19日昼から、グランシップをメイン会場に、静岡県地震防災センター・アザレア・静岡商工会
議所等、10ヶ所の会場におきまして分科会が開催されました。
そのうちの、第7分科会「地域・連携」研究テーマ・子ども達を守り育むための「家庭・学校・地
域の連携」について、を題目として、豊中から3名出席していただきました。
自分は、第3分科会会場に急遽入ることになり、子ども達が健やかに成長するために
「家庭内の食育」を考えよう。と題して、3件の研究発表を聴講してきました。
その中で、北茨城市立精華小学校では、近隣の休耕農地をお借りしてPTAに子どもたちを加
え、稲作・野菜の栽培を行い、生産物を利用して参加者で調理実習を行ったりバザー会場で
販売をしたそうです。しかし、昨年の大震災の放射能の影響により現在はストップしているとい
う悲しい報告もありました。
20日は、朝から「全大会」。グランシップ大ホールを会場に、約2000人のPTA関係者が
参加し、昨日の分科会報告により大会宣言を行った後、記念講演が行われました。
今回の、記念講演には、戦場カメラマン「渡部陽一」さんが「世界からのメッセージ~命と
愛の絆~」と題して、ビデオ・写真を交えながらの講演をいただきました。
渡部さんの、独特な語り口調で進められましたが、3週間前に収録してきたビデオには
アフガニスタンでの最前線で、リモコン飛行機を使った偵察行動のシーンや、撮影場所から
数百メートル先で砲撃なのか自爆テロか不明ですが突然の爆発が起きたりと、日本では
考えられないシーンが紹介されました。また、化学兵器の使用により土壌に溶け込んだ
ところでとれた農作物を妊婦さんが摂取したことにより、生まれてきた子どもには白血病
や悪性腫瘍の症状が出て、医者や薬もテロリストの攻撃により現地に届くことがなく、
子どもたちの命が絶えてしまう等、悲しい話もありました。そんな中でも、学校を作り
子どもた達に勉強させようと頑張っている方も紹介されました。ただでさえ、戦闘状態で
食料が入ってこない中で、校長先生が学校に来た子どもたちにご飯を食べさせている
シーンでの子どもたちは目が輝いていました。渡部さんの話では、調味料や味付けはなく
具材の味のみですが、子どもたちにとってはご馳走なんですね。
好き嫌いができる日本では、考えられないことです。前日の、食育の研究課題では
給食献立内容によっては、残飯整理の問題が出ていると話がありましたが‥‥‥。
今回の、話は何かの機会にお話させて頂けたらと思っております。
全大会終了後、静岡県PTA研究大会では、PTA事業への功労者に対して表彰を
行った後、午後2時頃終了いたしました。
全大会では、正面出入り口の警備担当を行ってきました。
一日立ちっぱなしの状態で少々お疲れですが、充実した一日を送ることができました。
来年の、関東ブロックは神奈川県に、県PTA大会は平成26年2月に浜松で行われること
が決定しております。 良かったら行きましょう。
PTA会長 鈴木隆之でした