愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

ルーパローマーナとにゃんこ

2008年09月14日 | 散歩
先日、外出中のお昼休みに日比谷公園を散歩。
写真を撮らせてくれるにゃんこはいないかなぁ、と公園内をウロウロしていると、柵の中ににゃんこ発見。やや遠くなりますが、早速撮影しました。
撮影しつつ、ふと気がついたのがにゃんこの見つめていた不思議な銅像。
側にあった看板にはルーパロマーナとありました。
調べてみると、この不思議な銅像は「昭和13年にイタリアから東京市に寄贈されたもので、ローマ建国の大業を成し遂げたロムルス、メルスの兄弟の有名な伝説に基づいた像です」とのこと。
その伝説とは、むか~し、むかしのこと。イタリア(たぶんローマだと思う)にロムルスとメルスの兄弟が住んでいました。彼らのお祖父さんが王様。兄弟も将来を嘱望されて大切に育てられていました。
そんなある日、アムリウスってヤツが現れて、彼らのお祖父さんを殺害して王位を奪取。さらに、まだ幼かった兄弟を河に流してしまいます。
波に飲まれて、もがき苦しむ兄弟。
「もうダメだ。悔しいよぉ。お兄ちゃん」
「弟よ、助けられなくて、ごめんよ」
絶望の淵できっと幼い兄弟がこんな会話を交わしていたと思います。
まさにその瞬間でした。
どこからともなくメスの狼が忽然と姿を表し、兄弟を河から救い出します。
しかもこの狼さん、「哀れな兄弟よ。私のお乳を飲んで元気に育ちなさい」と自らの乳を飲ませます。
こうして野生児と化した兄弟は、狼の願いどおり元気に成長。しかも狼に育てられた超野生児ですから強いなんてもんじゃありません。
成長した途端、お祖父さんの敵を討ちに行き、あっという間にアムリウスを撃破し、ローマを統一した―というもの。
それにしても、この銅像の狼。直接人間に乳を吸われるという厳しい状況に直面してか、かなり困惑した表情のようにみえるのは僕だけでしょうか。

ちなみに今回の伝説、大筋は変えていませんが、細かい部分はかなりたっちーが脚色してます。念のため。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする