初めて見たオペラ。音楽もわかりやすく、筋はオペラらしいが一ひねり。演出も、もともとバレエとしても音楽が使われたらしく、バレエをうまく入れた捻りで、割とオーソドックスなのでは。
代役のムスキオは素晴らしかった。ベルカントの新星と言われるだけのことはある。演出的にも最後の幕とか大変だったと思う。しかし、この演目は喉の負担は大きいだろうな。降板が出たのもわからないでもない。
シラクーザは、若々しい声だったが、今日が60歳の誕生日で、カーテンコールでハッピーバースデーが流れた。
新国立劇場オペラパレス
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作
【指 揮】マウリツィオ・ベニーニ
【演 出】バルバラ・リュック
【ロドルフォ伯爵】妻屋秀和
【テレーザ】谷口睦美
【アミーナ】クラウディア・ムスキオ
【エルヴィーノ】アントニーノ・シラグーザ
【リーザ】伊藤 晴
【アレッシオ】近藤 圭
【公証人】渡辺正親
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団