歌舞伎座 17列17番

一、新薄雪物語(しんうすゆきものがたり)
 序 幕 新清水花見の場
 二幕目 幸崎邸詮議の場
 三幕目 園部邸広間の場
 同 奥書院合腹の場
梅の方 芝 翫
園部兵衛 幸四郎
薄雪姫 芝 雀
腰元籬 福 助
園部左衛門 錦之助
奴妻平 染五郎
腰元呉羽 高麗蔵
花山艶之丞 由次郎
役僧雲念 錦 吾
渋川藤馬 桂 三
来国行 家 橘
奴袖平 友右衛門
刎川兵蔵 歌 昇
団九郎 段四郎
松ヶ枝 魁 春
秋月大学 彦三郎
幸崎伊賀守 吉右衛門
葛城民部/秋月大膳 富十郎

序幕、染五郎、福助、芝雀、錦之助が上手く盛り上げる。
二幕、吉右衛門、幸四郎、冨十郎が存在感。
三幕、梅の方がどうもしっくりこない。もう一つ凛とした品格が欲しいのだが。。世話物向きなんじゃないかという気がいつもする。


二、俄獅子(にわかじし)
芸者 福 助
鳶頭 染五郎

艶やかで、いい舞踊でした。

席が悪かった。前の人が身長も胴も長い人で全然見えなく、体をこちらが左右に動かさないとダメだった。私自身も身長はあるが、頭が出るのは他の人と同じように調整している。そういう点で16列目は非常にいいのだが、今回は17列目でもあり、足がきつかった。隣のおじさんは太っていたし。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神霊矢口渡 社会人のための歌舞伎鑑賞教室

2008-06-13 23:22:44 | 歌舞伎
国立劇場 大劇場 11列18番

解説 歌舞伎のみかた
 坂 東 亀 寿

福内鬼外=作
神霊矢口渡 一幕
 国立劇場美術係=美術

 頓兵衛住家の場

 お舟 片 岡 孝太郎
 新田義峰
 新田義興の霊 坂 東 亀 寿
 傾城うてな 澤 村 宗之助
 渡し守頓兵衛 片 岡 市 蔵

亀寿の解説も大分こなれてきて、亀三郎レベルに近くなってきた。今回は粗筋は自分の準備もあり、他に譲った。

原作は平賀源内がペンネームで書いたもの。孝太郎のお舟、まあこんなものではないの。本人も得意と思っているようだし、いいんじゃないという感じ。これをやって、それなりにはまりそうなのは、亀治郎とか扇雀とかか。
亀寿、解説だけでなく、役者としても頑張って欲しい。すっきりとした容姿にあった役だろう。
市蔵は、真面目にやってるなあというのが伝わってくる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする