昨日(9月4日)、大阪では「大阪880万人訓練」が行われた。大阪府・大阪市が共催した大震災発生時の避難訓練で、携帯電話を駆使した情報連絡が注目された。
Mixiの書き込みを見ると、こんなつぶやきに多数の「いいね!」が付けられていた。
松井、橋下コンビは、このように防災対策を進めているのに、東京は「オリンピック」「おもてなし」ばかり。大阪はエライ!
大地震で、ただでさえ国に金ないのに国立競技場ですもんね(ー ー;)
五輪開催日以前に大震災・噴火が起きれば、五輪は即中止。以後だったら、破滅国家。こんな自明なことを無視して、五輪に走る「意思決定」システムが理解できない。IOCに嵌められたとさえ思えてきますが…。
東京では多数の都民を対象とした訓練・啓発は皆無。この大阪の訓練は、ぜひ首都圏で取り入れるべき。橋下徹を見直したぞ。こういう具体的実践こそ必要なのに、「五輪でおもてなし」ばかり。アホかと思う。 (以上、Mixiより引用)
大阪都構想がとん挫したとはいえ、大阪府と市が連携して、このような大規模訓練が行われたことは、大いに評価されるべきだろう。
「東京五輪」「おもてなし」「安全安心の日本」などとキャンペーンを続ける政府、東京都は、大阪で行われたような大規模防災訓練を一度も行っていない。
そもそも、3.11が起きてなお、平然と「東京五輪」招致を続けた政治家、都庁関係者の非常識、不見識が問われるべきなのに、マスメディアは新国立競技場やエンブレムのごたごたを揶揄、非難するばかりで、問題の核心に迫ることはない。
上記のような「一般人」の声こそ、マトモな神経を持つ人の意見だと思うのだが、どうだろうか。
大阪全域で「880万人訓練」 南海トラフ想定、速やかに避難
産経新聞 9月4日(金)14時57分配信
南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が4日、大阪府内全域で行われた。府は午前11時すぎに府内にいる人の携帯電話に訓練開始を伝える緊急メールを一斉配信。4回目となった今年は、対応機種が増えたことから、昨年より約1割多い8割程度の携帯電話に通知されたと推計している。
訓練は午前11時に府内で地震が発生し、大津波警報が発令されたという想定。警報を知らせるメールが配信され、着信音が鳴ると、各地で携帯電話を確認する人の姿が見られたが、機種によってはメールを受信できないこともあった。
松井一郎知事は、同府忠岡町の町立忠岡小学校を訪れ、児童らとともに避難訓練に参加。松井知事は「足元に気を付けて」「道路状況をよく見て」などと声を掛けながら、4年生約50人と避難先の忠岡中学校に向かった。その後、生徒や地元の自主防災組織のメンバーらが体育館に避難所を開設する訓練を見学した。府の被害想定では、南海トラフ巨大地震が発生すると最大約13万4千人が死亡するとしている。