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東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

親米という作法

2008-10-19 18:22:25 | Weblog
「正しいモノだから支持する」のではなく「支持するモノだから正しい」になったとき、それは、宗教とかイデオロギーとかの最悪の様相を呈する。

世界が、米国という巨大な権力なくしては平和も繁栄もないと考えること自体は、不自然ではない。であれば「米国政府がやることはすべて正しい」ではなく「米国政府は正しいことをしなければいけない」と考えるのだ。

これは国連にしても、日本政府にしても、そのほかのあらゆる権力がそうだ。

分かっている。人は理屈を無視した思い入れというのもある。愛する子供であれば、たとえ無差別殺人犯になっても、最後まで庇う親もあろう。それと同じような愛情を感じているのであれば、いたしかたない面もある。
それでも、子供が無差別殺人犯でい続けることを望むのか?その正当性を探すために、他人の殺人をも正当化するのか?…するかもしれない。愛情とは。

そうだな…愛情は理屈ではない。愛情はすべてを超えて存在し、人をどんな悪事にも、正義の行いにも駆り立てる。それを「飼いならされやがって」「洗脳されやがって」というのは違うな。

日本人が、日本より米国を愛していて、日本が犠牲になっても米国(の特権階級)が幸せならそれでいいとか、そう考えても間違いじゃない。生まれた国を一番大切にしなきゃいけないなんて、突き詰めていえばおかしい。私の右翼的な部分は、それを許さないけど、人間としての部分は…仕方ないと認める。

でも結局は米国(の庶民)が破滅するような道をなぜ…というのは…いや、愛情の対象があくまで特権階級であって、市井に住む人々の暮らしでないなら、当然か。

…愛情…そこまで身勝手でも、なお愛情は…やはり…私には全否定できん。


【追記】2008/10/19
米国の特権階級は、どんなに日本人が尻尾を振り、腹を見せて転がって愛情を示しても、愛情で答えてはくれない。頭を撫でてもらえるかどうかも怪しい。

だから、そんな片想いは馬鹿げている。間違いだ。と私の右翼的な部分は思っていた。
しかし愛情とは、見返りを求めないのだ。犬とは違う。犬が媚びるのは見返りを求めるからだ。しかし人間は、見返りなどなくても、ただ愛情を捧げ、守るだけで喜びを感じられるのだ。

親が子を育てるためにどんな理不尽でもするように。人が神に尽くすためにどんな辛酸にも耐えるように。

愛情に見返りは要らない。そうなのだ。
相手がそんな愛情に値するかどうかさえ、問題ではないのだ。

理屈なんて関係ない。年齢も、性別も、なにもかも。ただ好き。好き。好き。そんな強い想いの前には、どんな批判の言葉だって空々しい。

「中パ原子力協力」というオチ

2008-10-18 23:12:11 | Weblog
パキスタン、中国の援助で原発2基新設へ 米印に対抗
http://www.asahi.com/international/update/1018/TKY200810180214.html

く…この中国政府めが…そんなに核戦争の危険を増したいのか!!
中印が接近してると思いきや、中パもさらに関係が進むとは…。
対立する両国にいい顔しやがって、米国顔負けの帝国主義だな。

で、どうよ。「中国を包囲するために、日本を含めた安全保障のために米印原子力協力は必要なんだ。それに反対するヤツラはアホでバカ。現実が見えてない理想主義者。ていうかサヨク。ぶっちゃけありえない。広島と長崎に原爆落ちたのがそんなに偉いか!十万人単位の人が一瞬で死に、数え切れないほどの人が放射能障害で苦しみながら死に、しかして多くの人が苦しみながら生き続け、もう二度とあんな惨禍はごめんだと心底考えて、核兵器は政治思想の問題を超えて存在してはならないと主張するなんて奴等は全員ノーテンキなサヨクだ。俺だって放射性物質が日本に入ってきたときは友人に頼んで分けてもらってわざわざ食ってた」って後半は間違い。ちょっと記憶が混乱してた。そんな話を聞いた覚えがあるんだけど俺の妄想かな。そうだろうな。

日本の安全保障がホニャララなら、インドやパキスタンの人々が核戦争で死ぬのはエヘヘどうでもイイヤとでも思ってんのかね。

あ…「左派の人はこれを」ごにょごにょ、とか言ってた人はどうなのよ。

まったく。高級英字紙という世界で最も優れて知的でインテリで凄くてかっこいい情報源を読んで、肌の色はともかくおつむの中身はWASPそっくり(のつもり)という「国際事情通」なら中国がどう出るかなんて分かってただろ。っていうかそんなもん読まなくても、その辺のぼっちゃんならいざ知らず、冷戦時代を生きてきたなら誰しも、大国がどんな行動原理を持ってるのか百も承知じゃないか。

NPTという歪んだ秩序さえ…いやいいやもう。

はいはい。どの道、中国は米国がやらなくてもやったでしょうね。もし中国がインドに核技術で協力をしてたら、米国はパキスタンと関係強化したでしょうよ。どっちもやらなければフランスが、ロシアが。イスラエルが。イランが。もうどうでもいい…。

その場合、米国がやったら正しい。あるいは中国がやったら正しい。ロシアがやったら正しい。みたいなのはいいよ。どこがやっても間違ってるだろ。常考。

ってかそんなこと、市井のちりあくたが反対しようが賛成しようが、権力者どもはみんな勝手にやりまくるんだよな!畜生!



【追記】2008/10/18
頭が痛い…核のパンデミックははもはや避けられない。
いや。分かってる。もちろん米国だけのせいじゃない。覇権主義はどこの核保有国も同じだ。フランスや英国は欧州だからオトナだとかありえないしな。
中パの関係も今にはじまった訳じゃない。それはそうだ。

だからといって米国がやることは免罪になる訳じゃない。そこが違うだろ。
こんな風にそこらじゅうに核技術がばらまかれ、兵器転用の準備が着々と進むのは、本当に恐ろしいことなんだ。

…ってもパワーポリティクスでしか世界を見ないと分からんだろうな。
まぁせめ、「中パの核技術協力に反対するのはバカでアホなウヨク。現実が見えてない理想主義者。中央アジアの安定のためには仕方ないんだよ」とかいう低脳さ丸出しのサヨクが出てこないことを祈る…ぶっちゃけ昔はいたよそういうの…。

【追記】2008/10/19

■朝日社説 安保理入り―核軍縮と平和構築に力を : asahi.com(朝日新聞社):社説
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081019/1224373783

イスラエル問題についても日本側に奇妙な老朽化した支援グループのようなものがあり、たまに頓珍漢なことを言い出す。世界はいろいろ変化している。かつての正論が正論でもない。状況をよく見ていかないと。


…プッ…もしかして核問題で反応したつもりかね?

老朽化した支援グループってなに?まさか自民党に、パレスチナの支援者がわずかでも影響を与えられるとかお得意の妄想じゃねぇだろうな。はっきりいって、パレスチナ支援者はアラブ諸国との紐帯だけど、今様のイザヤ・ベンダサン大先生が恐れてるような暗黒パワーはないから。いくらWASPそっくり(のつもり)脳でもまさかそんなトンチンカンな発想はしねーよな。
じゃぁなんだイスラエルを支持して働いてる勢力がいるの?ネットじゃーイスラエルの軍事技術はすごいね、といってる軍オタくらいなら見かけるけど。じっさい凄いからそれはそうだと思うがさ。

あいまいな言い方をして突っ込まれたら「いやそれは誤解ですから」っていつものオチですかねー。

ふは…状況をよく見るのはいいんじゃね?

というかそもそも、パレスチナ支持者というのは、多くが旧来のファタハ支持であって、ハマースが抵抗の主力になった今、難しい立場にあってだね。ハマースの背後にはエジプトの…ってWPとかNYTとかにいっぱい書いてあるから読み直せば?どうせイスラム圏の英字紙は絶対読まないんだろ。高貴なWASP君はさ。

あ…あと…
朝日の社説にはほとんど中身はないのでコメントすること自体が無意味だと私は思うけど。私見からいえば、日本が大量の票を集めて非常任理事国に当選したのは、朝日の言う通り「信頼の証」だと思う。米国の言うなりでしかないにせよ、少なくとも善良な国と見なされている証左だ。どこにも攻め込んでおらず、国内紛争も、核実験もしてない。すでに非常任理事国だったし、再選しても禍をもたらすことはないだろう。ということ。バランサーうんぬんについては(笑)ってとこかな。100%米国のオウムでしかないのに?まぁWPやNYTには違うことが書いてあるんでしょうね。

イランは、周辺のイスラーム国家から覇権主義を恐れられているし、米国がレッテルを貼ろうと貼るまいと、危険と見られている。確かにイランに権威を与えたくない米国の関与はあったろうが、イランが非常任理事国になるのは、その力が有無を言わせなくなったときだ。イランか…国内の宗教勢力と対決するアフマディネジャードにはちょっと同情的だけどね。私はでもベニト・ムッソリーニさえ共感を覚えてしまうから。まぁそこは割り引いて考えるしかない。それでも核技術に食指を伸ばすのは間違っている。
しかし朝鮮にしろイランにしろ。「核兵器は米国に攻め込まれない護符になる」という認識が広まっている昨今では…。まぁ言ってもせんない。



バフェット…恐ろしい男!!

2008-10-18 02:25:23 | Weblog
ってもういいや。グーグル!恐ろしい企業!それもいったか。
いやまだ米国の金融不安は全然解消してませんよー。みなさん騙されないでー。サブプライムローンの利率が上がるのも、CDS取引が完全に淀むのもこれからですよー。

まぁ、それでも米国中心の金融資本主義は終わらない。何度もいうけど、人々の意志がそれを拒絶するまでは、歪んだ制度に依存し続ける限りはダメなんだ。

…しかし疲れたな。呪術師と会話するためには、その呪術師と同じ世界観を共有しなければいけない。そこでは竜が飛び、妖精が歌い、戦士の剣が岩をも砕くのだ。
彼等の空想に合わせていると、自分までその世界の住人のような気がしてきて、呪術が正しいのではないかとさえ思い始める。しかし、呪術師に感情移入しながらも、そこに呑まれてはいけないのだ。

彼等が他人を計るうえでの「偉さ」は、呪術をどれくらい知っているか、だけだ。
呪術の秘儀への理解の深さこそが、唯一の尺度だ。ま、科学者にしてもそうかもしれない…。とにかくシャクティパッドの効能も説明できないようなヤツが、教義を否定する目的で近付いてきたら、そらー憎悪と軽蔑を抱くわな。だから、まずは相手の世界観に合わせなくてはね。やっとはじめて会話ができるのだ。

優れた宗教者というのは、本来そういうことが得意なんだけどね。相手を理解し、相手と同じものを見て(というか相手のゆがみ、せばめられた視野に立って)そのうえで自分の認識を共有させ、改宗者を増やしていく訳だ。救済っていうのかな。

俺みたいな凡人には縁のない話。考えてみれば、そういう聖者の仕事に少しでもちょっかいを出すなんて、身の程知らずにも程があらーな。ましてこの経済学通というのは世界でも有数の呪術師体系だというのに。

支配は、まず学問からなんだな。こうして各国に呪術師をばらまくことで、米国の金融資本主義は維持されているんだ。もうどうしようもないんだなぁ。
対抗する思想がいる。理性じゃだめだ。

そもそも理性や良識に重きを置くような連中は、呪術師にはならないし、呪術にもかからない。それが少数派なんだ。
対抗する、別の思想がないと。経済学と同じように作用して、理性や良識の弱い者をこそたやすく取り込めるような…なにか…。


【追記】2008/10/18
やっぱ「おめーはアッラーの御心に反してるんだよ!」で相手の心にジーンと伝わって、説得ができる国とかの方が楽っちゃ楽だよなー。
いや、そしたら私はムスリム世界観の矛盾とかが気になってしょうがない人間に育っただろうな…とほほ…。
まったく…あーもうどうでもいーか!!一生やってろ経済通の気違いども!お幸せにごちそーさま!ああ、ぜ、税金を使い込まないでー…。

バルマー…恐ろしい男!

2008-10-17 15:27:11 | Weblog
バルマーの一言でヤフーの時価総額、$3B以上急伸
http://jp.techcrunch.com/archives/20081016ballmer-speaks-yahoos-market-cap-jumps-more-than-1-billion/

そ…そうなのか?昨日、欧州市場が悲惨なありさまだったのに、米国市場は反騰して、ヤフーが中心にいて、IT株もいくつかつれ高になってた気がするが(あとで確認する)
それがバルマーの一言で…。米国を救うのはMSの暗黒卿かもしれん。コー・ホー…。

専門家のご意見

2008-10-16 16:08:30 | Weblog
中国産冷凍いんげん
http://blog.goo.ne.jp/wakilab/e/82152c7c43ae8562f74bbef8c505b952

輸入検疫を強化しても、犯罪に起因する問題食品を見つけるのは困難であることも話した。ギョーザ事件のような100万の1というような確率の問題食品を、輸入検疫という抜き取り検査で見つけるのは無理だ。組合員の方々はある程度、理解してくれたように思う。


…「犯罪に起因する」というが実行者は特定されておらず、犯罪の物的証拠もなく、現時点で疑いでしかない。あえて「犯罪に起因する」と断定するのは現地政府の姿勢を鵜呑みにしたものでしかない。

専門家がこうした主張をするのは、私の目には消費者や消費者団体より生産者、販売者に親しい立場にいるのではと疑いが生じる。

経済学もそうだが、このように専門家が、被害を受ける立場でなく(心ならずであるにもせよ)加害者の側に立てば、次第に専門家の知見そのものが軽蔑と憎悪の対象になる。

例えば、消費者に配慮するなら、「気のせいかもしれない」といった言い回しは、そう思っても確証を得るまで口にしてはいけない。
メタミドホスの問題でも、同じ言い回しが使われたが、被害を確認できない無数の事例の中に、被害を確認できる事例が複数あった。

【追記】2008/10/17
中国産冷凍ギョウザによる健康被害が公表された日(1月30日)以降に
都道府県等にあった相談・報告数について(平成20年3月31日15時 時点)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/03/h0331-8.html
そうか…否定されてるのか。うーん私の勘違いか。それと分かるほどの中毒症状にならなくても、本当にメタミドホスによる被害がなかったと言い切れない、と主張したいところだが、それでは説得力が薄いな。


そもそも、こうした被害を訴え出るのは、消費者にとって大変にリスクが高い。政府や報道機関の注目を受けて、生活が乱されるし、こうした専門家が「自作自演では?」「本人の精神的な面に問題があるのでは?」と言おうものなら、社会的圧力はすさまじいものがある。それこそ狂言者として扱われ、日常が破壊されるのだ。ただ、お店で食材を買って被害にあったというだけで。

生産者、販売者が受けた風評被害というのは辛いものだ。それが分かるなら、消費者に風評被害を与えるような言動には慎重になるべきだ。

というか、専門家がきやすくこうした言動をするのは、消費者団体が先鋭さを失ったためであろう。考えてみれば、自然なことだ。そもそも消費者庁にせよ業界の自主規制団体にせよ、消費者の立場にはないのだ。またそこに養われる専門家や情報をもらうジャーナリストは「業界の立場」に次第に取り込まれる。(警察付きのジャーナリストが警察のスポークスマンになるように)

御用学者や記者はかつても数多いたが、その当時は相対する組織があり、牽制効果によって、理性や良識からみ出さない発言を促す望みがあった。しかし今や…。

中国の国民も同じ問題に苦しんでいるが、日本もまた、個々の消費者ではなく、組織が必要なのだ。形骸化し「消費者の監視を受けています」「意見も聞いています」というアリバイ作りにしか使われなくなった団体は改革するか、さもなければ別個に新組織を作るしかない。御用人を一掃するのは食品被害をなくすのと同様、不可能だが、抑制することはできる。


【追記】2008/10/16

だが、新たな消費者団体設立の動きが起きても、現状では非常に難しい。
中国がそうであるように日本の政府や大企業もまた、御用学者や記者と違ってたやすくコントロールできない団体は歓迎しない。慣れ親しんだ火付け、火消しのノウハウ、風評の煽り、鎮めが極端に難しくなるからだ。

だから、当然ながら新団体には、御用学者や記者、元官僚などを「専門家」として送り込もうとするだろう。というかそういう業界のしがらみを超えて消費者の側に立とうとする専門家はまだ残っているだろうか。大学があれだけ産官との結びつきを強め、就職から研究からなにからなにまで差配されるようになった今…。

もはや、多くの「専門家」はこうした精神の癒着になんの疑念も抱かず(あまりにひどい事例にはわずかな不快感を抱くにせよ)、呼吸するように空々しい気休めの糸を吐き、予定調和の繭をつむいでいる。

【追記】2008/10/16

ああ。ここも本丸じゃない。メラミンは危険性が少ないとか、メタミドホス入りの米は基準のゆるい海外に食用として売りつければいいとか、「専門家」に弱いヤツが信じ込んでいるのは、確かにむかっ腹が立つ。

だが、その「専門家」を動かしてるのは業界の空気であって、そういう閉鎖された空間にたちこめる独善の空気を許しているのは、この社会そのものの問題なのだ。
業界という灰色の箱についた覗き窓から、灰色の沁みついた「専門家」が我々に呼びかける。彼等はもう灰色にひたりきっているんだ。それを責めてどうする。
その箱に穴をぶち開けて、風通しをよくしないかぎりは、どうしようもないんだ!
一人一人の「専門家」のせいではない!憐れみにこそ値すれ、憎むのは不当だ。


グーグルは神

2008-10-16 11:52:57 | Weblog
■ グーグルは交通法規も平気で無視する
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20081015.html#p01

神が人間の法律など!…というか高木浩光以外に、グーグルの問題を追いかけてる人が複数いることが心強いね。高木に触発されたのかな。だとしたら、粘った効果があったんだね。と相変わらず無責任なヤジウマでしょうもないが…。

「自転車で撮影すれば無問題」とかいう冗談が出てて、うわー。やりそう…とか思ってしまった。今度はどんなところに入り込んでくるのかね…。

警察は、被害届を出さない限り動かないのかなー。だよね。省庁なんかは、何の益もないのに大企業グーグルにからむつもりはないだろうし。票やカネにつながらないから議員も無視。消費者団体は薄ボンヤリ。俺のような個人はグーグルが怖くて陰口を叩くだけ。
ジャーナリズムは…随分前に亡くなったよ。

グーグルを叩ければなんでもいいのか」みたいな記事を見かけて、感心した。どっかの誰かさんの「ブッシュを叩ければなんでもいいのか」みたい。まぁそんな言葉が情勢になにほどの影響を与える訳でなし(ってのは高木が声をからして叫び続けたからだよな)

ストカーが人を轢き殺してる画像が見つかっても「それがどうした。グーグルのイノベーションは止めさせない!」ってなるのかしら。はははまさかね。要するに程度の問題で、このくらい法を守らなくても大したことない、っと思ってるわけだ。グーグルを好きな人は。

まぁ法なんてしょーもないものがいっぱいあるんで、全部守れなんて俺は思わないけど。
でもこれはちょっとねー。

グーグルが法を守らなくていい理由、みたいのを説得力を以って説明しないとね。
「国民の知る権利に資しています」「イノベーションを止めるな」「こんなに努力して撮ったものだから見逃してやれ」「グーグルは神だ。神に人の法など…」
納得いく理由があれば、グーグルの行為はたとえ違法でも正当化されると思うんだ。

で、グーグルが法を守らなくてもいい理由ってなに?


【追記】2008/10/17


equinox79君「俺は信者じゃない…」ってか。ゲハハ。切ないなー。

己の胸に抱く正義があるなら、信者と呼ばれようがシンパと呼ばれようが、批判の立場を貫けよ。そこで腰が引けて防御姿勢かね。
もしかして過去にも似たようにヘタレた経験があるのかね。クセになるからな、そういうのって。でも一生そうやって「いや、どっちの味方でもありません…中立で冷静な観客で…」みたいにエクスキューズして生きていくのかね。そしたらずっと既視感のノイローゼにとらわれちまうよ。

信者けっこうじゃないか、シンパ結構。傷つきやすい自意識を守るために、レッテル貼りにメソメソするなら、そんなしょぼくれたヤツの批判に誰が耳を傾けてくれる。

信者といわれたら、なればいい。そして平然と裏切ればいい。「お前Google信者じゃなかったのかよ?」とか相手が言い出したら、「ああ、昨日まではそうだったかな。一昨日はたしか違った」とでも言えばいいじゃん。

元気だせよ。情けねーなー。どんだけ卑屈なんだよ。

いまどき、信者だったりシンパだったりして多数派に社会的リンチ喰らうなんて…あ…割とあるな。じゃ、そこは気をつけてな!今はGoogle信者の方が多くても、コロっといくからな。コロっと。あーやだやだ。なんまいだぶなんまいだぶ。

…ちなみに俺はGoogle信者じゃナイデスヨ…エエ…(きょろきょろ)。

卑小な男

2008-10-16 01:32:02 | Weblog
そう。町のチンピラにおびえ、借金と税金にしょげ返り、詰まった予定にあくせくし、親族の老いに気をふさぎ…。自分の未来から目をそむける。
どうにもならない怒りをブログで吐き散らし、みじめな自分に気持ちよく酔って、いい気分で眠りに就く。
そうせずにはいらなれない、酒や煙草のようなもの。意志の弱い男のままやき。

すべての言葉のうちには一つ「正義の味方はいない正義の味方はいない。正義の味方は自分でなろうとしない限りどこにもいない」。分かっていてなお虫けらのように生きることを選ぶ。俺は…どこにでもいるような根暗中年だな…。


【追記】2008/10/16
他人の愚かさ、卑劣さに過敏なのは、自分がそれよりさらに愚かで卑劣で、それを自覚しているためだ。

他人の愚かさや卑劣さを許せるのは、賢く気高い人なのだ。賢く気高くなければ、他人を愚かさや卑劣さから救えない。

他人の愚かさを攻撃することには、意味はない。自分を余計にゆがませ、ひずめてしまうだけだ。くそ。狭い箱に入れられ、触角を切られたゴキブリのように、俺はやたらと頭突きばかり繰り返しているなぁ。

立派な人間になる努力をしなくては。今からでも。

スーダン政府がジャンジャウィード指導者を「逮捕」

2008-10-16 01:26:29 | Weblog
ダルフールの犯罪に独自裁判 スーダン政府が方針
http://www.asahi.com/international/update/1015/TKY200810150288.html

だそうだ。この問題には、finalventさんが詳しいから、何か分かりやすい解説がつくだろう。「俺って物知りなんだぜ、ちょっと英文記事を引用してホノメカシちゃる」程度ではなくて、それこそ暗いニュースリンク並に分かりやすくて訴える力が強くて、一人でも多くが問題意識を共有できるような、ジャーナリズムの鑑みたいな記事が出るだろう。

英文を読むのが辛いという人も(まぁ世の中にはアラビア語もあればフランス語もあるんですが、海外ニュースって英語…の金持ち向け媒体しか存在しないことになってるから取り敢えずそういうことでいい)、理解しやすい、しっかりしたものが。

本当に真摯な気持ちがあれば「誰も分かってくれないけど、俺だけは分かってる。俺すごい」みたいな独りよがりなコメントで終わったりはしない。
何かを変えたいと、心の底から望むなら、他人を動かさなくてはいけないし、他人を動かすためには、他人に伝わる言葉を懸命に探し、おりにふれて、つむいでいかなければいけない。

そうしなければ、怒りや悲しみを感じた自分の心を裏切ることになり、真実の感情だったものさえ、かっこつけるためのポーズに過ぎなかったのかと己で疑うようになり、気高さという翼を捨ててしまうことになるからだ。

そして何も変えられないなら、部外者の怒りや悲しみに意味なんてない。むしろものごとをウサン臭くするだけの逆効果だ。だからこそ

公的資金注入(笑)

2008-10-14 22:59:51 | Weblog
げひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!

ばかども!現人神ポールソンに全権委任法を通したあげく、お次は公的資金注入か。くだらんくだらんくだらーん!!欧米アジア仲良く公的資金注入か!

池田信夫のおきれいな口にいえないなら俺がいってやる。金融機関こそが「ゾンビ企業」なんだよ!殺しても死なない最低のリビングデッドども。
預金保護?は!ふざけんな。本当にそんな風にカネが使われるとまだ信じてるのか?
何度裏切られても政府を信じ続ける本当に純朴で無垢で狂った金融システム信者ども!

金融システムは政府でもなければ国家でも社会でも大衆でもない。
客から預かったカネを使い込んで、もっと銭が欲しいと泣いてるバクチ気違いに過ぎん。かっこつけたバクチ屋どもが、あわてふためいた醜態を隠し、元通りまっさらなスーツを着てしゃれたスポーツカーを乗り回すために、貧乏人の尻を借金地獄に蹴り込むか、あるいはインフレ地獄へ捻じ込むか。両方いっしょくたにやるか。

自分がどこに放り込まれるか、放り込まれてからでないと分からないのか。
いや、放り込まれても分からんのだろうな。

株価回復

2008-10-14 01:20:00 | Weblog
まぁ先行きは暗いから、また落ちるだろうけど。
欧州、アジア、米国と…日本は休日でご愁傷様。明日アジア市場が反落したら目もあてられんな。

あー。素直に喜ぶべきか、悲しむべきか。
どっちにしろ、浮沈は続くから、もっと長期に見なければいけないか。

こんなことにハラハラしてる自分が情けない。
金融市場のために積みあがる借金。ま、それもインフレにすればチャラか。
どう見ても庶民に損とくる。

ちなみに私は、株なんぞというギャンブルに手を出した覚えは一度もない。
っつーかそんなカネがどこにもない(笑)
親の借金ばっかりはどっさりあるがなぁ…。

くだらん。世界が自発的にこのギャンブルを止めない限り、どれだけおかしくなっても金融の車輪は回りつづける。まったくもって最悪だ。