澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

教育委員会の障害者雇用

2007年10月31日 11時04分57秒 | 社会

各都道府県の教育委員会が、障害者雇用を怠っていたとして、次のように報道されている。

 2005年6月現在の同省の調査によると、障害者の雇用割合が高い教委は、京都(2・12%)、和歌山(1・89%)、大阪(1・88%)の順だった。一方、ワーストは山形の0・77%で、高知(0・87%)、茨城(0・91%)と続いた。

 同省は、教委の障害者雇用が他の組織より少ないのは、教職員免許を持つ障害者が少ないためだ、としている。ただ、教員以外の事務職員も法定雇用率の対象であり、同省は「都道府県教委の独立性の高さから、国として強い指導を猶予してきた」ことも認めている。

 25日に開かれた自民党厚生労働部会では、早急な改善を求める意見が出た。厚労省は文部科学省などと連携し、指導を強化する考えを表明した。

 法定雇用率は一定規模の民間企業(1・8%)にも課されており、正社員301人以上の未達成企業は、雇用不足の障害者1人あたり月5万円の納付金の支払いが義務となっている。だが、都道府県教委は公的機関であるため、納付金のような制裁的措置はない。

障害者雇用が叫ばれて久しいが、現実には教育現場での障害者雇用は困難である。障害者にサポート要員を付けることは、教職員定数との関係があって、現在の財政状況では難しいからだ。
事務職員に関しては、すでに教育委員会事務局から障害者を学校へ送り込むという人事が行われている。どの学校にも障害者がいるというのが現状なのだ。サポート態勢もなく、障害者の事務処理を他の職員が肩代わりしているという現状がある。
障害者雇用促進については、総論ではだれも反対できないが、要するに官僚組織の中で一番弱い部分が尻ぬぐいをさせられるということだ。

 

 

 


守屋前防衛事務次官の証人喚問

2007年10月29日 14時55分42秒 | Weblog

1時間半、サイクリングをしながら、守屋前防衛事務次官の証人喚問を聞いていた。直近の報道は次のとおりになっている。

 衆院テロ防止特別委員会は29日午後1時から、防衛専門商社「山田洋行」の元専務からゴルフ接待などを受けていた守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問を行った。一連の問題発覚後、守屋氏が公式の場で発言するのは初めて。接待の実態や、防衛装備品分野で急成長を遂げた同社への便宜供与があったとされる疑惑について、守屋氏がどう説明するのかが焦点だ。
 冒頭、同特別委の深谷隆司委員長が質問。ゴルフ接待の際に偽名を使ったのか、飲食接待を受ける際に元専務から仕事上の依頼があったのかをただす。また、テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊による給油量隠ぺいを防衛局長当時に知っていたかも問う。 

答弁の率直な印象は、さすがに事務次官になっただけはあって、堂々としたものだと思った。だが、「赤坂のカラオケには何回か行った」とか「ゴルフは毎回1万円支払っていた」など、そのへんのおっさんと変わらない話の内容も多く、失望した。
事務次官といっても、主要官庁の事務次官とは、かなり違うタイプのようだ。多分、防衛省は、国の現業部門の最たるところなので、こういう古風なボス・タイプの人間がトップになるのだろうかと思った。

「週刊朝日」によれば、守屋次官は、ひどい東大コンプレックスを持っていたという。これも官僚社会ならではのイヤな話ではある。

社民党の照屋議員の質問には驚かされた。「沖縄○○市のクラブ銀座に行ったことはあるか?」など、何かウラを掴んでいるかのような質問を連発したが、結局守屋前次官によって、ことごとく否定された。旧社会党には「爆弾質問男」というのがいたが、今やそんな材料もお持ちでないようだった。

給油問題では、知らぬ存ぜぬを通した。これでは、転記ミスしたとされる担当者7人(特定はできないという)が、一生涯浮かばれないではないか。
下っ端が罪をかぶり、トップは白々しくも逃げ通す。こんなのでいいのだろうか。

 


 


ホイアン~世界が恋した熱帯の港町

2007年10月28日 23時04分40秒 | 歴史
昨日、NHK・TVで放送された「探検ロマン世界遺産~世界が恋した熱帯の港町ホイアン」は素晴らしかった。

歴史的に日本と深い繋がりをもつ港町だが、「名古屋コーチン」というニワトリの名前がホイアンに由来することは初めて知った。「コーチン」とはホイアンのことだったのだ。また、現地の名物麺料理「カオラウ」は、日本商人が当地に持ち込んだ「うどん」に由来するそうだ。さらに、現在のベトナム通貨「ドン Dong」は、日本の「銅」貨から来た呼び名なのだ。

ベトナム戦争によって、ホイアンの伝統文化は大きく破壊された。絹織物の伝統が途絶えてしまったり、住民同士が政治的対立によって引き裂かれたりした。
「ベトナム戦争当時のことを教えて下さい」と老人に尋ねても「言葉では言い表せない」と応えていた。心の傷は、今なお癒えていないのだ。

今年の7月、2日間だけ現地に行った私は、今回の番組を見て、さらにホイアンに魅せられた一人となった。
 
                  (写真は、ホイアンの旧家の内部)

探検ロマン世界遺産「ホイアン」、今夜放送

2007年10月27日 08時48分22秒 | Weblog

今夜(10月27日午後8時~)NHK・TVの「探検ロマン世界遺産」「ホイアン」が放送される。
ホイアンはベトナム中部の古い港町。今はさびれてしまったが、中世・近世は海上交易で大いに賑わった。
ホイアンの旧市街中心部には「日本橋」という橋が残っている。鎖国以前の日本人は、この地まで足跡を残しているのだ。今は忘れられたもう一つの歴史がある。

 ベトナム戦争期、ホイアンは米軍基地のあったダナンに近いため、北ベトナム軍の攻勢から難を逃れることができた。フエ(ユエ)の文化遺産が戦争によって壊滅状態になったのに対し、ホイアン旧市街は、過去の面影を今なおとどめている。

 現在、ホイアンの治安はとても良好です。ゆったりとした気持ちで文化遺産を訪ねることができる、お奨めの旅行先です。
番組をお見逃しなく!!


亀田興毅の謝罪会見と衆院テロ対策特別委のTV中継

2007年10月26日 10時02分47秒 | Weblog
亀田興毅の謝罪会見を「日本テレビ」「フジテレビ」「テレビ朝日」は、垂れ流し状態で生中継した。さすがに、当事者である「TBS」は、ビデオ編集した映像を放送した。

亀田がチンピラ言葉で「反省」している最中に、国会では「テロ対策特別委員会」(衆議院)が開かれ、国を左右するような重要な議論が行われていた。当然、NHKはこれを放送していた。

この対照的なふたつの生中継番組!!
民放・ワイドショーの「報道姿勢」は、まさにマスコミ倫理を自ら踏みにじるもの。視聴率を稼げばどうでもいいと思っているのだろう。ひどいものです。



亀田興毅のお笑い記者会見

2007年10月26日 09時26分23秒 | Weblog
亀田興毅の記者会見を見た。
責任問題に関する記者の質問には何一つまともに答えられず、目がうつろだった。正確に言うと、記者の質問が理解できないように見受けられた。

義務教育もまともに受けない、街のチンピラだった男が、その虚像を剥がされ、フラッシュを浴びているという光景だった。まるで少年院から出てきた男のようでもある。
彼の頭の中は「ボクシング」「亀田家」のふたつだけ。それ以外、社会性のかけらも見つけられない。

TBSも何でこんな親子を持ち上げたのかと不思議に思うほどだ。
一方、金平会長のスキを見せない話し方にも不気味さを感じた。このひとはウラがある人だと直感したのだが、どうなのだろうか。

それにしても、TVワイドショーはバカですね。「緊急中継」と称して、公共電波を無駄遣いしていました。
一番のワルは、マスコミか…!!





沖縄の植物

2007年10月25日 10時20分36秒 | Weblog
街路樹として植えられていたアダンの木。
その実はパイナップルに似ています。

今朝のニュースでは、文部科学省が実施した小中学校の全国学力テストで沖縄県は最下位だったとか。1位の秋田県と比べると、20ポイントも離されているようです。
失業率も本土の2倍です…。

でも、みんな明るく楽しそう…。南国の陽光が憂愁を吹き飛ばしてくれるからでしょうか。

マントヴァーニの「力車」(Rickshaw)

2007年10月23日 13時08分34秒 | Weblog
マントヴァーニ楽団が演奏する「Rickshaw」という曲を聴いた。これは、先般CDで復刻された「Collectors' Mantovani」(英国Vocalion社)に収録されている。
「Rickshaw」とは人力車のことである。

1963年、マントヴァーニがたった一度の来日公演を行ったととき、この曲が披露されたという。マントヴァーニの自作だそうだ。

人々が行き交う慌ただしい雑踏のような光景が音で表現され、その中を人力車が駆け抜けていくという感じの曲だ。ケテルビーが作曲した名曲「ペルシャの市場にて」を連想させる。日本人が聴くと、とても日本をイメージして作曲したとは思えない。当時流行った、国籍不明の「中国ムード」という感じだ。それが今になって聴くと、時代を飛び越えて、斬新な感じがするから不思議だ。

日本では、人力車は今や観光地の名物となっている。中国や東南アジア諸国でもモータリゼーションが進み、いまや消えつつある乗り物だ。

本当に、給油量の入力ミス?~海自補給艦給油問題

2007年10月22日 17時31分24秒 | Weblog

海自補給艦の給油問題の風向きが妙になってきた。

防衛省は22日午前、海自補給艦の給油量訂正問題と、航泊日誌(航海日誌)破棄問題に関する内部調査報告書をまとめ、与野党に提出した。

報告書では、給油量の誤りは2003年5月9日に、海上幕僚監部の課長レベルで気付いたが、担当部署が違ったことなどから、上司への報告や訂正措置を取らなかった、としている。

報告書によると、03年2月25日の海自補給艦「ときわ」から米補給艦「ペコス」への給油量について、翌26日に派遣部隊から海上幕僚監部防衛部運用課に「80万ガロン」と電報で連絡があった。しかし、同課でデータ入力する際、25日に同じく補給した米イージス艦「ポール・ハミルトン」への補給量「20万ガロン」と取り違えて入力した。

これは本当なのだろうか。福田首相は「ボクも疑われちゃったよ…」とはしゃいでいたそうだ。
仮に担当者の記入ミスだとしたら、その処分はどうなるのだろうか。先般、秋田県職員が「悪天」を「悪天」とミス変換して、信じられない処分を受けた。その連想から言えば、これはもう間違いなく担当者の「公開銃殺」しかないと思う。
というのは冗談だが、担当者の小さなミスを大きな問題とすり替えて、本来の責任から逃げているのではないか。

全国の役所の「担当者」の皆さん、十分気を付けられよ!
自分たちの管理監督責任はほおかむりして、突然、あなたの知事や市長が貴方のミスを糾弾し始めるかもしれませんぞ。

 

 


巨人敗退~皮肉なプレーオフの結末

2007年10月21日 10時29分21秒 | Weblog

巨人×中日プレーオフ戦は、中日が3連勝して日本シリーズ出場が決まった。巨人は久々にリーグ優勝を果たしたのだから、関係者は、クライマックス・シリーズを設定したことを後悔してるだろうなと思った。「スポーツ・ニッポン」には次のような記事が出ている。

セ・リーグは今季からのプレーオフ制度導入にあたり、パ・リーグが昨年まで採用していたリーグ覇者に日本シリーズ出場権を得やすくさせるための第2ステージ「1勝」アドバンテージを取り入れなかった。パ・リーグはアドバンテージの継続を主張したが、セ・リーグでは意見が分かれた。巨人などが興行面などを重視し、アドバンテージは不要と主張。中日などは最後まで必要と訴えた。話し合いの末セ・リーグとしてアドバンテージが不要との結論に至り、最終的にパ・リーグも同意した。

 初のクライマックスシリーズ第2ステージはアドバンテージを不要としたリーグ覇者の巨人が敗退。継続を訴えた2位中日が日本シリーズ出場権を獲得する皮肉な結果となった。プレーオフ制度の総括を求められた巨人の清武英利球団代表は「いずれにせよ、これからです」と厳しい表情を崩さなかった。

「奢れる王者は久しからず」ということですか…。あるいは「天誅」かも…・。


防衛省・守屋元事務次官の蹉跌

2007年10月20日 18時25分45秒 | Weblog

いま格好の話題はこれだろう。

防衛省の守屋武昌・前事務次官(63)と頻繁にゴルフをしていた防衛専門商社「山田洋行」(東京都港区)の元専務(69)が数年前、前次官の次女を米国で飲食接待していたことが分かった。取材に対し元専務が認めたもので、米国の語学学校への進学を決めた次女の「激励会」だったという。受注業者とのゴルフは自衛隊員倫理規程に反しているうえ、前次官の妻も同行していたことが既に判明しており、防衛省トップが家族ぐるみで業者と不透明な関係だった実態が鮮明になった。

確かにけしからん話だが、この話をリークしたのは一体誰なのか?
「山田洋行」の調査によれば…という報道がなされているが、テロ特措法問題を前にして、あまりに絶妙のタイミングなので、首をかしげざるをえない。
民主党独自の調査能力では、これだけのことは洗い出せないような気がする。だとすると、マスコミが情報提供源ではないだろうか。自民党がダメージを受けることを望んでいる勢力、それは何となく見当が付く。

守屋元次官の行状は、弁明の余地はない。だが、防衛庁、防衛施設庁は、政治家利権の温床でもあった。そういう職場風土で、事務次官にまで登り詰めるのは、えてしてこのタイプの男なのだ。出世競争の過程で、優秀で清廉潔白な官僚がいたとしても、なかなかトップまでは辿り着けないのだ。

 

 


お笑い・みのもんた

2007年10月20日 14時38分16秒 | マスメディア
昼夜を分かたず稼ぎ続ける「みのもんた」氏は、いよいよヤキが回ったようだ。
今朝の番組では、二日酔いのような表情で、「随意契約」に関する会計監査院の報告にいちゃもんをつけていた。いつものワンパターンだが、今日は土曜日。全国の国家・地方公務員の皆様も見ているというのに、あたかも公務員が犯罪者のごとく言い放つのは、ご自身の人気にとってもいかがなものか?

「みのもんた」を観察すると分かるが、実にいい加減なことしか言わない。新聞のニュースを「みのもんた」にも分かるように拡大し、ところどころにテープをつけてそれを剥がすだけ。まるで、祭りの見世物小屋の客引きのようだ。

こんなバカ司会者をとことん持ち上げるTBSの態度には、またまたうんざりする。亀田親子、筑紫哲也、みのもんた、もう少しまともな連中がいるだろうが…。