十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

ホンドリス

2007-03-31 13:53:47 | 動物

我が家の居間から50m程先の桜の木で、いつも綱渡りの様な芸を見せてくれている、リスです。名前は、アルフレッド・ベンジャミン・桜。
通称アールです。5年がかりで、やっと我が家の軒下にぶら下げている、餌台から「オニぐるみ」を食べる様になりました。かわゆいアールです。最近は、餌台でしばらくクルミを食べたり、近くの木に留まって餌を食べたりします。…のお陰で写真も撮れました。初お目見えです。これからも宜しくお願いします。

善光寺平スノーモービル巡視

2007-03-28 14:22:40 | 風景
南八甲田山麓の標高750mに広がる高原野菜で有名な場所です。7月上旬ニッコウキスゲの群落が見られる袖ケ谷地や大谷地湿原の入口でもあります。4月下旬には道路が開通しますが、今の時期にスノーモービルで乗り入れ規制区域の櫛ケ峰方面に侵入する恐れがあり、歩くスキーで約6時間のパトロールとなりました。ウサギとカメのレースはカメが勝ちましたが、スノーモービルと歩くスキーのレースは・・・。先に着いてスタートしたスキーが20分程リードしましたが、爆音とともに現れたスノーモービルが立ち止まり、乗って行けのラブコールを送ります。これに乗っては男の恥と首を横に振ったものの、これから登りの約10kmの道のりに雪も降り始め、前途多難や五里霧中の四文字熟語がちらつきます。汗止めのタオルを頭に巻きつけ、善光寺平12時到着昼食後、また奥まで進みスノーモービルのグループと自然保護官が会話しスタートに戻ったのが15時。十和田湖着17時。歩くスキー三昧、お疲れチャーンの一日でした。

薄氷

2007-03-23 15:00:58 | 風景
寒の戻りで、ここ数日は寒さが強く、湖に薄氷が張っています。さらにその上を雪が覆い、湖が別の姿を見せてくれます。まだ気温の上がらない肌寒い時間に透明感のあるこの造形は、人を吸い込んでしまうんではないかと思うくらい魅惑的です。一時の造形だからこそ心惹かれるのかも知れません。

グダリ沼

2007-03-22 13:45:38 | 風景
今日は先日スキーで散歩した八甲田山田代平箒場にあるグダリ沼を紹介します。八甲田の草原から突如として一日20万トンもの湧出量があり、釣り場としては太宰治の師匠の井伏鱒二も訪れたほどの隠れた有名スポットのようです。今、十和田ビジターセンターで展示している、「十和田の四季写真コンテスト入賞作品展」にも過去には、春・夏・秋の写真は賞に入っていてそれぞれ素晴らしいものでした。他の季節に訪れたことはありませんが、モノトーンの冬のこの沼の佇まいが私は気に入っています。沼の中の緑の水草バイカモを眺めながら下流に進んで行ったら、突然の侵入者に驚いて50羽程のカモが飛び立ち、逆にこちらもビックリしました。頭の上をカモの群れは飛び交い早く帰れと騒いでいたので、写真を数枚撮ってゴメンゴメンと退散しました。写っている山は雛岳です。

白鳥のハートマーク

2007-03-20 15:34:38 | 動物
ゆらゆら。。。曇りのち雪。気温は3℃。
先週は、また冬になったねーが挨拶がわり。
今週末は、お天気よくなるといいですね。

今日、白鳥の数を数えに行きました。
減っているだろうと思って行ったんですが。。。234羽。
わたしが今年数えた中では、最高記録でした。
首をふれあわせ、ゆっくりと水面を滑るように回転して、ハートマーク。
愛情に満ち溢れた表情で、見つめあっている姿を観ていると、こっちまで幸せな気分になってきます。
残念ながら写真には、納められませんでした。
でも、なんだか幸せで、ふ~ 。。。と、ひとつため息をついて、ほわほわ気分で帰路に向かうのでした。


ヤマネ

2007-03-15 16:12:48 | 動物
先週からの寒気で十和田は、又、冬と化してしまいました。全国的にも開花予報が、2~3日遅れるという事ですが、楽しみはもう少し後で!
 今日は、販売用のヌイグルミを見ていたお客様に、「やまね」は鳴くんですか?と尋ねられました。わからない?たまたま打ち合わせで来ていた観察会の講師をしている方に聞いてみたところ、鳴かないだろうということです。ただ警戒するときにツーとかキーという声は出すんじゃないかという結論になりました。聞いたことのある方は、是非教えてください。私は残念ながらまだ「やまね」には遭遇したことがありませんが、以外に近くにいるそうです。こういった寒い日が続くと体を温めるために巣から出てきて走り廻るとのことです。多くは、ブナ林に生息しているようですが、杉の林でも見かけるようです。以外に、雪の上で丸くなって転がっていることもあるそうです。早速「やまね」探検に行こうと思います。結果は、後日のお楽しみ!

かんこ台夕景

2007-03-14 09:40:50 | 風景
三度目は夕景色と決めていた。一時間の上りに重くて邪魔と思い、三脚を持たなかった。日暮れ前、まだ明るいのに、手持ち撮影ギリギリの状態となった。失敗であった。下りの30分で真っ暗になると帰りが心配だ。時間を逆算しお茶を飲みながら、アカネ空になるのを祈った。しかし、色があまりつかずに終わりそうだった。誤算だった。すぐに帰り支度をした。自然相手では思うようにいかないのが当たり前なのだ。いじけては駄目なのだ。また来るしかないのだ。車に戻ったら真っ暗となった。へばぁー(またねーと言う津軽弁)。

給餌ハウスウォッチング

2007-03-12 16:06:41 | 動物
ざっぷん、ざっぷん。。。吹雪びゅーびゅー。気温-3℃。

荒れていて写真撮れません。
と、いう訳でこの写真は先日撮ったヤマガラさんです。
ちょうど、給餌ハウスに留まっていました。
羽を膨らませて、防寒しています。
食べるしぐさが、めっちゃ可愛いです。
すぐ傍のさくらの枝にとまり、ひまわりの種を枝と自分の足の間にはさんで、コココン。中身を食べます。
この前まで、暖かかったので久々の吹雪、小鳥たちも辛いだろうな。。。
ファイト~、春はもうすぐだよ。



マルバマンサク開花

2007-03-10 16:23:03 | 植物
力強い春の日射しがマンサクを開花させました。それでも今日の日中の気温は、2℃。十和田は、まだまだ温かい防寒着が必要です。
「北風と太陽」という童話がありますよね。男の人の洋服を脱がす事が出来るのはどっちなのかと、北風と太陽が競争します。強烈な強い日射しは、簡単に洋服を脱がす事は出来ました。でも優しい日射しだったら、どうなっていたんだろうと考えてしまいました。洋服を脱ぐか、来ているか?人が決定を下すときには、どんな日射しが必要でしょう。やっはり強い日射しも優しい日射しも必要かな? 

八甲田山遠望

2007-03-09 16:23:27 | 風景
十和田湖から十和田市街に向かって、「道の駅奥入瀬」に入らず反対側に入ると、国道103号線を隔てて、北と南に分かれた八甲田山がはっきりと見えるビューポイントがあります。特に五月初旬の頃は、雪解け水で奥入瀬川の水量も多く川面が銀色に輝き、里山は新緑、八甲田山の峰は真っ白と素晴らしい景観です。これに遅咲きの桜でも咲いていたらたいへんです。天気がよければ、弁当に缶ビールまで付けて一日、驚喜し、乱舞し、放歌高吟し、一人でいると救急車が迎えに来ます(たぶん)。4月中旬の堅雪の頃は、ゴム長靴でどこでも自由に歩けるので、この南北八甲田山で自然観察会を当財団で実施しています。急勾配の下りはお楽しみのヒップスキーとなります。ゴミ袋でもあれば滑って危険なくらいです。