澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ヒルマン監督のリーダーシップ

2007年10月19日 15時57分51秒 | Weblog
昨日の日本ハム×ロッテ最終戦は、実に素晴らしい試合だった。

ダルビッシュが7回初めまで好投したのだが、ヒルマン監督はランナーが二人出た時点で、容赦なく彼を交代させた。ダルビッシュはとても不満そうだった。
だが、リリーフがその回を抑えた後、ヒルマン監督は彼のもとに歩み寄り、両手で彼の手を握って、「ごくろうさま」と言ったのだ。(多分、聞こえなかったけれど…。)
この光景は、外国人監督でなければできないことだと思った。日本人の監督だとどうしても、選手を駒のように扱うか、どこかなれ合いで温情主義的に対応するかのどちらかだろう。前者は野村監督、後者は誰?だろうか…。

いずれにしても、ヒルマン監督のような自然な仕草で手を握ることは出来ないだろう。日ハムは素晴らしい監督を手放すことになりそうだ。
外国人監督というのは、日本的なしがらみがないだけに、それがプラスに働けばこの2年間の日ハムのように、潜在的能力をフルに開花させることができるのだろう。新庄と小笠原が抜けた穴は、ヒルマン監督のリーダーシップによって、完全に埋め合わせることができたのだ。


亀田親子の謝罪会見とTBSの豹変

2007年10月17日 20時18分08秒 | Weblog
亀田親子が謝罪会見を行い、NHKの夜のニュースでも放送された。ふてぶてしく謝罪する父親、うつむいて無言の大毅の姿など、見ても全くの無駄という感じだった。

TBSのニュースもこの会見を放送した。が、その内容は微妙に違っていた。会社の方針として、亀田親子を「英雄」に祭り上げ商売にしてきたのに、今や「見捨てた」という扱いなのだ。

こんな光景はいつか見たような…と思ったら、「オウム事件」と全く同じではないか。坂本弁護士親子が殺害されるきっかけとなったのは、TBSがオウム側に坂本弁護士の情報を提供したことにあった。このとき筑紫哲也は「TBSは一度死んだ」と謝罪したが、その教訓が活かされているとは到底思えない。

TBSが本当に反省しているのならば、亀田親子の宣伝番組としか思えない番組を作ったプロデューサーを処分すべきだと思うのだがどうだろうか?
先般、秋田県庁では、たった1文字のワープロの変換ミスで、ひとりの公務員が人生を棒に振るような処分を受けた。「また公務員が…」などといつも報道しているTBSが亀田親子の不祥事に関して社員を処分しないのは、全くもって納得できないのだ。

マスコミは今や日本で一番「おいしい」職業だ。誰からも批判されることがなく、全知全能の神のように他者を批判できる、唯一の職業なのだ。


亀田親子問題と「筑紫哲也News23」にみるTBSの卑劣さ

2007年10月16日 12時25分16秒 | Weblog
JBC(日本ボクシング・コミッション)が亀田大毅親子に対する処分を発表した。この内容については、すでに知れ渡っているので触れないが、亀田親子を持ち上げ続けたTBSの放送姿勢については、強い憤りを感じる。
JBCの処分を前にして、TBSの亀田親子に対する報道姿勢は180度変わった。風見鶏で有名な福澤朗フリー・アナウンサーは、昨日来「ピンポン」の中で亀田批判を開始した。TBS上層部の意向を受けて、がらっと態度を変えたわけだ。節操も何もない、実にイヤらしい男だ。

実はTBSには、亀田親子のことなどより、さらに重大な”疑惑”がある。
昨晩、「筑紫哲也News23」では、通常のニュースをカットして「地球破壊」というシリーズを放送した。地球温暖化と中国の経済発展で、地球環境が崩壊の危機に瀕しているといういつもの話だ。筑紫哲也氏については、地球環境のことなど心配せずに、もう番組を降板して、ご自分の心配をしなさいと進言したいのだが、また画面に登場して”ご託宣”を述べておられた。
筑紫不在のときでも、「溶解するグリーンランド」という特集を組み、氷河が崩壊する映像をおどろおどろしく放送していた。

「地球環境」「地球温暖化」を持ち出せば、誰も表だって反対できない。それをいいことに、センセーショナルな映像をつなぎ合わせて、人々の不安を煽るというのは、まともなマスコミのやることなのかと問いたい。TBSには「オウム問題」という触れられたくない過去がある。まさかと思うが、「地球環境」なら誰からもクレームを付けられないと考えているのでは…。

「筑紫哲也News23」は、他の局と比べて、極めて異様な報道姿勢をとり続けている。「宗教的」とさえ思える「環境問題」へのこだわり、「市民運動」への過度な思い入れ、そして国家を敵対視する「反日的姿勢」が顕著なのだ。

このような報道姿勢は、筑紫哲也ひとりでできるものではない。巷間言われているように、金平某の意向なのか、それともさらに上層部の考えなのか知りたいところだ。


沖縄の原風景~フク木並木

2007年10月16日 09時37分01秒 | 社会
水族館も素晴らしかったが、印象に残ったのは「備瀬 フク木並木通り」。海岸沿いの防風林として植えられた「フク木」並木が昔のままに残されて、何故か郷愁を誘う。昼なお暗い並木道を歩いていくと、突然、海岸に出る。珊瑚礁の美しさが際立つ。
ちょっと前までは、至る所で見られた風景だったが、リゾート開発のためすっかり姿を消してしまった。懐かしい原風景という印象だった。




那覇祭り

2007年10月15日 09時07分30秒 | Weblog
昨日、台風のため延期になっていた「第37回那覇祭り」に行った。
国際通りは観光客でいっぱい。私たちが見たのは「旗頭行列」だった。「凱歌」などと書かれた、高さ5~6mの大旗を中心に行列が続き、所々で爆竹が鳴らされ、旗が高く掲げられる。ドラの音も雄々しい。

昨日は快晴で気温は約30度。日差しもまだ強い。

夜は、南大東島の名物という「大東すし」を出す店に寄った。「さわら」の寿司に甘いタレをかけたのが「大東すし」で、さっぱりとした味わいが気に入った。寿司てんぷらというメニューもあり、これは何と「大東すし」を天ぷらにしたものだった。意外というか、これがとてもおいしかった。

サンセット・ビーチの夕日も素晴らしく、久しぶりに沖縄本島を楽しんだ。

あわや男の”乳ガン”か?~アルダクトンの副作用

2007年10月11日 13時25分49秒 | Weblog
「アルダクトン」という薬、服用している方も多いと思います。
心筋梗塞の予防等に使われる利尿剤ですが、血圧を下げる効果もあるため、高血圧患者にも使われています。

私自身は軽い高血圧症のため、この2年間、近くのホームドクターに通い、アルダクトンを服用してきた。ところが最近、乳首に原因不明のしこりと痛みが生じ、外科医院にかけこんだ。誤解のないように言うと、私は女性ではなく、正真正銘の男子なのです…。
外科医では、血液等の検査を行ったものの、結果は「異常なし」で、痛み止めの錠剤をもらっただけでした。

ところが先日、知り合いの病院勤務の人と話していたら、アルダクトンの服用者の何割かは、男性でも乳首が膨らみ痛みが生じる副作用が起きるとのことを知った。
そこで、別の内科医院にホームドクターを変えたところ、その医師は、アルダクトンの副作用について熟知していて、先のホームドクターが長い間アルダクトンを処方していたことについて、首をかしげていた。

平凡な日常に突然降りかかるガンの恐怖を前に、医師の選び方などいろいろ考えさせられました。


舛添要一のパフォーマンス

2007年10月05日 09時46分41秒 | Weblog
舛添厚労相が国民年金保険料着服問題で吠えている。「悪人は牢屋に送ってやる」「市町村は社会保険庁より悪質だ」「小人の戯れ言など構っているヒマはない」「バカ市長と言わないで、小人と言ったのだ。教養の問題だ」などを連発。舛添の面目躍如といったところだ。

彼の傲岸不遜なエリート意識はよく知られているので、「またか」という感じがする。だが、今回の発言は厚生労働相としての発言なのだ。簡単に看過する訳にもいかない。

着服事件のあった市町村の中では、すでに刑事告訴しないと決めたところもある。これに対し、舛添は「社会保険庁長官に告訴させる」として、メディアの前で最大限のパフォーマンスをしてみせた。

だが、市町村を管轄する総務省(旧自治省)サイドからは、「市町村の決定は、それなりに尊重すべきだ」という見解も示されている。それはそうだろう、問題は多々あるにしても、市町村が一度決めた処分を簡単に覆すのは、地方自治の原則と一事不再議の原則に反するのだ。

舛添が念願の大臣になってやったことは、メディアを使っての「ポピュリズム」の極致だ。こんな輩が、もし総理大臣にでもなったら、どんなに危険なことか…。
でも、その前に、女性問題か舌禍で失脚するでしょうけれど。

福澤朗は何様か? あきれたワイドショーの実態

2007年10月04日 12時26分23秒 | マスメディア
TBS系列「ピンポン」の福澤朗の司会ぶりはあまりにひどい。
多分、放送時間帯を考えて、主婦層に迎合しているのだろうが、あまりにミエミエで白々しい。サラリーマンがこの番組を見たら、仰天する言動ばかりだ。

時津風部屋の事件については、親方に退職金1,500万円が支払われるという新聞記事を採り上げ、「国民は納得できない」と叫んでいた。これに対し、コメンテーターである大沢弁護士が「納得できないかも知れないが、ルールはルール。解雇処分であれば、退職金は支払われるのが相撲協会の規定であるのだから、ルールは守られなければならない。恣意的であってはならない」と福澤をたしなめた。これに腹を立てたのか、福澤は「マスコミは許さない」などと叫んでいた。

大沢弁護士は、組織に属するサラリーマンであれば常識ともいえることを言ったに過ぎない。それを「マスコミは許さない」というのであれば、福澤が「マスコミ」を社会一般より高い位置に置き、自分自身も「ジャッジ」(判事)の立場に置いていることは、明らかである。

こういう思い上がった態度が、TV画面から見えてくるのだ。主婦はだませても、おっチャンはだませないぞ、と言っておきたい。





舛添要一の放言

2007年10月03日 09時57分48秒 | 政治

舛添要一の放言が止まらない。
国民年金保険料の着服問題に関連して、次のような発言をしたと報じられた。

 「小人の戯れ言に付き合う暇ない」市長からの抗議文に舛添厚労相 (産経10/2)

舛添要一厚生労働相は2日の記者会見で、年金保険料の横領・着服問題をめぐる舛氏の「市町村は信用ならない」との発言に対し、一部の市長が抗議していることについて、「私に対して言うよりも、不正を働いたところの首長に言いなさいということだ。小人のざれ言に付き合う暇があったら、もっと大事なことをやらなければいけない」と反論した。
舛添氏は9月29日に都内で記者団に対し「銀行は信用できるが、社会保険庁は信用ならない。市町村はもっと信用ならない」などと語った。これに対し、鳥取県倉吉市の長谷川稔市長や東京都武蔵野市の邑上守正市長が、不用意な発言が年金行政全体の不信感をさらに招きかねないなどとして、厚労相に抗議していた。

 今朝のTVインタビューでは、さらに追い打ちをかけるように「バカ市長と言ってもよかったのだが、”小人”(しょうじん)という言葉にとどめたのだ。これは教養の問題だ」などと発言していた。
「バカ殿」「バカ大臣」など、舛添の暴言は数多いが、今回の発言は大臣になってからのもの。以前の発言とは重みが違うはずだ。自分は天下の秀才、周りはみんなバカというのが彼の本音だろうが、もういい加減にしたらどうなのか。
「ネズミ男」がだんだんと「天才バカボン」に見えてくるではないか。

 いくつかの週刊誌が、彼の女性問題や母親の介護を巡る親族との確執を既に報じている。ほころびは次第に大きくなっているのだ。舛添のパフォーマンスに期待する向きもあるが、彼の本性を知ったら、とてもそんな気にはなれないだろうね。 


中国鉄道大紀行

2007年10月02日 00時38分15秒 | Weblog
「中国鉄道大紀行」(NHK)は、やはり何となく見てしまう番組だ。
親の七光りを一身に浴びたような関口知宏が、意外にも回を重ねるに従って、適役と思えるようになってきた。中国語も上手になったし、淡々としているところが好感が持てる。

今夜は列車の中で女子高校生と話をしていた。全寮制の高校へ帰るところだという生徒達は、「インターネットカフェに行って、アメリカのミステリー映画を観たい。でも、禁止されているから行けない。」などと率直に話していた。関口に手作りの月餅をくれた子もいて、「なかなか渋い味だ」などと感想を話していた。きっと美味しくはなかったのだろう。でも、ごく自然な会話にはほっとするものがある。

約40年前、韓素音(ハン・スーイン)という作家が「2001年の中国」という本を書いたことを思い出した。彼女は「慕情」の作者として有名だったが、文革と毛沢東を礼賛して、その本を書いた。そこには、21世紀の中国は真の社会主義を確立し、人類の希望となるだろうと書かれていた。
その後、彼女の中国での取材が、すべて”やらせ”だったことが暴露された。彼女の取材先には、あるはずのない豊富な食料が並べられ、革命の理想を語る”当局の語り部”たちが揃えられていたというのだ。

現在の中国は、まあ普通の国になったようで、上記の高校生も当局の回し者ではないはずだ。40年前、「ユートピア」を信じた人は、いま何をしているのだろうか?