十和田湖の自然  ~ゆらゆら日誌~

ゆらゆらと十和田湖をめぐりながら、自然のうつり変わりを紹介していきます。

西湖畔「樹恩の鐘」

2007-06-30 09:10:18 | 風景
西湖畔大川岱地区にひっそりたたずむ、この樹恩の鐘は、国立公園指定60周年と小坂町制施行40周年を記念して建てられたもの。「鐘の鳴る丘」と銘々され、きれいに整備された丘の上にある。鐘のメロデイーは、鐘の塔のために製作したオリジナル曲。“樹木の恩恵、自然との共生、自然への感謝”を表現したものだそうです。
ちょっとした自然散策や木陰を求める方には、最適の場所です。数種類の広葉樹や季節ごとに野草も楽しむことができます。時間のある方は、お弁当を広げながら十和田湖談議に花を咲かせるのもいいかも。(やはり自然に感謝しながら!)

ベンセ湿原観察会

2007-06-28 09:14:10 | 風景
出迎えのウグイスの声の中、観察会スタート。ヨシキリの出現にみんな撮影に夢中、上手く撮れた?
一面のノハナショウブ、紫の花の中にミズチドリの白、ニッコウキスゲも見られその美しさにため息・・・ミズチドリは「麝香千鳥」の名もあるよういい香りでウットリ・・。しかし、ススキ、イグサなども見られ、乾燥化の兆候もありなんとか保護してもらいたいですね。埋没林では海辺に続く泥炭層の壁に感動!でも海の向こうからのゴミが・・・素晴らしい場所なのに残念でした。何はともあれ無事終了。参加者から「楽しかった」との声も聞かれ、良い観察会だったと思います。

ゆらゆら。クワの実

2007-06-26 16:24:16 | 植物
ゆらゆら。。。ひさびさのゆらゆら。天気晴れ。気温26度。

今日はあるものの写真が撮りたくて、遥々例の水辺まで。。。
でも空振りでした。
めげない、めげない(笑顔)。
写真見て、なんだかすぐわかったでしょうか。
食べたことありますか?
小学校の帰り、時期のなると毎日この木の前で立ち止まり、唇や指先が紫色に染まるのも気にせず、食べました。
虫に触らないように気をつけながら、うんと濃い紫の実をさがしました。
懐かしい気持ちになりながら、ひとつ実をつまんだらいましたカメムシ。
カメさんも、おいしいとこが好きなのですね。

ヒメマス稚魚放流

2007-06-22 14:02:23 | 動物
6月21日、十和田湖恒例ヒメマスの放流が行われました。今年は11万5千匹の放流で、例年より大きめで体調7cm重さ4gも有り、ワカサギ程の大きさもありました。単純にヒメマスの稚魚がワカサギに食べられないための工夫なのかと?思って聞いてみた所、今年は育つ環境がよかったようです。地元の子供たちも参加して「3年後に大きくなって帰っておいで」と声を掻けながら放流していました。3年後には100倍の400gの大きさになるとのことです。そのころ食べごろになって帰って来るんですね(?)。

種差海岸観察会

2007-06-21 15:13:44 | 風景
初めて来た種差海岸は湘南の海とは砂浜の色も海の色も地形も違っていて、今までとは違う気持ちで歩くことができた。山で見ることができるニッコウキスゲやキツネソウを海岸で観察することができたし、海岸に多く映えるハマナスやハマヒルガオ、ハマエンドウなどか見られた。フナバラソウなど初めて見た植物も多く、ウミネコの雛やホオアカ、イソヒヨドリなどの野鳥も見ることができて良かった。見所がたくさんあるので、次に来る時はゆっくり時間をとって歩きたいと思った。天気もよく、雨も夜からとの予報でなんとか持ちこたえてくれて良かった。

蝶の舞う山頂へ

2007-06-17 12:47:02 | 昆虫
 今月12日、「青森県の蝶」という本に、開けた山頂に集まる習性を持った種類の蝶が数多く見られると書いてあった、三戸町にある名久井岳に登ってきました。
これは凄くいい本なのですが、なにせ20年前に発行されたものなので、時期・天気ともによかったながらも、少し不安を感じての出発でした。
長谷ぼたん園で有名な恵光院から登り始め、ずり落ちそうな急斜面をロープを頼りに登りきった先の山頂には・・・。
青緑色に輝くカラスアゲハとミヤマカラスアゲハ、渋い緑青(ろくしょう)色のスミナガシ(写真)とアオバセセリ(この2種はここ青森県が分布の北限で、しかも県内の生息地は限られるといいます)、早春に発生したミヤマセセリの生き残りや、キアゲハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、ヤマキマダラヒカゲ、ダイミョウセセリ等が飛び交う、20年前と変わらないであろう景色がそこには広がっていました・・・!
 素晴らしいものを見させてくれた、これからもお世話になるこの本に感謝し、そして他の好観察地も当時と同じくあってほしいと願いながら、下山の途についたのでした。

緑と湖と空と

2007-06-16 14:32:15 | 風景
ヤマセ雲(北東の風)の合間から青空が見えて来たので、展望台に行って来ました。写真の主役は遊覧船にしようかと思いましたが、望遠レンズもなく小さすぎました。その代わりにいい雲がでていました。しかし、緑も良かったのです。付近の崖にはヤマツツジも鮮やかに咲いていました。が、樹木が多すぎて邪魔です。誰が主役なのか悩みました。今日の旧かんこ台は、気温18℃、晴、微風。

八幡平観察会

2007-06-15 16:29:14 | 風景
 里は真夏日という日に、標高1000m近い八幡平大場谷地・大沼の観察会は、22~23℃という観察会日和となりました。大沼より標高の低い大場谷地は、まだ春の装いで、楽しみにしていたレンゲツツジやコバイケイソウは、まだつぼみでがっかりでした。  
 (^_^) が以外や大場谷地より標高の高い大沼では、写真の様に見事に開花していました。
こちらの方が、雪解けが早かったためのようです。さらにウワミズザクラ・イソツツジ・タテヤマリンドウ・ワタスゲ・イワカガミと沢山の花が、目を楽しませてくれました。
楽しい一日をありがとうございました。

カリンの花に・・・

2007-06-11 12:56:09 | 昆虫
今年は、郵便局裏にあるカリンの花のつきが良いようで、昨年よりたくさん咲いていました。
それを見つけるやいなや飛んで行き、カリンの枝をジーっと見つめると・・いました。
モモチョッキリです。
 図鑑や本などに載っている、桃などの実についているような姿は見たことありませんが、なぜかカリンの実ではなく、花の時期に多く見られました。たまたま昨年が少なかっただけかもしれませんが。
 モモチョッキリはチョッキリの中でもひときは目立ち、しかも大きな種類です。体が赤紫色に輝き、口吻は紫で触角は青く輝きます。
 綺麗な虫といえばタマムシを思い出しますが、モモチョッキリのような小さな虫にも目を向けると、新たな発見がきっとあると思うのでよかったら見てみてください。

トチノキ満開

2007-06-10 15:26:58 | 植物
今、奥入瀬渓流や十和田湖畔でこの花が満開です。そして蜂屋さんがミツバチの巣箱を設置しています。アカシアに比べるとトチノキの蜜は少し色が濃く、香りも少し強いです。しかし、自然度100%の十和田湖・奥入瀬渓流の一品です。蜂屋さんは蜂から蜂蜜を貰う代わりに、蜂の餌の砂糖水を作るため年間三十万円以上の砂糖を購入するそうです。賢い(欲深い)人間は蜂から蜜を、牛から牛乳を、鶏から卵を・・・と利用しています。