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Pretenderの備忘録

新橋演舞場 五月大歌舞伎 夜の部

2008-05-05 23:51:39 | 歌舞伎
1階2列36番

通し狂言 東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)
 序 幕 第一場 浅草観音額堂の場
 第二場 按摩宅悦内の場
 第三場 浅草田圃地蔵前の場
 第四場 同 裏田圃の場
 二幕目 第一場 伊右衛門浪宅の場
 第二場 伊藤喜兵衛内の場
 第三場 元の浪宅の場
 三幕目 砂村隠亡堀の場
 大 詰 第一場 蛇山庵室の場
 第二場 仇討の場

 民谷伊右衛門 吉右衛門
 お岩・小仏小平・女房お花 福 助
 佐藤与茂七 染五郎
 奥田庄三郎 錦之助
 四谷左門 桂 三
 伊藤喜兵衛 由次郎
 お岩妹お袖 芝 雀
 按摩宅悦 歌 六
 直助権兵衛 段四郎

舞台真ん中から花道側での演技が多く、見難かった。特に、お歯黒、髪梳きの場面では、鏡台を上手に置くもんだから見えやしない。
吉右衛門、初役だが、ニヒルな悪の演技はまあまあ。福助、健闘。多分、この演技が洗練されると、六代目歌右衛門のお岩なんだろうなあと思いながら観ていました。染五郎は、いずれは伊右衛門をやるのでしょうが、今は与茂七がいいでしょう。歌六の宅悦、存在感があるが、お岩の顔が変わった後がちょっと大仰過ぎ。段四郎、台詞が入っていないところがありましたが、安定感がありますね。話としては三角屋敷がないとわかりにくいと改めて思いました。
5月演舞場は、コクーンで串田さんが取り上げて脚色しているものを、クラシックとしてやってる感じがしないでもないですね。夏祭、法界坊、四谷怪談でしょう。来年は三人吉三?吉右衛門の出番を減らして、若い人にチャンスを与えていきたい、というのはそういう方向だと思います。九月の秀山祭が吉右衛門ワールドで、ちょっと感じが違いますよね。福助、着実に七代目へ環境作りですが、あとは本人がどれだけ本気で必死になるかでしょう。芝雀、体重も絞り込んで、色気が出てきて、役が拡がりそうです。染五郎、TVやミュージカルでなく、歌舞伎の舞台で色々なものを経験して大成して欲しい。

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