一年間を通してきましたが、一年生も豊中に慣れ、かなり落ち着いた生活ができています。
いろいろな場面で、僕が個人的に言っている「豊中スタンダード」(豊中ではあたりまえであること)を意識して行動しようという姿が見られます。
一年生は去年入学した時、先輩の姿を見て最初に感じたことと同じことを新一年生に感じさせて欲しいので、そのように指導しています。いろいろな先生方が本当によく指導して下さっていて、それに子ども達が一生懸命応えており、特に移動の時や清掃の時によくやってくれています。このような良いものをこれからも受け継いでいきたいなと思っています。
指導の中で先生方が「こうしなさい」ではなく「これはどう思う?」と問いかけ、子ども達に考えさせるようにして下さっているのが、子ども達にも伝わっていると感じる場面もありました。
豊中は非常に落ち着いていますが、全く問題がない訳ではありません。自分で良いこと悪いことを判断する中で、弱い部分に負けてしまった生徒がいましたが、「それは違うんじゃない?」と生徒同士で言い合える姿が何件か見られました。仲間の中で言い合うことは非常にハードルが高いことだと思います。友達に厳しいことを言って嫌われたくないですよね。しかし、生徒同士で言えたという報告があり、それに加えて先生方も指導しています。是非これも継続していきたいと思います。
一点だけ残念なことは、朝の登校時間がなかなか守れない一部の生徒がいることです。保護者の方々も同じ価値観を持っていただきたいです。始業は8時15分ですが、何分前に来ればいいのか。
ある生徒が「僕は仕度が間に合うから3分前に来ればいい」と言いましたが、「果たしてそうだろうか」と返しました。何分かは人によりますが、朝の活動を行うために逆算して何分前に来ればいいのか、是非お子さんにも声をかけていただけたらと思います。ほとんどの生徒がそれをよく考えて8時前には登校しているので、全員に浸透させていきたいと思っています。
またご協力よろしくお願いします。
入力担当:寺田