海自補給艦の給油問題の風向きが妙になってきた。
防衛省は22日午前、海自補給艦の給油量訂正問題と、航泊日誌(航海日誌)破棄問題に関する内部調査報告書をまとめ、与野党に提出した。
報告書では、給油量の誤りは2003年5月9日に、海上幕僚監部の課長レベルで気付いたが、担当部署が違ったことなどから、上司への報告や訂正措置を取らなかった、としている。
報告書によると、03年2月25日の海自補給艦「ときわ」から米補給艦「ペコス」への給油量について、翌26日に派遣部隊から海上幕僚監部防衛部運用課に「80万ガロン」と電報で連絡があった。しかし、同課でデータ入力する際、25日に同じく補給した米イージス艦「ポール・ハミルトン」への補給量「20万ガロン」と取り違えて入力した。
これは本当なのだろうか。福田首相は「ボクも疑われちゃったよ…」とはしゃいでいたそうだ。
仮に担当者の記入ミスだとしたら、その処分はどうなるのだろうか。先般、秋田県職員が「悪天候」を「悪天皇」とミス変換して、信じられない処分を受けた。その連想から言えば、これはもう間違いなく担当者の「公開銃殺」しかないと思う。
というのは冗談だが、担当者の小さなミスを大きな問題とすり替えて、本来の責任から逃げているのではないか。
全国の役所の「担当者」の皆さん、十分気を付けられよ!
自分たちの管理監督責任はほおかむりして、突然、あなたの知事や市長が貴方のミスを糾弾し始めるかもしれませんぞ。