十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

睡蓮沼

2007-07-29 09:13:50 | 風景
酸ヶ湯温泉で会議があり、睡蓮沼のエゾノヒツジグサの開花状況を観て来いと言われ観て来ました。望遠レンズでないと歯が立たたず、観てきただけでした。キンコウカはかなりの数が咲いていました。これもかなり遠く、観てきただけでした(湿原内は立ち入り禁止ですよ)。空梅雨のせいなのかは分かりませんが、湿原の水がかなり少ないように感じました。下界は30℃でも、標高千メートルの睡蓮沼は気温22℃~24℃と快適な気温なので、皆さんも八甲田連峰やエゾヒツジグサ・キンコウカを観に行ってはいかがでしょうか。

赤倉岳観察会

2007-07-28 09:38:29 | 動物
 タイトルにあるように、赤倉岳ピークを目指す観察会だったのですが、標高1001mの「1001ピーク」から先は樹木の枝やササに覆われており(南八甲田は貴重な自然植生を残すために登山道の整備のための刈り払いは行なっていないのです)、残念ながら引き返すことになりました。しかしその分、下りはゆっくりとブナ林内を歩き、ウメガサソウやイチヤクソウ、オオヤマサギソウといった林床にまさに清楚というに相応しく咲く花たちを観察できました。そして極めつけは上の写真。気象条件が良かったのか、羽化のため木に登っている幼虫は多かったのですが、まさかこんな光景に出会えるなんて・・・。

生き物の落とし穴

2007-07-27 09:24:14 | 動物
 雨が降った日はカエルが多く、曇りや晴れの日はダントツで昆虫が多い。時にはヘビや哺乳類なども見られ、夜になるとミミズや小動物を食べにテンやイタチ、アナグマなどが訪れるところ・・・そこは3面コンクリートで囲まれた生き物の落とし穴「側溝」です。
 今回は今年初めてお目にかかるジムグリさんに出会うことが出来ました。まだ若いようで60cm位しかありませんでした。慌ててカメラを取りに行きシャッターを連写。写真を撮ったら今度は実際に手に取り、じっくりと観察・・・。ジムグリはおとなしく無毒なのでそっとやさしく指に絡めるようにするとゆっくり観察できます。舌をシュルシュルっと出したときは心がくすぐられて思わず微笑んでしまいます。
 十分楽しませてくれたジムグリさんはゆっくりと森へ帰っていきました。さあ、次は何に出会えるか楽しみです。

オオハンゴンソウ駆除Ⅱ

2007-07-24 14:52:53 | 植物
F1レーサーのルイスハミルトンに変身したい衝動をグッと抑えつつ、トラックで奥入瀬・八甲田のスラロームをトコトコ走ること1時間(交通ルールを守りましょう)。眼前に広がる田代平に到着。ここにもあの「悪魔」が潜んでいるのだ。・・・かなり多い。相手はかなり手強いぞ。しかし、ここで潰れるわけにはいかない。・・・またまだあるぞ。・・・がんばれ自分。・・・あーもー面倒くせぇ。ラミアスの剣を振り回したくなるが・・・地道に手を使う。・・ヨッシャー採り終えたぜ!「所詮こんなものよね」。卒業Ⅱ・タカビー石橋のように悦に入りながら、ふと視線を下ろすと・・・!!オオハンゴンソウの赤ちゃんがビッシリある。しかも、耳を澄ますと「キャー!」「ワー!」「Yeahh!」と映画「ベイビートーク」のような声が聞こえて来そうな位、大量ーっ!!・・ゲンメツ。

季節の流れを

2007-07-22 15:46:58 | 植物
ゆらゆら。。。気温25℃。青空。

きのうは、どんよりした空からシトシトと霧雨が落ちてきていました。
今朝も曇っていたんですが、お昼頃から青空。
そよそよと、ここちいい風が吹いて頬をくすぐります。
ビジターセンターのすぐ傍にあるこの木。
昨年は、ほとんど実が付かなかったんですが、今年はたわわに実っています。
愛らしいですね。ナツグミ。
赤い実。まだ黄色の実。そして美しい緑色の葉。
自然のつくりだす色って、ホントに美しいですね。
こうやって季節の流れを、観て感じて過ごせるのも美しい自然のおかげ。
日々、感謝の気持ちを忘れず過ごしていきたいものです。

イワガラミ

2007-07-21 16:10:03 | 植物
ツルアジサイと入れ変わるように、この花が咲きだしました。花といっても装飾花で、一個の蕚が花弁状になったものです。それでも純白の花が、樹木に絡みついて衣を着けた姿は、緑の葉に映えて目をひきます。夏にマッチした涼しげな姿です。ドライブしながらでも目に付きますので、涼みにいらしてみては。

発荷峠からのヤマセ雲

2007-07-20 14:31:28 | 風景
ヤマセの日々が続いています。オホーツク海から吹き付ける、冷たく湿った北東の風で長く続くと太平洋側に冷害をもたらします。奥羽山脈にさえぎられ、日本海側に影響は少なく、十和田湖の発荷峠、滝ノ沢峠、八甲田の笠松峠等が分岐点となっています。太平洋側の八戸市や十和田市は霧雨で気温15℃~18℃ですが、日本海側の弘前市や大館市は晴れて25℃~28℃です。当然、農作物や暮らしぶりや性格まで違ってきます。青森では、津軽衆と南部衆という昔からの民族闘争 (?) まであります。

湖水祭 でつかみ取り&焼き魚

2007-07-15 16:42:44 | Weblog
ゆらゆら。。。気温20℃。くもり時々太陽チラリ。でもこの後は。。。あめふり?
台風4号の影響でか、風が出てきています。
昨日今日と湖水祭りが開かれている、十和田湖畔。
夕べの花火、少しガスってましたが、とても綺麗でした。
少し肌寒いところが、またよかったかしら。
「ちょっと、寒いね」なんて言いながら、ラブラブくっついて観れたでしょう。
写真は、お魚つかみどり大会後の様子。
なんと、その場でお腹をとってくれて、お塩もまぶしてくれます。
子供たち、めちゃめちゃ楽しそうに焼いていました(ちなみに参加費は無料です)。
あとはこの後、強く雨が降らないように祈るばかりです。


南八甲田の登山道は

2007-07-13 13:38:46 | 風景
南八甲田山系は北八甲田山系に比べてなだらかな山容で、登山道は急な登り下りもあまり無いのですが、山頂や主な湿地・お花畑などへのアプローチが長く、しかも展望のない道が続くため、登山者はあまり多くないようです。そのため、笹や木の枝が登山道に張り出してきている箇所も多く、「遭難体験ができる」と言われる所まであります。このような状況から、北八甲田を凌ぐ自然を残し、且つ登山者の安全を確保する対策が講じられ実行されてきています。しかしその策とは別に、歩く妨げになる木などを勝手に切る人がいます。この登山道を歩いているので、確かにそのような気持ちが分からないでもないところはあるのですがやはり、国立公園は皆の財産であるので、そのような行為は謹んでいただきたいものです。

花菖蒲園

2007-07-12 11:59:19 | 植物
マイカーで十和田湖から103号線を行くと、市街地の手前に最初の信号機左にポニー温泉があり、そこを左折。後は案内板に従い5分ほどで到着。ブログで宣伝ということで、入場料500円の無料化を交渉しましたが却下されました(嘘)。ただいま、約3万㎡の園内に花菖蒲やアジサイが満開。山野草の植物園もあり販売もしています。今の時期は、満開の広大な花菖蒲園が観賞できるので、入場料500円は妥当なところでしょうか。お腹が空いたので手打ちそばでもと思いましたが850円なので、手作りソフト250円に変更。市内のお菓子屋さんのおやつ類も豊富です。10日はあいにくのヤマセの霧雨で、人出は少なかったのですが、その分貸切状態でエガッタ、エガッタ(鯉
艸郷側にすればイクナイ、イクナイ)。