澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

舛添要一のパフォーマンス

2007年10月05日 09時46分41秒 | Weblog
舛添厚労相が国民年金保険料着服問題で吠えている。「悪人は牢屋に送ってやる」「市町村は社会保険庁より悪質だ」「小人の戯れ言など構っているヒマはない」「バカ市長と言わないで、小人と言ったのだ。教養の問題だ」などを連発。舛添の面目躍如といったところだ。

彼の傲岸不遜なエリート意識はよく知られているので、「またか」という感じがする。だが、今回の発言は厚生労働相としての発言なのだ。簡単に看過する訳にもいかない。

着服事件のあった市町村の中では、すでに刑事告訴しないと決めたところもある。これに対し、舛添は「社会保険庁長官に告訴させる」として、メディアの前で最大限のパフォーマンスをしてみせた。

だが、市町村を管轄する総務省(旧自治省)サイドからは、「市町村の決定は、それなりに尊重すべきだ」という見解も示されている。それはそうだろう、問題は多々あるにしても、市町村が一度決めた処分を簡単に覆すのは、地方自治の原則と一事不再議の原則に反するのだ。

舛添が念願の大臣になってやったことは、メディアを使っての「ポピュリズム」の極致だ。こんな輩が、もし総理大臣にでもなったら、どんなに危険なことか…。
でも、その前に、女性問題か舌禍で失脚するでしょうけれど。