すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

メニュー

特定秘密保護法で意見書を鳥取県議会で可決しました

2013年12月17日 | 日記

 鳥取県議会11月定例会が本日(17日)閉会しました。
 私たちの会派希望は「特定秘密保護法の慎重な執行を求める意見書」を会派絆の皆さんと共同提案しました。政治家や官僚が恣意的に秘密を指定し、国民の知る権利が阻害されるのではないかと多くの国民が心配している法律です。公明党が「知る権利への配慮」「報道の自由」などに配慮する修正を加えられましたが、何が特定秘密に指定されるか、指定が妥当かチェックする仕組みづくりも、これから決まります。そこで、憲法が保障する表現の自由と、その基盤をなす知る権利が侵されることがないように、国に対して慎重な法律運用を求めた次第です。私が提案理由を説明し、興治議員、長谷川議員が賛成討論していただきました。結果は、希望、絆、公明、無所属議員2人の計16人が賛成。自民、共産の計15人が反対し、可決成立しました。共産は「廃案を求めるべき」との理由での反対でした。特定秘密保護法に対して慎重な執行を求めて意見書が可決されるのは初めてですし、同法を巡って様々な波紋を呼ぶ発言を続ける石破自民党幹事長のお膝元の県議会が可決したことの意味は小さくないと思います。
 希望では、軽自動車税の増税に反対する意見書も、共産党と提出しました。軽自動車は低所得者層でも買いやすい、生活必需品だと思います。市町村税について県議会は口を出すべきではないなどの意見があることは承知していますが、鳥取県民の皆様の足となっている現状を鑑みて、提案しましたが、希望、共産、無所属議員の賛成しか得られず否決となりました。また、「島根原発の再稼働について慎重な判断を求める陳情」が委員会審議の結果、研究留保となりましたので、新基準への適合審査がなされる今に判断しなければいけない、そう、議決するなら今でしょ!ってことで、これにも採択するよう求めましたが、賛同は得られませんでした。
 今議会から登場した会派希望ですが、存在感をしっかり示せたと思います。これまでのように自民党が賛成すれば可決され、反対すれば否決される議会運営は、これからはできなくなったことを意味しているからです。無所属議員の1人1人までが意味を持つ1票となったわけです。そして、私たちは希望は今後、是々非々で県政の課題に対応していきます。自民党の皆さんが提案された「歯と口腔の健康づくり推進条例」にも賛成しましたし、反対のための反対をするつもりはありません。当然、政争で賛否を決めることもありません。県民皆様の視点で判断して参ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする