原発問題の忘れ去られ方にぼんやりしながら。
その日暮らしの仕事に追われている。
未成年が利用する携帯電話向けインターネット・サービスを一律フィルタリングする、中国共産党政府なみの検閲制度がまかり通ったとき、パソコンをいじくる成年ユーザーたちは大して騒ぎもしなかった。ちょっと眉をひそめた程度だ。
多少とも強い危機感を抱いたのは、ごく一部の携帯電話オタクだけ。それも心底からの憤りといったものではない。子供のころから検閲に慣らされるというのが、どれほど危険か…。頭では分かっていても、自分に直接の不利益がなければ、スルーしてしまう。
実際に不利益をこうむる肝心の未成年は、悲しいかな、大きな抗議の声を出せなかった。本人たちが発言を求めているかいないかはともかく、発言力が限られていすぎているのだ。未成年の意志を無視するのは、世の常だが。
さて、ダウンロード違法化となると、自分たちの利益が損なわれるというわけで、パソコンの成年ユーザーたちはとたんに騒ぎ出す。彼等のわめく声は比較的大きい。本人たちがそう思いたがってるほどではないが。
それは場当たりの、脊髄反射。なんの展望もない、雰囲気に合わせた批判、ポーズ。
経済学者だの法律家だの、「ネットの論客」だの、はは。さもさも深い考えがあるかのようにご意見をご開陳、と来る。
もったいをつけてはいるが、なにか本物の洞察がある訳じゃない。
人権保護法案で、報道制限の条項が設けられたばかりにキャンキャンなきさけんだマスコミとなんの変わりもない。
それで立場の違う誰の理解を、共感を得られる。
まぁいいさ。それでも文化庁の進める「ダウンロード違法化」は、やはり間違っているのだから。バカげているようでも、抗議はしないより、した方がいい。
その日暮らしの仕事に追われている。
未成年が利用する携帯電話向けインターネット・サービスを一律フィルタリングする、中国共産党政府なみの検閲制度がまかり通ったとき、パソコンをいじくる成年ユーザーたちは大して騒ぎもしなかった。ちょっと眉をひそめた程度だ。
多少とも強い危機感を抱いたのは、ごく一部の携帯電話オタクだけ。それも心底からの憤りといったものではない。子供のころから検閲に慣らされるというのが、どれほど危険か…。頭では分かっていても、自分に直接の不利益がなければ、スルーしてしまう。
実際に不利益をこうむる肝心の未成年は、悲しいかな、大きな抗議の声を出せなかった。本人たちが発言を求めているかいないかはともかく、発言力が限られていすぎているのだ。未成年の意志を無視するのは、世の常だが。
さて、ダウンロード違法化となると、自分たちの利益が損なわれるというわけで、パソコンの成年ユーザーたちはとたんに騒ぎ出す。彼等のわめく声は比較的大きい。本人たちがそう思いたがってるほどではないが。
それは場当たりの、脊髄反射。なんの展望もない、雰囲気に合わせた批判、ポーズ。
経済学者だの法律家だの、「ネットの論客」だの、はは。さもさも深い考えがあるかのようにご意見をご開陳、と来る。
もったいをつけてはいるが、なにか本物の洞察がある訳じゃない。
人権保護法案で、報道制限の条項が設けられたばかりにキャンキャンなきさけんだマスコミとなんの変わりもない。
それで立場の違う誰の理解を、共感を得られる。
まぁいいさ。それでも文化庁の進める「ダウンロード違法化」は、やはり間違っているのだから。バカげているようでも、抗議はしないより、した方がいい。