愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

病院4

2006年03月07日 | 西子
 東京都杉並区阿佐ヶ谷に無事引っ越し完了。早速、Cねえさんから有力な猫情報をいただきました。
 「阿佐ヶ谷に『猫の病院』っていう猫専門の病院があるよ。パキパキした感じの女医さんでなかなかいいから行ってみれば?」
 西子も、引越しなどで何かとストレスも溜まっているであろうことは推察できました。何しろ、腎臓が悪く、虚弱なん猫ですから、ここはひとつ体調をみていただこう! と思い、早速「猫の病院」へ。
 新しい住まいは、ペット可物件ですから、西子がどんなに鳴きわめこうが、ゆったりとした気分で家を出ることができます。これは、飼い主の精神衛生上、かなり助かります。
 「猫の病院」は、病院の前にかわいい2匹の猫のオブジェがあったり、待合室にも猫の置物がたくさん飾ってあったりで、その名のとおりとってもネコしている病院です。
 もちろん、患者は猫オンリー。西子は相変わらず鳴き叫んでいますが、猫好きばかり集まってますから待合室では、西子も「元気がよくていいねぇ。怖がっているのかな? 大丈夫だよぉ」なんて声を掛けられたりして、とっても和やかなムード。
 そうこうしているうちに、名前を呼ばれて診察室へ。スタッフは、ややふくよかな女医さんと窓口の対応などもしている助手らしき女性の2人。診察室で腎臓が悪いことを告げ診察に。
 「何歳になるの?」という先生の問いに「拾ったのは年末なんですけど、どこかで飼われていたらしくてよくわからないんですよ。小さいからそんなに年齢はいっていないと思うんですけど…」と僕。すると、先生は「ちょっと待って」と言って、西子の顔にライトを当て始めました。
 「あーこのコ、結構、年齢いってるわよ。こうして、ライトを当てたときに、目が少し白濁しているでしょ。白内障ではないけど、ある程度、年齢をとった猫はこうなるのよ。まあ7~8歳ってところじゃないかしら」
 ゲッ! 西子って実は年増。これには、ちょっとショックでした。西子は自分の年齢を明らかにされたことに憤慨するかのように、いつもに増して鳴き叫んでいます。
 「お前、若い振りしてたんだろう。どこで、拾ってきたの?」と先生。「西新宿の駐車場で丸くなってたので、つい拾っちゃいました」と僕。「西新宿とは、ずいぶん怪しげなところにいたんだな。それにしてもうまくやったじゃないか。シメシメって感じだろう」と西子に話しかける先生。西子は先生と僕とのやり取りの間「あんまり手の内バラさないでよ」と言っているのか、「そんなんじゃないわよ! 誤解よ、誤解。本当に大変だったのよぉ」と言っているのか、激しく鳴き叫んでいました。
 すると「それにしても、小さい身体なのに大きな声でよく鳴くねえ。うちでもこうなの?」と先生。
 「そうですね。なんだかわからないけど、鳴き叫んでます」と僕。これには先生も呆れ顔。
 そうこうしている間に、血液を採って検査は終了。案の定、西子の腎臓の状態は悪いままでした。
 「普通のキャットフードは猫が好むように作っているの。だけど、腎臓食はそうじゃないから、キャットフードの味に慣れてしまうと、腎臓食を食べなくなってしまうのよ。だから、これからは腎臓食以外は与えないようにしたほうがいいわね」
 たしかに、うちの西子は超わがまま。気に入ったもの以外はなかなか食べてくれません。ここは先生の忠告を受け入れて数種類の腎臓食を購入。結構な出費になってしまいました。
 猫の病院の女医さんは、Cねえさんの言うとおり、パキパキしていてさらに猫のことを知り尽くしているって感じ。もっというと獣医さん+ボス猫とでもいうような風格。何を言われようが、何をされようが、どんなに抵抗しようが、どんなに鳴き喚こうが、結局は猫自身も許してしまう独特の貫禄がある獣医さんでした。西子のかかりつけ医に決定です。
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