伊達の十役は、三代目の作品を、海老蔵や幸四郎が受け継いで、エンターテイメントとして残ったが、いよいよ真打の四代目。ただ、コロナ禍ということもあり、再構成と相成った。先代萩のパートと、所作事で五十三次に絡めて進め、役も一つ変更となった。前半は政岡を見せ、後半は早替りオンパレード。時間も短いし、軽めという感じかな。若い人にはこのくらいの長さの方が良いのかもしれない。
四世鶴屋南北 作
奈河彰輔 補綴・演出
石川耕士 補綴・演出
市川猿翁 演出
市川猿之助 演出
三代猿之助四十八撰の内
新版 伊達の十役(しんぱん だてのじゅうやく)
市川猿之助十役早替り相勤め申し候
序幕 大詰 | 足利家奥殿の場 同 床下の場 浄瑠璃 間書東路不器用(ちょっとがきあずまのふつつか) |
乳母政岡 松ヶ枝節之助 仁木弾正 絹川与右衛門 足利頼兼 三浦屋女房 土手の道哲 高尾太夫の霊 腰元累 細川勝元 八汐 侍女澄の江/ねずみ 政岡一子千松 妙林 渡辺外記左衛門 松島 沖の井 妙珍 渡辺民部之助 栄御前 | 猿之助 巳之助 玉太郎 市川右近 弘太郎 寿猿 笑三郎 笑也 猿弥 門之助 中車 |
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