宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

能登半島メーリングリスト投稿(1)

2024年02月24日 | 能登半島地震

令和6年能登半島地震(1) メーリングリスト【ml】アーカイブスより

 

【ml】六ヶ所村
Re: [new breeze] 六ヶ所村新しい風ニュース11号 (2月23日)

遠藤様
「ニュース」の配信ありがとうございました。
おもて面も裏面も事態の深刻さを噛み砕いてわかりやすく、読んでいてわかり、わからないところは残し、よく読めました。厳しい内容ながらとても良い初心者啓蒙ニュースです。

正しく「原発は本当に大丈夫なのか?」です。志賀原発の休止中の地震発生を始め、すべての経過が偶然、事後、わずかなど「大したことがない」「可能性が少ない」「偶然に過ぎない」で弁明されています。比喩的には、われら国民は間違いなく直下型地震発生の真上にいるわけで、対応のしようがない大事故を体験していることになります。「原発は本当に大丈夫なのか?」なのです。すべての原発が現状この状態(ミニマム警告、大丈夫)で危機感は完全に風化されていると思います。破局事故の風化を突きつけらた能登半島地震だったということがよく分かりました。少しでも早くマキシマム警告(最悪警告)、破局常在状態認識に戻らなければなりませんね。作られた警報ではなく分かりやすい現状報告…

山田清彦さんの警告もわかりやすく原燃増田社長の口癖「(期日は)かなり厳しい」を思い出しながら読ませてもらいました。あれですね、六ヶ所村の増田社長は東海村の進捗状態を見て、東海は六ヶ所を見て、お互いの間合いを牽制し利用し合いながら、定年までつないでいこうという腹ですね。先のことはどうでもよく国(国民)を食い潰していくつもりです。そのような背景があるからこそ両再処理工場の現状は国民にはよく分からない構造になっていると思います。国民は一杯食わせられています。山田さんのは短い文章ながらそのことがよくわかりました。せん断、ガラス固化の工程も窺い知ることができました。何もかも全く展望の見えない事態です。フランス頼りの現状も遠からず破綻するでしょう。

冒頭で「とても良い啓蒙ニュース」と書きましたがそれは私にとっての事ではないか?遠くに住み、ちょうど良い距離、知識の間合いだからなのではないか?と迷いました。
いずれにせよ「良いものは良い」。執筆者の自信も窺い知れます。継続して、噛み砕いた内容を切にお願いいたします。

ありがとうございました。
北海道石狩市 藤田幸右

 

【ml】六ヶ所村
ReRe: [new breeze] 六ヶ所村新しい風ニュース11号 (2月24日)

藤田さま
いつもありがとうございます。
ニュースをお読みいただき大変嬉しいです。
また、内容に関しましてもお褒めのお言葉をいただき大変恐縮です(ほっとしました)。
今後も噛み砕いた内容をわかりやすく、継続できるように精進して参ります。

何卒今後ともよろしくお願い致します。
ありがとうございます。
m(__)m
遠藤順子拝

 

【ml】三陸の海岩手の会
安全な原発はない。停止中の志賀原発 (1月19日)

皆さんに

添付資料は令和6年能登半島地震の北陸電力の志賀原発についてのある日の新聞ニュースからの記事フレーズ引用集です。

スラッシュ「/」記号に挟まれた短文、フレーズを吟味して欲しい。全て重大事故に直結する事柄です。沢山あるがたった一つのフレーズで良いので意味する広がりを考えて欲しい。

ちょっとした遅れや失敗、言い間違いや反省、後手行為や結果論、訂正に次ぐ訂正、どれ一つをとってもその背景や予想される結果は「重大破局」に繋がることを吟味しよう。こと原子力には巨大な破壊力、負の連鎖力、不回復(回復不可能)の後遺痕などがぴったり寄り添っている。

添付フレーズは全て原子力の安全神話に基づいているように思われる。救済し救済されるためには全フレーズの全面否定が前提になければならない。この点では原子力規制委員会が一番だらしないように思われる。

こと原子力に関する事柄については針小棒大に受け止め、ミニマム認識ではなく、マキシマム認識、過去・将来ではなく直面する「今」、検証ではなく火種消しに徹するべきである。ここにある全てのフレーズが消えてなくなるまで!

藤田幸右
<添付資料>
新潟、石川、福井の原子力施設に異常なし/能登地方で震度7、原子力規制庁/原子力規制庁は1日、石川県志賀町で震度7を観測した地震で、運転中の関西電力大飯原発3、4号機と高浜原発1~3号機(いずれも福井県)を含め、新潟、石川、福井の各県にある原子力施設に異常は確認されていないと発表した/規制庁によると、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)、北陸電力志賀原発(石川県)、日本原子力発電敦賀原発(福井県)などは運転停止中/岸田首相、原発再稼働の質問スルーで会見打ち切り「聞く力はどこに!」罵声の中を会見室後に/会見は開始から約40分が経過したところで記者は「総理、原発再稼働をあきらめるべきではありませんか。地震大国の日本で原発の再稼働は無理だと今回、分かったのではありませんか。答えてください」と声を張り上げたが、首相は答えることはなかった/「聞く力はどこに行ったんですか!」と罵声のような声が会見場に響く中、首相は会見室を後にした/この記者の訴えに「日本中学生新聞」の公式X(旧ツイッター)は「【岸田総理年頭記者会見】記者は誰だろう?ぼくも同じ考えだ!年末年始と新聞第2号で、COP28の原発のことを書いている時に地震が起きた。そして、今日、女川原発2号機の再稼働を5月ごろ目指すと記事が出ていた。どうかしてる!地震が起こるたびに、怯えている国民がいることが分からないなんて」と投稿した/ 能登半島地震の発生直後には、一時、北陸電力志賀原発での火災情報が出回り、北陸電力が否定する事態が起きている/「原発内の設備の不具合が原因で受電できない事態は想定していない」伴信彦原子力規制委員/志賀原発は地震で1、2号機の変圧器が破損し外部電源の一部が使えなくなった(想定外)/変圧器からは絶縁油が漏れ2号機分を焼く3500リットルとしていたがのちに5倍長に訂正/当初火災が発生したとしたがのちに訂正/志賀原発では一部の周期で加速度が設計想定を上回った。安全上重要な設備に影響がある周期ではなかったが/能登半島では最大35センチの段差が生じた。規制委の山中伸介委員長は「断層を確定するにも年単位、審査はそれ以上の時間がかかる」と述べ、2号機の審査長期化に言及した/避難計画策定が不可欠、道路で隆起や陥没が起き渋滞も、モニタリングポストの一部は使えなかった/東京学芸大の藤本光一郎名誉教授は「断層が大規模に一気に滑るとは想像できなかった。断層の連動性や地盤隆起を含め、原発の安全性に基準が妥当かどうか見直さないといけない」と指摘/日本海側は海に断層があり津波の危険性があるとして「自然条件で原発の立地に適したところはない」と断じた/北陸電が再稼働を目指す2号機の安全審査は、長期化が不可避になっている/「発電所内の設備はもっと強くあってもいいのではないか」。10日にあった原子力規制委員会の定例会で、設備の審査を担当する杉山智之委員はこう指摘した/規制委が疑問視したのは、比較的揺れが小さかった発電所内でトラブルが起きたことだ/1日の地震で、志賀町では震度7を観測したものの、志賀原発の敷地では震度5強だった/この揺れで、外部電源から電力を受ける変圧器が1、2号機とも破損。約2万3400リットルもの油が漏れた/外部電源の一部が途絶えたままで、全面復旧には半年超かかる見通しだ/変圧器は、2007年の新潟県中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)でも故障し火災が起きた/東電福島第1原発事故では、すべての電源が失われ過酷事故を招いた/原発の新規制基準では、変圧器に要求される耐震性能は、3段階あるクラスで最も低い/事態を重く見た規制委は、北陸電に原因究明を求めると決めた/トラブルに輪をかけたのが、情報が二転三転したことだ/北陸電は地震発生時、変圧器で自動消火設備が作動し、運転員が焦げのような臭いと爆発音を確認したと規制委に報告した/林芳正官房長官はこれを受け「変圧器で火災が発生した」と発表した/北陸電は翌2日、火災はなかったと訂正/運転員が、油のにおいを焦げ臭いと誤認した/変圧器内部の圧力を下げる板が作動した音を、爆発音と聞き間違えていた/敷地に到達した津波についても「水位計に有意な変動はみられなかった」と説明していた/その後、高さ1~3メートルの津波が複数回到達したと訂正した/漏れた油の量も不正確だった。2号機で当初約3500リットルと発表したが、実際の漏出量は5倍超の約1万9800リットルに上った/油は全て建物内のせきの内側にとどまっているといったん説明したにもかかわらず、一部が海に漏れ出ていたことも後に明らかになった/自動消火設備の水と混ざって漏れたとみられるが、海への漏出が発覚した後に吸着マットを設置したものの再び流出が起き、敷地外に漏れた総量は約6リットルだった/北陸電は「社内の情報共有が不十分だった。信頼を損なわないよう正しい情報発信を徹底する」と釈明/経済産業省は北陸電に対し、正確で丁寧な説明を徹底するよう指導した/「緊急時の情報発信は福島第1原発事故の大きな教訓。やはり不十分なところがあった」。規制委の山中伸介委員長は10日の記者会見で、こう苦言を呈した/断層や揺れ「想定超え」/志賀原発の再稼働に向けた安全審査は長期化している/北陸電は14年、2号機の審査を規制委に申請した。しかし規制委の有識者調査団が15年、1号機の原子炉や2号機の重要設備の直下にある断層について「活動性を否定できない」と指摘し、規制委も報告を受け入れた/原発の新規制基準は、活断層の真上にある原発の運転を禁じており、このままでは再稼働ができない。このため、まず敷地内断層の活動性の有無の審査が優先された/規制委が「活動性がない」と当時の判断を覆したのは23年3月だ。それ以外の審査はほとんど進んでおらず/想定する最大の地震の揺れや津波の高さも定まっていない/能登半島地震が起き、北陸電の想定を超える事態が明らかになっている/北陸電は2号機の審査で、能登半島北部にある活断層の長さを96キロと評価していた/しかし今回の地震では、これを大幅に上回る長さ約150キロの活断層がずれたとみられている/今回の地震における敷地内の揺れが、審査申請前の想定をわずかに上回っていたことも明らかになった/「どれほどの断層になるのかを確定するまでに年単位の時間がかかると思っているし、審査はそれ以上の時間がかかると思う」。山中委員長は10日の記者会見でこう述べ、審査の長期化は避けられないとの見方を示した/原発避難の課題も浮き彫りになった/志賀原発北部の30キロ圏にある、放射線量を測るモニタリングポストのデータが欠測しており、最大で18カ所に上った。原因は通信トラブルとみられ、11日午前時点でも1カ所が復旧できていない/原発事故時は、放射線量を現場で測った値(実測値)で住民避難の可否を決める。モニタリングポストが機能しないと避難が滞るおそれがある。今回の地震では広い範囲で道路が寸断され、隆起で港湾が使えなくなる事態も生じた。再稼働の前には避難計画の策定が必要で、これも相当な時間がかかるとみられる/有識者調査団のメンバーの藤本光一郎・東京学芸大名誉教授(地質学)は「北陸電が評価している海域断層は短い印象があり、今後は断層が連動する可能性をもっと広げて想定することがポイントになる/能登半島に限らず、日本海側では評価を見直す必要があるかもしれない」と指摘する/志賀原発/石川県志賀町にある北陸電力で唯一の原発。1号機(沸騰水型、出力54万キロワット)/2号機(改良沸騰水型、同135・8万キロワット)がある/ともに2011年3月から運転停止中/1号機では1999年に起きた臨界事故を隠していたことが07年に発覚/2号機では06年、金沢地裁が地震想定の過小評価を理由に運転差し止めを命じる判決を出した/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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