澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ホイアン~世界が恋した熱帯の港町

2007年10月28日 23時04分40秒 | 歴史
昨日、NHK・TVで放送された「探検ロマン世界遺産~世界が恋した熱帯の港町ホイアン」は素晴らしかった。

歴史的に日本と深い繋がりをもつ港町だが、「名古屋コーチン」というニワトリの名前がホイアンに由来することは初めて知った。「コーチン」とはホイアンのことだったのだ。また、現地の名物麺料理「カオラウ」は、日本商人が当地に持ち込んだ「うどん」に由来するそうだ。さらに、現在のベトナム通貨「ドン Dong」は、日本の「銅」貨から来た呼び名なのだ。

ベトナム戦争によって、ホイアンの伝統文化は大きく破壊された。絹織物の伝統が途絶えてしまったり、住民同士が政治的対立によって引き裂かれたりした。
「ベトナム戦争当時のことを教えて下さい」と老人に尋ねても「言葉では言い表せない」と応えていた。心の傷は、今なお癒えていないのだ。

今年の7月、2日間だけ現地に行った私は、今回の番組を見て、さらにホイアンに魅せられた一人となった。
 
                  (写真は、ホイアンの旧家の内部)