十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

石ケ戸の瀬

2008-06-30 09:37:15 | 風景
「阿修羅の流れ」と並んで、テレビコマーシャルや写真雑誌で有名な「石ケ戸の瀬」です。いつもカメラマンや絵描きさんがいます。つい、つられて立ち寄ってしまいます。団体さんや車がひっきりなしに通らなければ、暑い夏は流れを足水(足湯のかわり)にして、釣り糸を垂れ一日中ビールでも飲んでいたい場所です。「国立公園特別保護地区」なので、環境省のパークレンジャーの方に「不謹慎」と利用指導を受けるでしょうか?ところで、最近、捨てられた釣り糸による野鳥の被害を耳にします。また、釣りの方はウェーダーを着用しているので、対岸にも自由に行動していますが、歩道以外は本来立ち入り禁止です。岩の上にも貴重な植物や昆虫が生息しています。釣りは許されていますが、魚以外の動物や植物、岩石も採取禁止です。堅い話になりますが、奥入瀬渓流は全域が国立公園の核心部分の「特別保護地区」となっています。マナーを守って貴重な自然を後世に残したいですね。

キノコ

2008-06-28 08:55:08 | 植物
枯れ木にヒョッコリ現われたキノコ。
暑くなった・・・かと思えば雷やヒョウが降ったり、一転して寒くなったりと、天候が不安定だった昨今、突然キノコのスイッチが「ON」になったようです。このキノコは「ヌメリスギタケモドキ滑杉茸擬」。その名のとおり、かなりヌメリがあり、笠の表面には多くの鱗片がある、モエギタケ科のキノコです。煮物などと相性が良く、鍋物にはうってつけのキノコです。暑くなるこれからの季節には、サッと茹でて大根おろしと和えるのもいいですね。ビールが進みます。また、体重が増えてしまいそうです。健康診断でのメタボ判定が恐怖です。

ハクウンボク

2008-06-27 10:44:18 | Weblog
やや大きめの葉の下から涼しげに清楚に咲くこの木の花は?
ハクウンボク(白雲木)。白い花が群がって咲く様を白雲にみたてたと
いわれているようです。そう思ってみれば、そうかな?遠くから花は
目立たないのですが、花がそのまま一個ずつ落ちているので、「ここだ」
と気づきます。地面を落ちた花が覆ってとてもきれいです。上ばかりじゃ
なく、下もご覧あれ!

矢が刺さった銚子大滝

2008-06-25 13:31:54 | 風景
せっかく奥入瀬渓流を通ったので、銚子大滝によって見ました。階段を下りて、カメラを三脚にセットしたら雨となりました(淋)。雨と滝のしぶきが気になりましたが、離れて撮影する望遠レンズも、傘もないので一発勝負というか、出たとこ勝負というか、パソコンに取り込んでからのお楽しみというか。夢中で4、5枚写して雨の中を走って戻り(本人は走ったつもり)、帰ってパソコンに取り込んだら、ご覧のとおり(見えますか?)、なんと滝に枝が突き刺さっていました。矢が刺さったようで、チョット滝が悲しい感じです。やはり雨もレンズに付いていました。大雨になると流れてくれるかもしれませんが、それとも夜間は水門が閉じられるので滝の下に落ちてくれるのか。今回だけの貴重なスクープ写真となってくれればいいのですが・・・・。

白地山登山。ハクサンチドリも咲いて。

2008-06-22 11:25:19 | 風景
ゆらゆら。。。曇り。気温13℃。風があって少し、肌寒いです。
写真は、地元の中学校の遠足風景です。
のどかな湿原の風景ですが、ここに来るまでは起伏のある道を、7キロ近くも歩いてきました。目的地は白地山山頂。ここからはもう1キロちょっとです。ふだん車で行けるようなところの眺めは少し見慣れていますが、こうして自分の足でしか来れないところの眺めはなかなか見れません。湿原には、ワタスゲ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ。頂上まで行くと、十和田湖が展望できます。往復14キロちょっと。みんなで笑ったり、苦しかったり。。。ここの中学生は近くに高校がないので、それぞれ行きたい高校の傍にバラバラに下宿などして高校に通います。登山の思い出やいろんな人とのかかわり、十和田の自然の中で過ごしたことが、いつの日か、彼女たちの心の支えとなりますように。。。


湖畔に咲くオオハナウド

2008-06-21 11:16:16 | Weblog
高さが2m近くもあるので群生している所は、圧倒されます。大きな花をつけるウドのような植物ということでこの名前がついたようです。木立の中でスックと立っている姿は、初夏のまぶしい光のように勢いを感じます。花は派手さはありませんが、一つ一つジ~ックリ観察すると中々かわいらしい花をつけています。近隣の町ではここのところ暑い日が続いているようですが、十和田は快適です。

南八甲田乗鞍岳

2008-06-19 13:57:14 | 風景
南八甲田無断伐採防止パトロールで乗鞍岳に行ってきました。18日は快晴で猿倉温泉にある、登山用駐車場はタケノコ採りの車で満車です!無断伐採されないように、登山に支障となる枝をロープで固定しながら歩くこと3時間、ようやく登山口。雪渓や沢となった道を登ること約40分、山頂到着です。正面に十和田湖の東の湖、その右に八幡平、その上に岩手山。右端に白神山地。左端はむつ湾、その右は姫神山、その右は早池峰山、その下は戸来岳と十和田山です。眺望最高!雪解け後の高山植物も見ごろです。みなさんにその写真お見せするつもりでした。初めてのデジカメの操作に失敗、データ消滅(涙)。写真は2年前、山頂からの黄瀬沼です(陳謝)。

心を満たしてくれる場所

2008-06-16 09:28:38 | 植物
ゆらゆら。。。曇り。気温14℃。
十和田湖は、今日も気温は低いです。
こちらにいらっしゃる方は、上着をお忘れなく。
写真はイチヤクソウ。
清楚で可憐で、お花の中に妖精がすんでそうだな。。。と
思いながらシャッターを切りました。
この場所までは、緑の林、たくさんのヤマツツジ、ウゴツクバネウツギ。
眼下には、藍緑に光る湖。
これ以上、望むものはないなァ。。。と思わせてくれる場所です。
あなたにとってのそんな場所は、どこでしょうか。

ミズキ

2008-06-15 10:50:36 | 植物
湖畔にある生出キャンプ場に、この木は多くありました。排水溝や砂、砕石を敷いて整備したら枯れてしまいました。名前のとおり水辺が好きだったのでしょう。春先に、枝を切ると水が出てくることから名がついたといいます。水平に枝が伸び、その上に繊細な白い花が水平につきます。華麗な花ではありませんが、緑深まりつつある今の十和田湖の象徴のような樹木です。実は鳥達が好きな実のベスト5に入るとのことですが、味はほとんどないそうです。我が家ではしませんでしたが近所の家で、小正月にこの木の赤い枝先に小さな丸い餅をつけて飾っていたのが印象的です。今も続いているといいのですが・・・。地震などの自然災害の復興には、人間の願いや祈りも必要かも・・・。

サワグルミ

2008-06-14 14:05:30 | 植物
湖畔に多く見られるクルミの仲間です。この実は食べられませんが、花は写真のように花序が垂れ下がるので、遠くからでも目を引きます(写真はもう既に若い種です)。果実は翼状に連なっていて、風に飛ばされて何処かに旅立っていきます。今、木々はとても生き生きしています。元気をもらいにいらしては。