東方不敗の幻想
インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com
 




「青少年のインターネット利用制限の動き」に関する日本新聞協会メディア開発委員会の意見
http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/iken20080529.pdf

やった!新聞人の魂は死なず!!誰が彼等を動かしたのかは知らないが、嬉しいぞ!
これまでどれだけ苛立ち、罪悪感にさいなまれ、情けなく思ってきたことか。
よくぞ言った。そうだ。そうだぞ。紙の一部が電子ファイルに変わろうと、新聞は新聞。このインターネットメディアもまた、新聞の活動領域なのだ。

次は、新聞がこれまで蓄積したノウハウを、ネットの自主規制に生かすときだ。そしてネットの自主規制のあり方を決めながら、紙の新聞の規制のあり方(推定無罪の報道の仕方、自殺報道の仕方、特定の宗教団体に対する配慮の見直し、スポンサーとの距離感など)をもあらためて見つめるべきなのだ。


新聞協会がメディア規制に反対の意見書
http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20080529/press
こちらのブログは心強い動き、としている。それはそうだろう。新青環法案の離間策が、事実上、失敗したことを意味するのだから。

続々々々・インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ - 「権力」と「既存メディア」の融合
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-244.html
という懸念を出す人もいた。
しかし、マスコミは権力の一角であるが、同時に自らの権力をおびやかす表現の自由の侵害に対して警戒し、歯止めをかけようとする行動力を残していた。

これからの行動でマスメディアがネットでのへゲモニーをとろうとするなら、それはそれで恐ろしいが「よし!やってみろ!」という気持ちになる。

そして、新聞にもネット事業者にも忘れて欲しくないのは、

「青少年健全成長阻害図書類規制法案」の骨子案試案を了承 青少年特別委員会
http://www.jimin.jp/jimin/daily/07_12/11/191211c.shtml
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20071215
書籍、雑誌、DVDの検閲も進んでいることだ。

バラ売り立法にごまかされず、出版、書籍販売業界にもきちんとした意見を述べるように促すべきだ。
個人的には萎縮効果で雑誌や書籍の売れ行きが伸びることはまずないと思うが…。



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ユニセフ(本部のことだ、協会ではなく)のように事務局が巨費を蕩尽する組織がヘドの出るほど嫌いで、ペシャワール会やジャパンハートのように「手を動かす」組織に寄付したのだけれど。

そういうところも、時を経るにつれて事務局がどんどんふくらみ、そちらのかかりが大きくなるようだと、寄付しても、たただんにその専従者を養ってるだけか…という虚しさに襲われる。

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自民党のネット規制法案がなおヤバい件
http://blog.sakichan.org/ja/2008/05/25/ldp_version_of_copa_is_bad

主旨には賛同するし、蒙も啓かれるが、疑問もある。例えばコレ。

フィルタリングソフトは、そもそもが一律な情報受信の法規制に対するオルタナティブとして、受信者側の設定での選択を重視するソリューションとして出てきたものだ


ネットスターは、自民、民主のネット規制法案が形になるまえから、プレスリリースでアンケート調査結果なるものを発表して(政府のそれよりは穏やかにだが)世論をフィルタリング必要論に導こうとしてきた。
http://www.netstar-inc.com/press/press.html

そこに「将来の法規制を避けるためだった」なんて姿勢を読み取ろうというのは、ちょっとおひとよしが過ぎる。あるいは、ネットスターとの共闘路線を考えたうえでの発言かもしれないが、私は有像無像にすぎないので、そんな配慮なんかしない。

、民主党案にあるように「著しく~」という限定をつけることなく、「性欲を興奮させ又は刺激する情報」や「残虐な内容の情報」というのが含まれている。


じゃぁ「著しく」という限定をつければ謙抑的になるか、というと何でもありなのは同じだ。わいせつ物頒布罪が、どんなに小難しい言葉を使おうと謙抑的な要素はまったくないように。

自分でもしばしば同じ間違いにはまっているので、、忸怩たる思いがあるが。AよりもBの方がまし、話が分かる、といった認識で譲歩を続けていくと、最初の立ち位置から恐ろしく離れたところで、規制反対のはずが規制推進に回っていることになる。それは、事情を知って大人になったとか、現実的な着地点を見つけたというより、強面におしまくられて、やられっぱなしというだけだ。

規制反対派は、感情的で、原理主義で、現実が見えてない、なんて池田信夫あたりは「よくわかった大人の意見」で忠告する。

しかしそういう忠告に素直に恐れ入って、すぐに「現実的」な妥協点を探してしまうあたりが、実際は規制反対派は理性的で、宥和主義で、気は優しいが、戦いに向かない気質だというのが透けてしまう。

こういう、駆け引きに関しては政治家はお得意で、それこそカマヤンのいうように、先に落とし所を持ち出してはだめなのだ。

相手に落とし所を出させなければ、そして相手が先に譲歩する交換条件として、けちりながら譲歩しなくてはいけないんだ。こちらから先に差し出すのでは供物であって、対等な取引ではない。


要するに過激な自民党案を恐れるあまり、民主党案を選んで推進してしまうというのはきわめて問題があるということ。それだと。さらに過激な案が出た場合に、今度は自民党案の方がマシ、とかいう話になってしまう。あくまで独自案を堅持して、そこにすり合わせをしていかないといけないが…。


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韓国社会を揺るがすデマの数々
http://www.chosunonline.com/article/20080526000056
http://www.chosunonline.com/article/20080526000057
朝鮮日報が「韓国の読売新聞、いやさ広報ハンナラ」として、デマがらみのネット世論に対して、敢然と戦いを挑んでいる。笑える。

あれだけガチガチに規制された韓国でも、「デマ」は起こり、そして政府への非難はなりやまない。
ここにはネットにさわれる立場にある貧困層(なにせネット大国だ)の叫びと、鼻白む既得権層の相克が見える。

韓国のこの、熱の坩堝のような大衆の叫びは、一方で日本よりはるかにすさまじいモブによる攻撃を生むが、容易に革命につながりかねない強さを持っている。

それを嫌悪しながら、私は惹かれる。
日本では、あそこまで厳しいネット規制がかかれば、国民はもはや政府を非難する気力を失ってしまうだろう。

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小中生の携帯使用制限 教育再生懇が第1次報告
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052601000675.html

小中学生にメール使わせないって、あくまでやる気なんだな。

…どうしてもっていうなら、特定のメールアドレスや電話番号(親とか警察とか塾とか学校とか)しか発着信/送受信できないようにすればいいんじゃねーの。契約時に保護者に選ばせるようにして。いまの迷惑メール受信制限の拡張で、ブラックリストじゃなくてホワイトリスト方式を選べるようにしてさ。

本当に私生活のすみずみまで、政府が介入してきて「悪い保護者」「頭の悪い保護者」「判断力の劣った子供」をとりしまってくださる。
「警察だって税金で動いてるんだから、余計なコストをかけさせないために個人の自由は制限すべき」とか、誰かが言い出すんだろうなぁ…。

はいはい。分かってます。携帯電話の普及に音頭をとったのも総務省。

規制するのも政府。国民は政府の家畜さ。まったくありがたいこった。しかしマスメディアって知性のかけらもないな…。



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65歳以上の高齢者に自殺増が見られることから、その防止のため、カウンセリング実施の義務化する、という法案。
あるいは未成年の健全育成を目的として、カウンセリングと、健全な方向への心身の発達を促す指導を義務化する、という法案。

いつか出てくるだろう。

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「このサイトは青少年に有害です」と愚直に自己申告した運営者をすべて記録し、最後は一気に叩き潰す。とすれば、劇的だが、実際にはわざわざ懐疑派や反逆気質の「生き残り」を地下にもぐりこませるようなものだ。

ではどうするのか?2ちゃんねるのように、よく飼いならした従順な運営者を作る。

囲いに入れた羊のうちこうした従順な者は生かし、耐え切れずに自由を求めてもがく者や、懐疑主義者、反逆者だけを慎重に選び出して始末する。従順な者には一歩また一歩と妥協を求める。そうして賄賂か密告、あるいは両方をもたらす僕を作り上げる。

しかもサイト運営者は、サイト利用者を操る道具にもなる。特定の発言を取り締まり、ほかを放置することによって、巧みにローカルな「世論」を一定方向に導くための。

使い古された、しかし巧妙なやり口だ。


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子どもの安全・安心のインターネット利用へ 環境を整備する法案骨子示す
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=13310


( ゜д゜) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゜д゜) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゜ Д゜) …


先生!高市法案の方が意味が分かります!
「子どもに対し、著しく性的感情を刺激する情報」「子どもに対し、著しく残虐性を助長する情報」
意味がわかんねーよ!!ほとんど何でもありだろ。それ以前に著しく性的感情を刺激したり、残虐性を助長するのがいけないって…。性犯罪を教唆する/誘発する、暴行、殺人を教唆する/誘発するってなら分かる。

「著しく」性欲を刺激したら有害って…。まぁそう考える方もいらっしゃいますね、っていうレベルだが…。わいせつ物頒布罪の「かつ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する」すら付いてないよ。骨子ってこんなもんなの?

保護者に選択の余地があるのはまだいいや。サイトの削除強制もないな。
成年にとっては快適なネットライフが保障されている訳だ。
未成年にとっては権利の制限だが…。




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ずっと小倉弁護士のネット規制に関する主張が一方的で、それでは解決にならないと思ってきたけれど…。

例えば後期高齢者医療制度、例えば学費値上げの問題で「やむなし」と言っている人間に、最初から妥協的な解決案を提示しても、深刻に考えてもらえない、という気がしてきた。
あえて悪役になって、分からず屋になって、他人にそしられようが、嘲られようが、ガンガン被害を訴えて、はじめて、相手からほんのちょっぴりの譲歩を引き出せる、のかもしれない。

私の「話せば分かる」みたいな認識ってつたなくて「話し合いにも工夫と戦術が要る」のかもしれない。最初から戦う姿勢を示さなければ、押し切られるだけだ。

小倉弁護士が、あそこまで徹底的にガンコにふんばっていなかったら、ネット事業者側は、児童の犯罪被害について、深刻に考えただろうか。いや、考えたとしても、「考え続けた」だろうか。
たら、れば、はいいか。

それでも私は小倉秀夫弁護士のような、政府主導(本当は民間主導も)の有害情報認定には反対だ。私の場合は、ふんばっても意味はないけど。


【追記】2008/05/22
いずれにしたって、楽しいはずがない。ストレス、ストレス、ストレス。
それでも主張を貫くには、信念だろうと妄執だろうと、強い意思が必要だ。


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大学というのは単に知識を学ぶ場ではない。
しかし、知識を得ることもできなくなっては、おしまいだ。
救えるものだけでも救わなくては。

サイバー大学は、正直マユツバだが。放送大学はしっかりしている。
ネットを利用した通信制の大学は、正しく作ればセーフティネットになる。
ネット大学は、学生が増えれば増えるほど、授業料を安くできる。
サーバーや回線に圧迫をかけない方法としてはPtoPが最良だ。

スクーリングのために、高校や小中学校の放課後の教室を使うのもいい。

と、官僚は美しい青写真を描く。また利権が生じる。コッパ役人とそれに連なる業者に、私服を肥やしたいという固い決意がある限り、どんな方策も税金の無駄使いになる。

それならサイバー大学の方がましさ。

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