愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

病院2

2006年03月01日 | 西子
 避妊手術のための2泊3日の入院を終え、いよいよ退院の日になりました。
 「きっと、これでおとなしくなってくれるだろう」
 そんな期待を抱きつつ病院へ。診察室に着くと、奥から犬の鳴き声に交じって「にゃお~ん、みゃお~ん、あお~ん」の鳴き声。
 「もしかして、うちの西子?」
 何だかとっても嫌~な予感。まずは、私だけが診察室に入り、獣医さんから説明を受けます。
 「お腹を開けてみたんですが、子宮はあったんですけど卵巣がなかったんですよ。先天的な奇形の可能性もないわけではありませんが、以前に避妊手術をしていたようですね。卵巣の大きさなどで年齢を特定しようと思ったのですが、それもできませんでしたから、何歳だかわかりません」
 (ゲッ! じゃああのすさまじい鳴き声はなぜ? しかも年齢不詳か!)
 「それから歯ですけど、現時点で病気ということはありません。血液検査もしましたが、猫エイズにはかかっていません。でも…腎臓がかなり悪いですね。このままだと、腎不全になってしまう恐れがあります。お薬も出しておきますが、猫用の腎臓食がありますから、食事はできるだけ腎臓食を食べさせてください。それから、今後も継続して血液検査をするなどして、経過を見たほうがいいですね」
 (猫用の腎臓食? そんなのあるんだ)
 何だか、西子にはいちいち驚かされます。
 獣医さんは、一通り説明を済ませると「じゃあ、西子ちゃん、連れてきますね」と奥へ。ちなみに、獣医さんが説明をしている最中も、延々と「にゃお~ん、みゃお~ん、あお~ん」の鳴き声。そのうち「にゃお~ん、みゃお~ん、あお~ん」が、だんだん大きくなってきました。嫌~な予感的中。案の定、鳴き声の主はうちの西子でした。傷口を舐めないように、首に輪っかをはめられながらも、衰えることなくすさまじい声で鳴き続けています。
 「すごく神経質みたいですね。入院中はぜんぜん食事を食べませんでした」
 これを聞いたとき何だか、申し訳ないよう気もしましたが、それよりも「にゃお~ん、みゃお~ん、あお~ん」と鳴き続ける西子を見て「実は単なるうるさい猫か。こいつ、猫カブってたやがったんだ。しかも腎臓が悪いだとぉ。定期的に検査って、カネかかってしょうがないよぉ」って思いました。
 でも、時すでに遅し。今更、捨てなおすわけにもいきません。
 「えらいもん、拾っちゃったなぁ…」
 動物病院からの帰り道、西子の入っているうるさいカバンを見ながら、思わずこんなことをつぶやいてました。
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