愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

ごはん

2006年03月16日 | 西子
 以前からお伝えしているように、西子は腎臓が悪く、しかも犬歯が1本。今回は、こんなメンドーな西子の「ごはん」のお話です。
 拾ってきた当初は、早く信頼関係を気づきたかったので、どんな食べ物が好きかを模索。結構、上等な猫缶とか与えてました。西子は舌が肥えているようで高価な猫缶にはしっかり反応。まさに「食いつきが違う!」って感じで食べてました。通称「カリカリ」と呼ばれるドライのキャットフードも与えてみましたが、一向に食べる気配なし。「なんだよぉー地域猫だったくせに贅沢なヤツだなぁ」などと思っていました。しかし、その後、病院で犬歯が2本しかないことが判明。「たしかに歯がなければカリカリは食べづらいよなぁ」と思い、一時は猫缶ばかり与えていました。
 僕はそこそこ料理好きなので、ふやかした腎臓食用のカリカリに、なぜか食べようとしない猫草を細かく切ったものと、少しだけ煮て塩分を抜いたちくわなどを入れた手料理も作ってみました。僕なりに西子の好み、栄養バランスや腎臓を気遣って、一所懸命に作りましたが一口も食べず。「他の食べたーい」とばかりに鳴き叫んでいる西子を見て以来、手料理は作っておりません。
 腎臓が悪いと指摘された当初は通常の安売りの猫缶と腎臓食用の猫缶を併用。しかし、これも以前書きましたが、猫用の腎臓食は、猫缶なら1缶100円を下回るものはなく、カリカリなら1袋500グラムで1000円を下回るものはありません。このため、薄給の僕にはそれなりの負担です。さらに、猫缶はナマですから、その日に食べる分はその日に出さないと腐ってしまいます。ということは…西子がいる限り外泊は無理?? 「西子ぉー、厳しすぎるぞー」って思っていました。
 その後、杉並区阿佐ヶ谷に引っ越してから『猫の病院』で、腎臓食のみの食生活を勧められたので、先生に相談したところ「猫って人間みたいに噛み砕いて食べるわけではなくて丸呑みなのよ。ドライでも大丈夫じゃないかしら?」とのこと。「でも、好みもあるしなぁ…」と不安でしたが、病院にある腎臓食用の全3種類のカリカリを購入。祈るような気持ちであげてみました。
 すると…なぜか結構、喜んで食べるんですよー。3種類すべて食べますが、その中でも粒の小さいヒルズというメーカーの「k/d」が最近の西子のお気に入り。でも、西子は歯がないので、通称で使われている「カリカリ」って音は出せません。変わりにキャットフードが皿の中を転がるときに出る「カタカタ」って音を立てて食べています。「そっかー、西子的には『カリカリ』じゃなくて『カタカタ』かぁ。いちいち新たな発見をさせてくれる猫だなぁ」などと感心をする僕。でも、西子がカタカタを食べるようになったおかげで、経済的負担も和らぎ、かつ、外泊も可能になったのです。
 こうしてカタカタのおいしさに目覚めた西子ですが、今度はなぜか猫缶を拒否。カタカタだけでは飽きるのではないと心配して、たまに猫缶も上げるのですが、まったく食べようとしません。僕も意地になって放置しますが、翌日には表面が乾き始め、2日目には乾燥がさらに進み…って感じで、特に夏は異臭を放ち始めます。西子は「これは食べたくないのぉー」とばかりに、猫缶を出した途端に激しく鳴きます。空腹の度合いに比例し、鳴きかたは激しさを増していきますから刻一刻とうるささが増し、「くさい」「うるさい」で結局は根負け。お気に入りのカタカタを出すハメに。
 最近では、こうした西子の態度は、僕の負担を軽減するための優しさだって、勝手に思い込んで平和な気持ちに浸って、カタカタばかり与えています。
※今回の写真は僕の足を舐める西子。理由はわかりませんが、決して空腹だからではありません。念のため…。
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